2016年11月20日日曜日

喪中はがき、寒中見舞いの作り方をまとめてみました

今年2016年、父が他界し、初めて喪中はがきを作成することになった。

”初めて・・・する”という場合、インターネットは特に役に立つ。素早く簡単に情報を見つけられるのがインターネット、本当に助かりました。

しかし、喪中はがき、寒中見舞いの作り方、インターネットで調べてみると、様々な考えがあります。相反する内容も多く、最後にどちらにするかは自分の判断ですね。

喪中はがき、寒中見舞いは、喪中のため年賀状を出せないお詫びと、誰の喪中であるかをはっきりと伝えることが大事だと考えました。

今回は、父(夫側)の他界による、喪中はがき、寒中見舞い作成で、いろいろ苦労した内容を紹介します。参考になれば有難いです。


なお、喪中はがき、寒中見舞いでも年賀状作成ソフトは役に立ちます。

私は、長年、「筆まめ」という年賀状ソフトを利用していますが、今回もこのソフトが役にたちました。また、インターネットには様々なテンプレート(雛形)がありますので、これも役にたちます。

*使用するはがきは、喪中はがき、寒中見舞い共に、郵便局の官製はがきの「通常はがき・胡蝶蘭(52円)-インクジェット用紙」が良いようです。



これまで喪中はがきは、それほど真剣に考えることがありませんでしたが、改めて、これまで頂いた喪中はがきを見ながら、作成してみると、意外に難しかったですね。

そもそも、喪中はがきは、どのような用紙に印刷するのか、それすらも分かりませんでした。更に、はがきの裏面のデザイン面も、華やかな年賀状とは違い、戸惑った点です。



■ 喪中はがきの作り方




喪中はがきの目的は、一年以内に近親者に不幸があった場合、喪に服するために新年の挨拶を欠くことを事前に知らせる挨拶状(=年賀欠礼状)が、喪中はがきです。

なお、喪中はがきを作成する場合は、いきなり最初から作るのは難しいので、以下で紹介されているテンプレートや、年賀状作成ソフトで作成すると良いです。



参考:喪中はがき全般

喪中はがきを送る際のマナー | 年賀状 プリント決定版 2017
http://nenga.templatebank.com/manner_mochu/

参考:テンプレート

喪中はがき 年賀欠礼 寒中見舞い 無料テンプレート Andante
http://mochu.andanteweb.net/

無料の喪中はがきデザイン、年賀欠礼状ダウンロード
http://motyuu.yopi.vc/



■出す時期

相手が年賀状の準備にとりかかる前の、11月中旬から、遅くとも12月初旬には届くように出すのがマナーです。私は、11月中旬に出しました。


■出す範囲

年賀欠礼の挨拶状ですから、毎年年賀状を交換している方には出します。喪中であることを改めて報告する必要のない、いわゆる「身内」には出さない方が多いようです。

なお、どこまで出さないか悩みましたが、新年の挨拶を欠くことを事前に知らせる挨拶状と考え、自分の兄弟、妻の両親以外の人には、出すようにしました。


■使用するはがき

当然ですが、年賀状の用紙は使えません。いろいろ調べた結果、郵便局の官製はがきの「通常はがき・胡蝶蘭(52円)-インクジェット用紙」が良いようです。

購入した枚数は、通常の年賀状の枚数に加え、年賀状が来た相手に出すための寒中見舞いの枚数も準備したほうが良いですね。それにテスト用のはがきも必要です。

参考:はがきの種類

通常はがき - 日本郵便
http://www.post.japanpost.jp/service/standard/two/type/normal.html


■喪中はがき(裏面)の文面

喪中はがきの文面、ある程度決まった文面があるので、インターネットで公開されているテンプレートや、年賀状ソフトで準備されているサンプルを活用すると良いです。

喪中はがきは、喪に服した意を伝えるものですから、文字や絵柄も控えめの方が良いですね。なお、文面の文字は「薄墨」です。

上記のテンプレートでは、ほとんどの場合、文面の文字は「薄墨」になっています。

文面で、注意する点は以下です。

喪中はがきの文面の、「本年◯月に◯◯(続柄)◯◯ ◯◯(姓名)が◯◯歳にて永眠いたしました」の所は大事です。

(1) 亡くなった月

(2) 続柄は、夫からみた続柄

(3) 姓名の所は、基本的に”フルネーム”とし、直接の親戚のみ”名のみ”にしました。そのほうが受け取った人に、夫婦どちらに不幸が会ったのかが、すぐに分かります。

(4) 故人の年齢は「数え年」を使うのが一般的ですが、受け取った人が混乱しないよう、私は通常の「満年齢」にしました。

なお、喪中はがきを差し出す月(平成○○年◯◯月)を必ず入れましょう。

私は、ちょっとしたミスで入れ忘れ、手書きするハメになりました。これを入れないと、受け取った人が、いつの頃の喪中はがきか分からなくなります。

また、差出人は、全て(妻との)連名にしました。年賀状の場合は、子どもの名前も書きましたが、喪中はがきの場合は、子どもの名前は削除しました。


■喪中はがき(裏面)の印刷

喪に服した意を伝えるため、印刷は出来るだけ控えめのほうが良いです。私は、モノクロ(白黒)で印刷しました。

実際に印刷してみて、”喪中はがき”らしくなっているか確認したほうが良いですね。とにかく、年賀状の雰囲気とは大きく違います。


■喪中はがき(宛名面)の文面

差出人は、基本的に妻との連名にして、妻の友人へのはがきは妻だけの名前にしました。

なお、宛名面も「薄墨」にしないといけないと思い、年賀状ソフトにそのような設定があるので、活用してみましたが、あまりに相手の名前が薄く、受け取った人が、何か変?と考えると思い、モノクロ(白黒)に設定しました。


参考:

喪中はがき宛名は薄墨にすべき?横書きは?手書きボールペンもOK?-闘う嫁のマナーノート
http://yomemanners.com/215.html

『マナーというのは「相手に対する気遣い」ですので、薄墨が身内を亡くした人への気遣いであるなら、宛名は配達する郵便局の人への気遣いであり、郵便局の決まりを守って読み取りやすい文字色にするのがマナーなのです。』(上記の”闘う嫁のマナーノート”ブログより引用)


■喪中はがき(宛名面)の印刷

印刷は、モノクロ(白黒)の印刷で良いですね。

なお、喪中はがきの試し印刷を、昨年の年賀状の余りで作成していました。

実は、これが災難の始まりでした。

買ってきた「通常はがき・胡蝶蘭-インクジェット用紙」をセットして、印刷をはじめました。

住所録から連続印刷をスタートし、1枚目のはがきを満足気に取ってみたら・・・

エッ! 差出人の郵便番号の位置が違う! 慌てて、プリンターの印刷を止めました。年賀状のはがきと通常のはがきとは、郵便番号等の印刷位置が違うのです。


大事なポイント:

年賀状ソフトで喪中はがき、寒中見舞いの印刷時は、必ず、用紙レイアウトで”普通葉書”に設定して下さい。筆まめの例を以下に示します。






■ 寒中見舞いの作り方




寒中見舞いと言っても、様々あります。特に大事なのは、(a)~(c)ですね。

(a) 喪中を知らせなかったため年賀状をいただいてしまったとき
(b) 喪中を知らせたのに年賀状をいただいてしまったとき
(c) 故人に年賀状が届いたとき

(d) 年賀状を出すつもりが松の内を過ぎてしまったとき
(e) 年賀状を出していない相手から年賀状を頂いて、返事を出さないうちに松の内を過ぎてしまったとき



今回、私は、次の2つの寒中見舞いを用意しました。

(1) 自分や妻宛にきた年賀状に対する寒中見舞い

(2) 亡くなった父宛にきた年賀状に対する寒中見舞い

なお、寒中見舞いを作成する場合も、いきなり最初から作るのは難しいので、以下で紹介されているテンプレートや、年賀状作成ソフトをもとに作成すると良いです。

参考:テンプレート

喪中はがき 年賀欠礼 寒中見舞い 無料テンプレート Andante
http://mochu.andanteweb.net/



■寒中見舞い(裏面)の文面

以下で様々の場合の寒中見舞いの文面が紹介されており、非常に参考になります。

参考:

寒中見舞いの文例 | 年賀状 プリント決定版 2017
http://nenga.templatebank.com/bunrei/kanchu01/


なお、差出人は、以下にしました。

(1) 自分や妻宛にきた年賀状に対する寒中見舞いの差出人

全て(妻との)連名にしました。年賀状の場合は、子どもの名前も書きましたが、喪中はがきの場合は、子どもの名前は削除しました。

(2) 亡くなった父宛にきた年賀状に対する寒中見舞いの差出人

まだ、母が健在なので、差出人は母にしました。


■寒中見舞い(裏面)の印刷

寒中見舞いの場合は、不幸があったことを知らせる内容で、受け取った人が驚く内容なので、逆に、少し明るいイメージにするため、カラーで印刷しました。


■寒中見舞い(宛名面)の文面

喪中はがき(宛名面)の文面と同じにしました。


■寒中見舞い(宛名面)の印刷

喪中はがき(宛名面)の印刷と同じにしました。