2017年1月11日水曜日

無料で使える画像やイラストの探し方とは ~ブログ・ホームページ・Officeソフトで活用

ブログ、ホームページ、そしてOfficeソフトなどで使える画像やイラストを見つけるのは、本当に苦労します。

無料の画像を紹介しているサイトをみても画像が少なく、また、画像検索しても、無料で使えるのか分かりません(単純に検索しても有料なものが多いです)。

そこで、今回は、これまで私がやってきて便利だと思った、無料画像・イラストの紹介サイト、Google検索を使った無料画像の探し方を紹介します。


なお、無料で使える画像やイラストの、ライセンス表示には、

 ①”パブリックドメイン”  または、
 ②”CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”

の表示のうち、どちらかが表示されています。必ず、ライセンスに、以下の表示があるかどうか確認ください。


■ 覚えておきたい用語 ”パブリックドメイン”と”CC0”


無料で使える画像やイラストのライセンス表示には、”パブリックドメイン”か、または、”CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”の表示が必ずあります。

これらの表示がある画像については著作権が放棄されているので、誰でも自由に使えます。

逆に、この表示が無いと、無料で使えないか、使う時に何らかの条件が付きますので、注意ください。



”パブリックドメイン”とは、社会全体の公共財産の意です。著作者や発明者などが著作権などの一切の権利を放棄し、一般公衆に属する状態にあることを言います。

”パブリックドメイン”の状態になった画像などの著作物については、知的財産権を誰も持っていないため、誰でも自由に利用することができます。

”CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)”とは、コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にするものです。

”CC0”によって、他の人たちは、著作権による制限を受けないで、自由に、作品に機能を追加し、拡張し、再利用することができるようになります。

 CC0について ― “いかなる権利も保有しない”
  « Science Commons – サイエンス・コモンズ翻訳プロジェクト
 http://sciencecommons.jp/cc0/about




■ 無料画像・イラストが豊富なサイト これだけで十分!!


インターネットには、様々な無料サイトがありますが、以下のサイトだけで十分です。
 

■イラストAC - 無料イラスト

http://www.ac-illust.com/


*ダウンロードするには無料ユーザ登録が必要です。

営利目的で作成される商業印刷物やホームページにも、無料のまま自由に利用できます。加工(切り抜きや色変更)も自由に行えます(これが嬉しいですね)。

無料のダウンロード会員新規登録を行い、ログインすることでダウンロード可能になります。


■写真AC - 無料の写真

http://www.photo-ac.com/


*ダウンロードするには無料ユーザ登録が必要です。

イラストACと、ほぼ同じ操作でダウンロードできます。

商用利用もOKなので、チラシやポスター、WEBサイトなどの広告、ポストカードや年賀状などにも利用できます。クレジット表記や許可も必要ありません。


■Pixabay - 無料の写真

https://pixabay.com/


Pixabayにアップされている全ての画像と動画は、Creative Commons CC0にて無償配布されています。これらファイルのダウンロード、改変、配布、および使用に関しては、商用利用に際してもロイヤリティーフリーであり。 著作権の帰属先の表示は不要です。

*ユーザ登録無しでダウンロードできますが、無料ユーザ登録すると、キャプチャ画像入力が不要になり、簡単にダウンロードできます。

参考情報:
 無料で使えるCC0、パブリックドメインの画像サイト「pixabay」
 https://www.pc-weblog.com/pixabay/



特に、最初に紹介した「イラストAC - 無料イラスト」は、このサイトだけで、私の場合、基本的にOfficeソフト(PowerPointなど)、ホームページ、ブログで必要な画像は、ほとんど揃いました。



■ 「イラストAC - 無料イラスト」の使い方


「写真AC - 無料の写真」の使い方もほぼ同じです。無料会員登録し、ログイン後した後からの使い方を以下に説明します。

①テキストフィールドに欲しい画像のキーワード(例:ノートパソコン)を入力

②検索ボタンをクリック

③入力したキーワードに合った画像(イラスト)が多数!表示。

④欲しい画像をクリック

⑤該当する画像のミニページが表示

⑥画像形式(JPEG、PNGなど)を選択

⑦「ダウンロード」をクリック

⑧選択した画像形式のボタンをクリックでダウンロード実施

(注)ダウンロードを簡単にするために、時々、アンケートの入力を求められますが、簡単なアンケートで、答えても特に問題が無い内容です。







■ 「Pixabay - 無料の写真」の使い方


①テキストフィールドに欲しい画像のキーワード(例:ノートパソコン)を入力

②「すべての画像」の▼をクリック

③「メディアタイプ」を選択

④検索ボタンをクリック

⑤画像一覧が表示、使用したい写真または画像をクリック

*背景色が灰色になっている部分は、スポンサー画像で有料。無償と表示された箇所の画像を選択する

⑥該当する画像のページが表示。
このとき、ライセンス表示「CC0 Public Domain」を確認。この表示が無ければ無料で使えない。

⑦「無料ダウンロード」をクリック

⑧サイズを指定して、ダウンロードをクリック

⑨キャプチャ画像に表示される数字を入力して、「ダウンロード」ボタンをクリックでダウンロード実施。

(注)「pixabey」に登録して会員になると、このキャプチャ画像入力が不要になります。





■ Google画像検索を使った無料画像の探し方

Google画像検索を利用すると、簡単に希望の画像を見つけることができます。しかし、単純に画像検索をすると有料の画像が多く、それを使うと、著作権侵害になる可能性があるので、注意が必要です。

なお、Google画像検索には、ライセンスの条件を指定でき、これを利用すると、容易にフリー画像を見つけることができます。

Google画像検索で見つけた画像を、簡単に資料作成に使う方法を紹介した本もありますが、これはダメですね。これは著作権侵害になる可能性が大です。






自由に使える画像を探す方法は以下です。まずは、方法1で次に方法2で実施すると良いです。
 
方法1 画像検索で“パブリックドメイン”を検索語に加え探す

  *パブリックドメインとは「自由に使ってもよい著作物」。

画像検索で、例えば、「パブリックドメイン  コンピューター」として検索。検索後、画像をクリックしていき、画像のライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認。


方法2 画像検索でライセンス条件を指定して探す

Google画像検索の「ツール」をクリック、次に「ライセンス」をクリックして、ライセンス条件を指定します。検索後、画像をクリックしていき、画像のライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認下さい。 


■方法1 「画像検索で“パブリックドメイン”を検索語に加え探す」

①Google画像検索で、“パブリックドメイン”を検索語の中に入れて検索。

例えば、「パブリックドメイン クリップアート コンピュータ」として検索。

②画像をクリックしていき、ライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認。


*パブリックドメイン(Public Domain)とは、著作権などの知的財産権のない状態のもの。

*CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ):権利が放棄された著作物

(注)CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)は、著作者が能動的に権利を放棄したよという著作物です。ちなみに、パブリックドメイン作品とは、著作権の保護期間を過ぎ権利が消滅した著作物(写真や映画など)です。

 



■方法2 「画像検索でライセンス条件を指定して探す」

①「ツール」をクリック

②「ライセンス」をクリックして、ライセンス条件を指定

《ライセンスの条件》

*「検索ツール」を使わない通常の検索は”L1”になっており、ライセンスが不明なため、利用できません。

・仕事の業務などで利用する場合は、「改変後の利用が認められる L2」
 

・個人のブログなどで利用するは、 「改変後の利用が認められる L4」

が良いですね。

 L1:ライセンスでフィルタリングしない
 

 L2:改変後の再使用が許可された画像
          (非営利目的・商用目的でもOK)
 

 L3:再使用が許可された画像
          (非営利目的・商用目的でもOK)
 

 L4:改変後の非営利目的での再使用が許可された画像
          (非営利目的はOK、商用目的はNG)
 

 L5:非営利目的での再使用が許可された画像
         (非営利目的はOK、商用目的はNG)

(注)クリップアートのみを指定する場合

「種類」をクリックし、「クリップアート」を指定するとクリップアートが検索できます。

③使いたい画像をクリック

④大きく表示された画像を何度かクリック

⑤ライセンスを確認

ライセンスが“パブリックドメイン”、または“CC0”を確認。