10年以上を超える定番クリーナー「CCleaner」は、WindowsOSやブラウザなどの不要なファイルを一挙に削除してくれるフリーソフトです。
私も、5年以上、このソフトを使っていますが、インストールも簡単で安心して使えます。このソフトのおかげで、私のパソコンやスマホの中の不要ファイルが削除されてスッキリです。
今回は、この定番クリーナー「CCleaner」(v5.31)について、削除する/しないの項目の選び方も含め、画像付きで紹介します。
もし、何か最近パソコンの速度が遅い? ドライブの容量が減ってきた! ブラウザが微妙に変な動きをするようになった? と感じたら、一度、活用してみたら良いと思います。
なお、パソコンを長い間使っていると、不要ファイルがどんどんたまっていくので、「CCleaner」で定期的(1ヶ月に1回程度)に実行すると良いですね。
パソコンの中には、WindowsUpdateやソフト更新の際に使われた一時ファイルや、Adobe Reader、Office、ブラウザ(Edge、IE、Chromeなど)が使っているキャッシュ・履歴ファイルなどが多数あり、これらを残しておくと、ディスク容量の空きが少なくなったり、パソコンやソフトの動作が不調になるときがあります。
しかし、これらのファイルをソフト毎に一つ一つ削除するのは、とても大変です。また、間違って必要なファイルを削除してしまう危険もあります。
こんな時に活躍するのが、フリーソフト「CCleaner」です。「CCleaner」は、パソコンの中にある不要なファイルを全て検索し、ワンクリックで削除してくれる、とても便利なソフトです。パソコン版以外にスマホ版もあり役立ちます。
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■ 「CCleaner」の特徴
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主に以下の特徴があります。なお、家庭ばかりでなく、パソコン教室など多数のパソコンを利用している所でも、有効なソフトです。
1. Windows関係ばかりでなく、各種ブラウザやソフトの不要ファイルを削除できる
2. 履歴ファイル、パスワードなどのデータ内容により、削除する/しないを指定できる。
3. 間違って必要なファイルを削除することがない。
4. 短時間に不要ファイルを削除できる。
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■ CCleanerのインストール
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①以下のサイトで ”CCleaner - Installer” をダウンロード。
CCleaner - Builds -
http://www.piriform.com/ccleaner/builds
②ダウンロードしたファイルを実行すれば、簡単にインストールできます。
③インストール後に、”Options”の”Settings”の””Language”で、”Japanese”を選択すると日本語表示になります。
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■ CClenerの“クリーナー”実施手順の流れ
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CClenerで使いたい機能は“クリーナー”です。
それ以外にも、いろんな機能がありますが、多少、パソコンの知識が必要なので、普通は、“クリーナー”の機能で充分です。
なお、ブラウザの一時ファイル(キャッシュ)が多いと、CClenerの処理時間がかかる場合がありますので、事前に削除しておくと、CClenerの動作が短時間に終了します。
なお、【手順①】、【手順②】は、初期設定のままで省略しても、特別問題がありませんが、CClener実行後、おゃ?と思うことがあるので、できるだけ、我慢して確認ください。
【手順①】 削除したい項目の確認 (Windows編)
ブラウザEdge、IE、Windows関係のファイルで削除する/しないを設定
【手順②】 削除したい項目の確認 (アプリケーション編)
Chromeなどのブラウザ、その他のソフトのファイルで削除する/しないを設定
【手順③】 削除するファイルの解析(調査)
注意!! 実行中の全てのソフトを終了してから、解析を実行ください
【手順④】 ファイルの削除実行
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以下、実施手順詳細を画像付きで紹介します(Windows10の例)
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■ CClenerの“クリーナー”実施手順詳細 【手順①】
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■ 削除したい項目の確認 (Windows編)
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特に注意したい項目を下記に示します。それ以外は初期設定でも問題がありません。
なお、下記の項目が不明な場合は、(CClener実行後、操作が多少面倒になりますが)初期設定でも構いません。この設定は、次回以降の実行時も残るので、初回は十分確認してください。
■Microsoft Edge、Internet Explorerの設定項目
①クッキー・・・Webサイトのログイン情報などのサイトとのやりとりデータ。削除すると、今まで見ていたWebサイトのログインが再要求されるなど操作が変わります。出来れば、削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
②セッション・・・ブラウザに現在表示しているタブとウィンドウの情報です。予期せぬクラッシュが起きても復元されて再起動されます。出来れば、削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
③保存されたフォーム情報(フォームへの入力履歴)・・・過去に入力した履歴で、操作を簡単にするものです。セキュリティ上、問題なければ削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
④保存されたパスワード・・・各サイトのIDとパスワードの記録です。セキュリティ上、問題なければ削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
■エクスプローラの設定項目
⑤最近使ったファイル・・・Officeなどが最近使ったファイルの履歴です。これがあると、過去編集したファイルをすぐに実行できるので便利です。出来れば、削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
■システムの設定で注意する項目。
⑥ごみ箱を空にする・・・内容を確認してからクリアしたいので、出来れば、削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
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■ CClenerの“クリーナー”実施手順詳細 【手順②】
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■ 削除したい項目の確認 (アプリケーション編)
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特に注意したい項目を下記に示します。それ以外は初期設定でも問題がありません。
なお、下記の項目が不明な場合は、(CClener実行後、操作が多少面倒になりますが)初期設定でも構いません。この設定は、次回以降の実行時も残るので、初回は十分確認してください。
■Chrome、Firefoxなどのブラウザ設定で注意する項目。
①クッキー・・・Webサイトのログイン情報などのサイトとのやりとりデータ。削除すると、今まで見ていたWebサイトのログインが再要求されるなど操作が変わります。出来れば、削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
②セッション・・・ブラウザに現在表示しているタブとウィンドウの情報です。予期せぬクラッシュが起きても復元されて再起動されます。出来れば、削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
③保存されたパスワード・・・各サイトのIDとパスワードの記録です。セキュリティ上、問題なければ削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
④保存されたフォーム情報・・・過去に入力した履歴で、操作を簡単にするものです。セキュリティ上、問題なければ削除しないほうが良いです。
→ (お勧め)✔をはずす
⑤データベース(SQLite)の最適化・・・ブラウザがブックマークや履歴等をデータベース(SQLite)で管理しています。このデータベースを定期的に最適化すると、起動時間やWeb表示速度が早くなります。
→ (お勧め)✔マークを付けて下さい。
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■ CClenerの“クリーナー”実施手順詳細 【手順③】
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■ 削除するファイルの解析(調査)
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①実行中のブラウザなどのソフトを全て終了する
②画面下の“解析”をクリック
③解析結果(クリアするファイルの一覧)が表示
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■ CClenerの“クリーナー”実施手順詳細 【手順④】
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■ ファイルの削除実行
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①画面下の“クリーンアップ開始”をクリック
②“OK”をクリックで削除を実行
③削除されたファイルの一覧が表示
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■ [補足]CCleanerの常駐監視機能の無効化方法
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常駐監視機能は初期値で有効になっており、警告表示が時々表示されます。CCleanerは使いたいとき起動するだけで十分なので、この常駐監視機能を無効にすることをお勧めします。
オプションのモニタリングの下記の✔マークをはずす。
①「システムモニタリングを有効」
②「アクティブモニタリングを有効」
(注)②の✔を外すとき、警告が表示されますが無視してOKです。
参考:
CCleaner 各種設定
http://mikasaphp.net/ccleaner_s.html
CCleaner のダウンロード・使い方 - フリーソフト100
http://freesoft-100.com/pasokon/ccleaner.html