2017年10月21日土曜日

Windows10のバージョン確認方法を紹介 旧バージョンはサポート終了も

Windows10、何故かバージョンアップの情報が多いと感じていましたが、実は、従来のWindows OSと異なり、Windows10は半年から1年程度という短い間隔で、大きなバージョンアップが実施されています。

Windows 10 より前は、Microsoft は数年ごとに新しいバージョンの Windows を発表していましたが、これでは大幅な機能変更になり、操作習得もユーザーの負担になると考え、短い間隔でのバージョンアップになっているようです。

なお、何もしなくても、利用可能な最新のバージョンが、自動的にダウンロードされて、インストールされる様になっていますが、使用しているパソコンの「Windows 10」のバージョン及びビルド番号をしっかりと確認する必要があります。 

今回は、使っているWindows10のバージョンとビルド番号を確認する方法、アップグレードの確認と実行を紹介します。

ちなみに、2015年11月公開の「バージョン1511 November Update」は今年2017年10月10日でサポート終了です(セキュリティパッチの配信は10月10日で終了)。

Windows10のバージョン1511以前のバージョンを利用している方は、早急に最新バージョンに更新する必要があります。

なお、覚えておきたい点は

 ”Windows10の各バージョンのサポートが18カ月で終了するという点です。”

Windows10の最新版は、10月17日公開の「バージョン1709 Fall Creators Update」です。これまでのバージョンと同じように、段階的に自動更新されます。

なお、自動ダウンロードを待たずに、「設定」の[更新プログラムのチェック]を活用し、手動での更新も可能です。その方法を以下のブログで紹介しています。

ただし、通常は自動更新まで待った方が良いです。この手動更新は、例外的な対応です(上級ユーザー向けともなっています)。

 Windows10「Fall Creators Update」を手動インストールしてみた
 http://lifesecurityup.blogspot.jp/2017/10/windows10fall-creators-updatewindows10.html



■ Windows10の各バージョンのサポート終了日


 バージョン         公開日     サポート終了日

 1507 最初のバージョン   2015年7月29日    2017年5月

 1511 November Update    2015年11月12日   2017年10月

 1607 Anniversary Update  2016年8月2日    2018年3月

 1703 Creators Update    2017年4月12日    2018年9月

 1709 Fall Creators Update 2017年10月17日

しかしながら、Windowsはアプリとは異なり、OS(基本ソフト)なので、こんなに短期間にバージョンアップされるのは疑問。セキュリティソフトなどの他のソフトへの影響、デバイスドライバーへの影響も考えられる。

バージョンアップで機能が豊富になっても、パソコン全体の速度や、Officeの動作が遅くなるのは困ります。機能アップより、速度改善、安全性向上、使い勝手向上ですね。

(注)私は、10月17日公開の”Fall Creators Update”を20日に手動でバージョンアップしましたが、ファイルの関連付けがリセットされ、パソコン立ち上げ時のPIN番号の入力も2回入力しないといけないようになりました。


《補足》バージョンとビルドとは

「バージョン」は、ソフトの大きな変更があった時の区別を示す番号

「ビルド」は、不具合などの細かい変更も含め、とにかくソフトを修正した際に付けられる番号

という感じですね。Windowsのことを考えると、ソフトを修正する毎にビルド番号が更新され、大きな変更になったタイミングで、バージョン番号が更新されます。

 November Updateの場合・・・バージョン:1511、OSビルド:10586
 Anniversary Updateの場合・・バージョン:1607、OSビルド:14393
 Creators Updateの場合・・・バージョン:1703、OSビルド:15063
 Fall Creators Updateの場合・・バージョン:1709、OSビルド:16299



■ 使っているWindows10のバージョンとビルド番号を確認する方法


以下の情報を参考に紹介します。

 dynabook.com | サポート情報 | Windowsのバージョンとビルド番号を確認する方法<Windows 10> 【動画手順付き】
 https://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata2/017041.htm


1.タスクバーの[スタート]ボタンをクリック。

2.[スタート]メニューが表示されます。[設定]をクリック。

3.「設定」画面が表示されます。[システム]をクリック。

4.「システム」の「ディスプレイ」画面が表示されます。[バージョン情報]をクリック。

5.「バージョン情報」画面が表示されます。“バージョン”、“OSビルド”を確認。

6.確認が終わったら、右上の[×]ボタンをクリックして閉じます。


《補足》winverコマンドを使用して確認する方法

winverコマンドを使用してWindows 10のバージョンとビルド番号を確認することもできます。

1.タスクバーの[スタート]ボタン右側に表示されている検索ボックスをクリック。

2.キーボードから「winver」と入力。

3.検索結果の[winver コマンドの実行]をクリック。

4.「Windowsのバージョン情報」画面が表示。“バージョン”、“OSビルド”を確認。

5.確認が終わったら、[OK]ボタンをクリックして閉じます。



■ Windows 10のアップグレードの確認と実行


以下の情報を参考に紹介します。

 dynabook.com | サポート情報 | Windows 10バージョン1511にアップグレードする方法
 https://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata2/017042.htm


なお、最新版がインストールされておらず、アップグレードが検出されるとダウンロードとインストールの準備が開始されますが、インストールが完了するまで、私の場合、2時間以上かかりました。落ち着いて、じっくり実行しましょう。


1.タスクバーの[スタート]ボタンをクリック。

2.[スタート]メニューが表示。[設定]をクリック。

3.「設定」画面が表示。[更新とセキュリティ]をクリック。

4.「更新とセキュリティ」の「Windows Update」画面が表示。右画面の[更新プログラムのチェック]をクリックし、更新プログラムを確認。

5.アップグレードが検出されるとダウンロード/インストールの準備が開始。しばらく待ちます。 ※私の場合、約1時間半かかりました!

6.ダウンロード/インストールの準備が完了したら、”再起動がスケジュールされています”メッセージが表示。[今すぐ再起動する]ボタンをクリック。

7.Windowsが再起動し、”Windows 10の更新を構成しています”メッセージ画面が表示されます。100%完了になるまで、コンピューターの電源を切らないで待つ。 ※私の場合、約30分かかりました!

8.”Windowsをインストールしています”画面が表示されます。100%になるまでしばらく待つ(インストール中、PCは数回再起動されます)。

9.インストールが完了すると、サインイン画面が表示されるので、パスワードを入力。

10.セットアップを開始。セットアップが完了するまでしばらく待つ。

11.セットアップが完了すると、デスクトップ画面が表示。