「まさか自分が…そんな人ほど騙される」 パンドラ新書 西田 公昭 (著)
私は、この本を読んで、いかに自分が騙されやすいか分りました。ちなみに、この本では、騙されやすいタイプとして以下をあげていました。私の場合は、(1)、(3)、(4)に該当します、かなり危険なタイプです。
(1) 自分だけは大丈夫と思っている。
(2) 非科学的思考をしやすい。
(3) ストレスや不安定な状態に弱い。
(4) 権威に弱い
なお、迷惑メールはじめ、インターネットには、なんとか騙して危害を加えようとすることが大いにあります。上記の内容をもとに、「インターネット版の騙(だま)されない心構え」を考えてみました。
【インターネット版-騙(だま)されない為の心構え】
(1) 自分もいつかは騙されるかもしれないという危機感を持って対応する。
面白いデーが添付されたメールがきたので、興味半分でついつい添付データをクリックすると、パソコンがウイルスに感染・・・自分には、まさか、ないだろうと思っていると、このような危険に会います。
(2) 日常生活の常識を働かせて、安易に対応しない。
有名なフィッシング詐欺は、銀行やクレジット会社を名乗り、不正なホームページに誘導し、ID・パスワード他を盗もうとします。メールで顧客のパスワードや口座情報を尋ねることはありません。このようなメールは無視することが大事です。
(3) 迷惑メールは”無視し、何もせず、そのまま削除する”
迷惑メールは、簡単に言えば、”一方的に送られてくる、いやなメール”です。
迷惑メールには、出会い系への誘導メール、架空請求メール、フィッシング詐欺メール、ウイルスが添付されたメール、ウイルスサイトへの誘導メール、内職(ビジネス)紹介メール、医薬品などの販売メールなどなど・・・・たくさんあります。
この迷惑メール、実は、ウイルス、スパイウェア、フィッシング詐欺、振り込み詐欺などの危険が満載の”悪の温床”です。十分注意しなければなりません。
・迷惑メールの基本は、 ”無視し、何もせず、そのまま削除する” こと
・迷惑メールに返信するのは絶対にダメ(メールアドレスがばれます)
・迷惑メールの添付ファイルを実行するのは絶対にダメ(ウイルスに感染します)
・迷惑メールのURLをクリックするのは絶対にダメ(不正なサイトに誘導されます)
(4) 脅しに驚かず冷静に判断して対応する。
「あなたのパソコンがウイルスに感染している恐れがありますので、添付のウイルス駆除ソフトで対策して下さい」という脅迫メールがきたり、ホームページで表示されたりします。これに騙されて指示されたウイルス駆除ソフトを実行すると・・・パソコンがウイルスに感染しますので注意ください。
(5) 情報発信元は誤魔化すことが可能なので、情報発信元を安易に信用しない。
差出人を偽るメールがあります、これは"差出人詐称ウイルスメール"(詐称(さしょう))と言われます。差出人を変更し、差出人を偽って、送られて来るウイルス付きメールのことです。このように情報発信元も誤魔化すことが可能ですので、メールの文面を良く見ることが必要です。
(6) "甘い話"には決して乗らない。
「××分の作業で 月収 ×××万♪♪」
「おめでとうございます!!お客様は今回の懸賞応募で当選しました!!」
「ご苦労さまです♪ 私のこと知ってますか?」
というような甘い迷惑メール、うっかりこれらのメールを送信すると、メールアドレスが本物と分かり、多くの迷惑メールの餌食(えじき)になります。
(7) 様々な危険性の情報を常に入手し、騙しのテクニックを事前に知っておく。
騙しのテクニックは年々高度になっており、騙される危険性が増しています。普段から、このような情報に注意し、どのような騙しのテクニックがあるのか知っておきましょう。