2015年1月31日土曜日

パソコンの基本用語をまとめて覚えよう!

パソコンを活用する上で、パソコンの仕組みを知っておくと便利です。パソコン活用時には、CPU、メモリ、ハードディスク、基本ソフト(OS)など、様々な専門用語が飛びかいますが、これらを一つずつ理解するよりも、関連する用語をまとめて、パソコンの仕組みの中で理解しておくと、良く分かるようになります。

物を使う場合、その仕組みを簡単に知っておくと、活用するときに様々な応用がききますが、それと同じですね。


但し、パソコンの仕組みを正確に説明するためには、数百ページの説明が必要になりますし、とても一人の力では説明できません。

その為、ここでは、パソコン全体の仕組みの概要を理解することを目的に、多少の正確さを犠牲にして説明しますのでご了解下さい。 また、私自身の理解不足の点も多々あると思います。

パソコンは、大きく次の要素で構成されています。

 (1) CPU(CPU:Central Processing Unit、中央処理装置) : パソコンの頭脳

 (2) メモリ(主メモリ) : ソフト・データが動く場所

 (3) ハードディスク   : ソフト・データの保管庫

 (4) 基本ソフト: ブラウザ、メールソフトなどの応用ソフトを動かすソフト(Windowsなど)

 (5) アプリ(アプリケーションソフト): ブラウザ、メールソフト、ワープロソフトなど
 
 (6) データ  : 画像データ、音楽データ、メールデータ、文書データなど

 (7) USB    : パソコンにプリンター、デジカメなどを接続する万能接続口
 




■ (1) CPU(CPU:Central Processing Unit、中央処理装置)


パソコン全体の処理・計算を行う、まさに”パソコンの頭脳”と言える部分です。メモリ上にあるソフトウェアを実行する装置です。なお、CPU が良いものであるほど、そのコンピュータは多くの処理を速く実行できます。

パソコンのCPUが「Pentium 4 CPU 1.80GHz」 と書いてあれば、CPUは「Pentium4」という種類で、クロック数が「1.8GHz」ということを表します。クロック数が大きいほど、CPUの処理が速い=性能が良い、ということになります。

但し、パソコン全体の性能にはメモリ容量の大きさなどが影響し、クロック数だけでは決まりません、あくまでも一つの目安です。

今は、CPUといっても様々あります。詳しくは、以下のサイトを参照下さい。

 参考情報: CPUの性能の説明
       http://homepage2.nifty.com/kamurai/CPU.htm



■ (2) メモリ(主メモリ)


正確には”主記憶装置(メインメモリ)”と呼ばれ、ソフト・データが動く場所です。この大きさが大きいと、ブラウザなどのソフトの動きが機敏になります。

机で作業することを考えると、メモリは作業机で、大きいほど仕事がし易くなることに似ています。

必要なソフトやデータは、記録されているハードディスクから、このメモリに読み込まれて実行・処理されます。

動作が高速で、CPUから直接読み書きすることができますが、単位容量あたりの価格が高いため大量には使用できず、また、電源を切ると内容が失われてしまいます。このため、ソフトやデータはハードディスクなどの外部記憶装置に記録し、必要なものだけメモリに呼び出して使います。



■ (3) ハードディスク(HDD)


ハードディスク(HDD)は良くHDDと略されます。ソフトやデータを保管しておく記憶装置で、昔は、ハードディスクドライブと呼ばれていました。

ハードディスク(Hard Disk) は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)のことで、略してHDD、HDドライブ、HDと呼ばれます。

ハードディスクは、通常パソコンの中にあり、その中には、DVDのような円盤が入っています。この円盤に、データやソフトが書き込まれ(記録され)、必要なときに読み出されます。メカ的な構造なので、衝撃を与えないようにすることが必要です。

なお、このハードディスクに記録されたソフトやデータは、電源を切っても消えません。データやソフトはハードディスクからメモリ(主メモリ)に読み込まれ、実行されます。HDDの構造は、以下を参照下さい。

 参考情報: ハードディスクの仕組み
       http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070419/268944/



■ (4) 基本ソフト(OS:Operating System、オペレーティングシステム)

CPU、メモリ、ハードディスク(HDD)などは、ハードウェアといわれますが、これらを動かすのはソフトウェア(略してソフト、以後ソフト)と呼ばれます。

ソフトは、大きく、「基本ソフト」と「応用ソフト」に分かれます。

基本ソフトは、オペレーティングシステム(Operating System)略してOSと言われ、ブラウザ・メールソフトなどの「応用ソフト」を動かしたり、ハードウェアに動作を指示するソフトです。Windowsは代表的な基本ソフトです。

(注)「ソフト」と同じような言葉に「プログラム」があります。厳密に言うと、違うのですが、普通は、「ソフト」=「プログラム」と考えても大丈夫です。



■ (5) ブラウザ、メール、ワープロを総称してアプリ(アプリケーションソフト)と呼ぶ

特定の目的のために作られたものを、アプリケーションソフト(アプリ)または、応用ソフトと言います。つまり、ブラウザ、メール、ワープロなどのことです。

(注)「アプリケーションソフトウェア」というと長いので、略して「アプリ」と呼ばれます。

なお、アプリはOS(基本ソフト)の元で動くので、購入時は、それが動くOS(基本ソフト)を確認する必要があります。

アプリには、動作するOS(基本ソフト)は必ず明記されているので、購入時は、必ず自分のパソコンの基本ソフトウェアに一致するものを購入しましょう。



■ (6) データ


画像データ、音楽データ、メールデータ、文書データなどの様々な種類のデータがあります。なお、これらのデータは、応用ソフトで処理されます。

データはファイルとも呼ばれ、「flower.doc」のような表現になります。

   「.」(ピリオド)の前の「flower」 → ”データ名”
   「.」(ピリオド)の後の「doc」   → ”拡張子”
   
なお、拡張子によって、処理をするソフトが決まります。「doc」であればWord、「xls」であればExcelが実行されます。(注)Windowsでいう”関連づけ”とは、この拡張子とソフトを対応させることを言います。



■ (7) USB

パソコンに、プリンター、デジカメ、マウスを接続するとき、よく耳にするのが、この「USB」ですね。「USB」は、「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」という言葉の略称で、簡単に言えば、「なんでも接続できる端子」と言う意味です。

昔は、マウス・キーボードはPS2、プリンターはパラレルポートというように、それぞれ、パソコンの専用端子に接続していました。その為、以前は、「あれっ、これ、パソコンのどの端子につなぐのかな?」と、よく考えたものでした。

しかし、「USB」の登場で、なんでもかんでも、この「USB」という場所(端子)にケーブルをつなげば、いろんな機器がパソコンで使えるようになりました。

なお、「USBメモリ」というものがありますが、「USBに接続して使用する、持ち歩き可能なメモリ」のことです。

最近は、大容量の「USBメモリ」があり、大変便利です。但し、小さいので、紛失に注意することや、紛失した場合のことを考え、「USBメモリ」に入れるデータには、暗号化の処理をすることが必要ですね。