スマートフォンも、パソコンと同じようにインターネットを利用するので危険があるので、ウイルス対策ソフトは必須ですね。
インターネットの攻撃も、ホームページ、USBメモリ、DVD、携帯機器など多岐に渡り、Facebook、TwitterやSNSなどの各種サービスを利用したウイルス攻撃も増えてきました。本当に安心はできません。
”ウイルス対策は保険と同じ”
インターネットからの危険を避け安全を買うために、ぜひとも、ウイルスなどのインターネットの危険性には関心を持ち、対策ソフトを活用下さい。
”自分は大丈夫! 気をつけているので平気”
”これまでウイルスやスパイウェアを経験したことが無い”
”対策ソフトを入れるとパソコンが遅くなるから使わないよ!
と言って、無防備にしていると、いつか危険な目に会う可能性が高まっています。
”ウイルス対策ソフトから(総合型)セキュリティソフトへの進化”
なお、対策ソフトは、これまではウイルス・スパイウェア対策中心でしたが、今はこれらに加え、フィッシング詐欺などの機能を持つ、「(総合型)セキュリティソフト」に移行しています。
昔から使われ有名なセキュリティソフト、「ノートン(Norton)」、「ウイルスバスター」、「マカフィー(McAfee)」も、「(総合型)セキュリティソフト」に移行しています。今回は、パソコン版の”セキュリティソフト”の選び方と付き合い方を紹介します。
■
■ セキュリティソフトとの付き合い方
■
(1) 使うセキュリティソフトは、機能を事前に確認。
自分が使っている対策ソフト、または、これから購入しようとする対策ソフトが、十分な機能を持っているか、事前に確認しましょう。
(2) 新しいセキュリティソフトを使う場合は、無料体験版で確認。
セキュリティソフトはブラウザ、メールと相性が合わない場合があります。新しいセキュリティソフトは、無料体験版で、まずは自分のパソコンの環境に合っているか確認してから、正規版を購入しましょう。
(3) 一つのパソコンに2つ以上のセキュリティソフトは不可。
2つ以上のセキュリティソフトを使用すると、パソコンが不具合を起こす可能性があります。新しいセキュリティソフトをインストールする時は、使っているセキュリティソフトをアンインストールして下さい。
(4) 「ウイルス定義ファイル(ウイルスパターンファイル)」を定期的に更新。
定義ファイルにはウイルス・スパイウェアのパターンを持っていますので、もし、更新しないと、新しい危険を検出できないので必ず更新しましょう。
(5) プリインストールのセキュリティソフトは体験版で期間限定。
試用期限が切れると、新しく出現する危険を検出できません。期間が過ぎる前にライセンスを購入するか、新しいセキュリティソフトに変更しましょう。
(6) セキュリティソフトを使うとパソコンの動作が遅くなっても多少は我慢。
極端に遅くなる場合は問題ですが、多少は”安全のためには必要なもの”と考え、我慢しましょう。但し、我慢の限度を超えた場合は、他のソフトを検討しましょう。
(7) セキュリティソフトの変更時は余裕を持って。
セキュリティソフトを変更することは意外に時間がかかりますので、余裕のあるときに実施しましょう。
■
■ ウイルス対策ソフトから(総合型)セキュリティソフトへの進化
■
ウイルス対策・スパイウェア対策に加え、今は、様々な攻撃に対抗するため、迷惑メール対策、フィッシング詐欺対策などが必要になりました。更に、外部からの不正侵入対策(パーソナルファイアウォール)も必要です。
そのため、対策ソフトは
「ウイルス・スパイウェア対策ソフト」→ 「(統合型)セキュリティソフト」
へと進化してきています。以降、「セキュリティソフト」という言葉で説明します。
では、セキュリティソフトが持つべき機能とは何でしょうか? 基本的には、以下になると思います。
■セキュリティソフトが持つべき基本機能
機能1: ウイルス/スパイウェア対策
機能2: フィッシング詐欺対策(詐欺サイト対策)
機能3: 迷惑メール対策
機能4: パーソナル・ファイアウォール機能(不正侵入対策)
機能5: Webアクセス保護(サイトの安全性チェック)
機能1: ウイルス/スパイウェア対策
もうこれは基本中の基本、ウイルス(パソコンに異常を起こす)、スパイウェア(情報を盗み出す)、ルートキット(システムの奥深くにウイルスを隠す)、などの様々な不正ソフトを検出・駆除する機能です。
機能2: フィッシング詐欺対策(詐欺サイト対策)
偽の金融機関やショッピングサイトなどの「詐欺サイト」に誘い出し、クレジットカード番号などの重要な個人情報を盗み出す詐欺の対策
機能3: 迷惑(スパム)メール対策
迷惑メールは、スパムメール(SPAM mail)とも呼ばれ、”勝手に送られてくる不正メール”。この迷惑メールには、ウイルス、スパイウェア、フィッシング詐欺、振り込み詐欺などの危険が含まれており、この対策は重要です。
機能4: 不正侵入対策(パーソナル・ファイアウォール機能)
インターネットなどの外部のコンピュータとのデータのやり取りを常に監視し、外部のコンピュータからの不正なアクセスを未然に防ぐ機能。
機能5: Webサイトの安全性チェック
Webサイトの安全性をチェックし、危険なWebサイトをブロックする機能。Webアクセス時に表示される内容やダウンロードされるファイルを検査します。
■
■ セキュリティソフトの選び方
■
(1) 機能 (2) 危険の検知・駆除能力 (3) 使い勝手 で、総合的に自分のパソコン環境にあったものを選ぶと良いと思います。
無料のフリーソフトには、ウイルス・スパイウェア対策中心で、パーソナルファイアウォールなどの機能も無く、初心者には敷居が高いので、利用する場合は注意が必要です。
無料のフリーソフトも長年使っていましたが、有料の市販ソフトが機能面で優れ、安心感があります。
また、価格が安いことを宣伝しているものもありますが、ウイルス検出能力などが劣っていては、使うメリットが薄れるので、値段だけで判断せず、慎重に選んだほうが良いですね。
■セキュリティソフトの選び方のポイント
(1) 基本機能を持っているか?
・ウイルス/スパイウェア対策
・フィッシング詐欺対策(詐欺サイト対策)
・迷惑(スパム)メール対策
・不正侵入対策(パーソナル・ファイアウォール機能)
・Webの安全性チェック
(2) 不正ソフトの検知・駆除能力はあるか?
下記の”セキュリティソフトを比較しているサイト”で確認下さい。
(3) 自分のパソコン環境(ブラウザ、メール等)と相性が良いか?
無料の体験版を使い、事前に確認下さい。
(4) 使い勝手は良いか?
これも無料の体験版を使い、事前に確認下さい。
なお、今、自分が使っている 「対策ソフトが機能的に大丈夫なのか?」 も考えてみることも必要かもしれません。以下のサイトは参考になります。
ウイルス対策ソフト/セキュリティソフトの比較 - the比較
http://thehikaku.net/security/
セキュリティソフトのランキング セキュリティソフト比較サイト
http://securitysoft.asia/rank/index.php
≪補足≫ ヒューリスティック機能
対策ソフトの中に、ヒューリスティック機能を備えているものがあります。“ ヒューリスティック ”とは、経験から予測することで、「これまでの経験から、おそらくウイルスだろう」と予測し、未知のウイルスを検出する機能のことを指します。
ウイルス検出ソフトは、「定義ファイル」に基づいてウイルスなどを検出しますが、新種の未知のウイルスなど全てのウイルスに対応していくことができません。そこで作られたのが、この”ヒューリスティック機能”です。
この機能により、未知のウイルスも、事前に防げるようになります(もちろん、100%完全ではありませんが)。