2014年7月5日土曜日

Flash Playerの偽の更新通知!! 間違って更新通知をクリックするとマルウェアに感染

「ニコニコ動画」など一部のWebサイトで、Adobe Flash Playerの更新のメッセージが表示され、これをクリックしたユーザーがマルウェア(ウイルス)に感染する事態が起きています。

「Flash Playerのアップデート」を要求する画面が出ても、慌てて実行してはいけません!! 騙される可能性があります。 以下に、Flash Playerを最新版にする方法を紹介しますので、正しい手順で、自ら最新版にしてください。

海外では2000年代後半に登場した古いタイプの攻撃ですが、日本で拡大する事態も想定されています。


  偽の更新通知でマルウェア感染――古典的攻撃でもだまされる危険性
   - ITmedia エンタープライズ 2014年06月20日
  http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1406/20/news104.html



実は、この手の攻撃は、FacebookなどのSNSでも、2008年にも報告されています。

偽の動画リンクを表示し、ユーザーが動画を見ようとすると「Flash Playerのアップデートが必要だ」と表示し、これに従ってファイルを実行してしまうと、ユーザーのマシンがマルウェア(ウイルス)に感染する事件です。

  2大SNSを標的に:FacebookとMySpaceで感染するワーム出現
   - ITmedia エンタープライズ 2008年08月04日
  http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0808/04/news013.html




■ Flash Playerを最新版にする方法



Flash Playerは、ブラウザ毎にソフトが異なります。 次の方法で、使っている全ブラウザで最新バージョンかどうか確認して、最新バージョンでなければ、最新版に更新してください。

(1) ブラウザ毎に利用しているAdobe Flash Playerが最新版かどうか確認

  Adobe Flash Player バージョン確認
  http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/

(2) 最新版でなければ、以下のサイトで最新版に更新

  なお、インストール時に、追加ソフトも一緒にインストールされる設定になっています。
  普通は追加ソフトは不要なので、追加ソフトのチェックをはずしてください。

  Adobe Flash Playerのインストール
  http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
  
  
  (注)追加ソフトは、2014.7.5現在、以下になっています。通常は不要です。
     ・Firefoxの場合、「McAfee Security Scan Plus ユーティリティ」
     ・IE11の場合、  「Google Chrome」、「Google ツールバー」


≪補足1≫Google Chromeの場合

Google Chromeは、Flash Playerがブラウザに組み込まれており、新バージョンのFlash Player がリリースされると、Google Chrome は自動的にアップデートされるので、Google Chromeを最新版にしていれば、上記方法での更新は不要です。


≪補足2≫詳細情報

Flash Playerを最新版にする詳しい方法は以下を参照下さい。

  Flash Player レスキュー! - ブラウザの種類を確認
  http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/235695.html

   Internet Explorer の場合
   http://go.adobe.com/kb/ts_235703_ja-jp

   Internet Explorer 以外のブラウザの場合
   http://go.adobe.com/kb/ts_235971_ja-jp