日常の風邪のウイルス対策でも、うがいをしたり、手を洗ったり、マスクをかけるなど、様々な風邪ウイルスの予防対策をします。
パソコン・スマホ・タブレットでも、日常生活での予防対策と同じように、ウイルスなどの危険から守るためには、ウイルス対策ソフト活用も含め、様々な対策が必要です。以下に、注意すべきことを纏めてみました。
(1) 危険な攻撃についてよく知る。
まずは、これが基本だと思います。何が危険かを知ることで、対策の必要性が分かります。
(2) ウイルス対策ソフトは、様々な危険を防ぐ”統合型セキュリティ対策製品”を活用する。
ウイルス対策・スパイウェア対策に加え、迷惑メール対策、パーソナル・ファイアウォール機能、フィッシング詐欺対策などの複数機能を持つ「統合型セキュリティ対策製品」が有効。
(3) 最新の危険なソフトを検出・駆除するため、ウイルス定義ファイルを常に更新する。
ウイルス対策ソフトは、ウイルス定義ファイルをもとにウイルスを検出・駆除します。そのため、新種のウイルスに対応するためには、定期的に最新の定義ファイルへ更新することが必要です。
(4) ブラウザのセキュリティ対策機能を有効に使う。
最近は、ホームページを利用した攻撃が多くなり、ブラウザも不正ソフト対策、フィッシング詐欺対策機能を持つようになりました。ぜひ、ブラウザのセキュリティ機能を活用下さい。
(5) OS・ブラウザ・メールソフト・PDFリーダ・動画ソフトなどを最新版にバージョンアップする。
ソフトのセキュリティホールを修正するプログラムは、ソフトウェアのメーカーから無償で提供されます。必ず、この修正プログラムを適用しましょう。
(6) 不信な迷惑メールは即削除が鉄則。不信メールの添付ファイルは絶対に実行せず、URLもクリックしない。
ウイルスの多くはメールの添付ファイルで送られてきます。怪しいメールの添付ファイルは絶対に実行してはいけません。また、URLを安易にクリックするとフィッシング詐欺サイトなどの危険なサイトに誘導されるので注意しましょう。
(7) SNS・ブログ・動画共有サイトのコメント欄のURL(危険サイト)を安易にクリックしない。
コメント欄のURLから危険なサイト(フィッシング詐欺サイトなど)に誘導する攻撃が増えていますので、注意が必要です。
(8) 不明なソフト・ファイルはダウンロードしない
役に立つツールを装って、実はユーザに不利益を与えるソフトがあります。「このウイルス対策ソフトを使用しないと危険です!」と、インストールを強要する場合もありますが、安易にソフト・ファイルはダウンロードしないことが必要です。
(9) 万一に備え、データのバックアップを行う。
ウイルスなどの被害に備えて、定期的にデータのバックアップを行うことが必要です。バックアップをとっておけば、ウイルスだけでなく、不慮の事故(たとえば、ハードディスクが壊れてしまうなど)にも対応できます。