インターネットで文章を書いていると、話題の内容に関して、自分の素直な感想など、何を書いてもよさそうな気分になるときがあります。特に、Twitter・ブログのような匿名の場合は、思いついたまま(時には少々感情的になって)発信してしまいがちになります。
しかし、匿名だからといって、相手を傷つけるような内容、誤解を与える内容、疑わしい内容を書くことは、絶対に控えるべきです。
ネットいじめは非常に大きな問題になっています。アメリカ国内だけでも、52%の若者がネットいじめを経験し、その38%が自殺願望を抱いているそうです。
米国在住の14歳の少女トリーシャさんは、SNSで受けたいじめを苦に13歳の少女が自殺したというニュースを耳にしてショックを受け、ユーザーが誰かを侮辱するような書き込みをしようとした時、
「このメッセージは他人を傷つけるかもしれない。このメッセージを本当に投稿しますか?」
というメッセージを表示する、「Rethink」という仕組みを取り入れたそうです。詳しくは、以下を参考にして下さい。
"ネガコメ"を書き込もうとすると警告を表示
14歳の女の子が「ネットいじめ撲滅システム」を開発するまで - ログミー
http://logmi.jp/34815
トリーシャさんのTEDでのプレゼン(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=YkzwHuf6C2U
この「Rethink」という言葉、なかなかよいですね。投稿するまえに、「もう一度考えてみて!」という言葉を自分に言い聞かせること、とても大事だと思います。
そして、忘れていけないのが、インターネットに一度発信した内容は、変更できないということです。また、誰がみているか分かりません。
投稿ボタンを押す前に、相手を傷つけるような内容になっていないか、誤解を与えていないか、疑わしい内容になっていないかを考える必要があります。
また、インターネットには、様々な年齢・価値観・団体の人がいます。様々な人がブログ・SNSを見ていることを常に意識することも大事ですね。
これまで、Twitter・ブログ・Facebookを活用してきて、実名では、なかなか語れない内容が、匿名だと意外に素直に自分の考えが素直に語れるということです。しかし、匿名がゆえに、気をつけないと、相手を簡単に傷つける内容を書くことができます。
■匿名性は攻撃性を高める
匿名なら死ねと言える--中学生がネットいじめをする理由 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/sp/smartphone_native/35066382/
上記の記事によると、ある中学2年生男子は、普段は穏やかであるが、ネットの匿名掲示板では、日常的にあるタレントに対して「氏ね(死ね)」「つまんねえクズ」などの罵倒を繰り返しているという。「書くとすっきりするし、盛り上がるので楽しい」と言うのが理由。
また、心理学者ジンバルドーの実験によると、没個性化され、匿名性が高い状況に置かれると、人は攻撃的かつ暴力的になるそうです。
■
■ Twitter・ブログ・SNSの発言で気をつけたいこと
■
インターネットの世界で、炎上というと、"ブログやSNSの記事に批判的なコメントが殺到する状況"ですが、この炎上事件は、私たちに、インターネットに情報発信する場合にどんな点に注意しないといけないのか教えてくれます。
(1) 投稿ボタンを押す前に「Rethink」
投稿するまえに、相手を傷つけるような内容、誤解を与える内容、疑わしい内容になっていないか、もう一度考える
(2) ネットの向こう側に人がいることを忘れて、非常識な発言をしないようにする。
インターネットで発信する内容は、目の前に当事者がいたとしても発言できる自信があるものにする。
(3) 燃えやすい話題(発火点の低い話題)は避ける
多くの人が不満を抱いている話題、タブー視されている話題はなるべく避け、「火の用心」に心がけましょう。皇室や宗教、政治問題といった話題は、燃えやすく発火点が低いので、慎重な取り扱いが必要です。
(4) ブログやSNSの向こう側にたくさんの知らない人達が居ることを忘れない
ブログやSNSは、その向こう側にたくさんの知らない人達が居ることを忘れてはいけません。悪口を書けば、書かれた人も見ている可能性が高いと考えたほうがよいです。
(5) 仕事関係の発言は慎重にする
店員がブログや日記で、気楽な気持ちで客の悪口を書き込んだことがきっかけで、その店員を雇用する会社に抗議が殺到するケースもあります。
(6) やらせをしない
やらせのブログは、ほとんど見透かされ、炎上につながる。
(7) 誤りがあったらすぐに謝罪
炎上しても早い段階で謝罪すれば、炎上はひどくなりません。
(8) 都合が悪いことを削除しない
都合の悪いコメントを削除しても、Googleのキャッシュなどからその記載を「発掘」され、炎上につながることがあります。誤りがあった時には削除せずに率直に謝罪し、反対意見や批判的な意見は貴重な意見としてそのままにしておきましょう。
2015年6月30日火曜日
2015年6月20日土曜日
音楽を聴くときのデータ形式の基礎知識 MP3、AAC、ビットレートとは
パソコン、スマホ、携帯プレーヤーなどで音楽を聴く時に、よく聞く言葉に”MP3”、”AAC”がありますが、これは、コンピュータにおける音楽のデータ形式です。コンピュータで聞くためには、音楽を特別なデータ形式にしないと聞けません。
なお、音楽データ形式にはさまざまありますが、MP3、AACは、代表的な音楽データの形式です。今回は、この音楽形式について紹介します。
実は、CDなどの音楽データは、そのままパソコンなどに使おうとすると、データサイズが大きくなるので、なるべく音楽データのサイズを小さくして(圧縮して)利用しています。
この音楽データのサイズを小さくしたのが
「MP3形式」、「AAC形式」「WMA形式」というデータ形式
です。
特に、「MP3形式」、「AAC形式」は代表的な音楽データ形式で、これさえ覚えておけば大丈夫です。
音楽関係で「MP3」「AAC」という言葉が出てきたら、難しく考えずに「これは音楽のデータなんだな」という感じでOKです。
Amazonで提供されている音楽データは”MP3形式”
iTunesストアで提供されている音楽データは”AAC 形式”
です。
音楽データ形式には様々ありますが、パソコン、スマホ(Android、iOS)の双方で音楽データを使う場合も、定番のMP3やAAC形式が便利です。
では、何故、わざわざ、このようなデータ形式にするかというと、音楽データのサイズを小さくするためです。そのため、聴く際に影響のない範囲で、音の一部を取り除いて、データを圧縮しています。
布団や衣類を圧縮して圧縮袋につめ込むような感じで、音楽データをギューと圧縮した形式です。このときの、圧縮する方法の違いで、MP3、AAC、WMAというデータ形式があります。
また、「MP3 128kbps」、「AAC 256kbps」というのを聞くことがあります。「128kbps」「256kbps」はビットレートで、 "音楽をどれぐらいの音質で変換するか" の指標です。数字が大きいほど高音質になり、その分、データサイズも大きくなります。
なお、このようにデータサイズを小さくして、CD音楽をパソコンに取り込むと、たくさんの音楽を取り込むことができます。
携帯プレーヤーの記憶容量が8GBだと約1600曲(アルバム 約100枚分)も記録
できます。通常のCD音楽のデータを、そのまま取り込むと、データサイズが大きくなるため、この1/10(アルバム 約10枚分)しか記録できません。
■
■ 何故、音楽データに特別な形式が必要なの?
■
パソコン、スマホ、携帯プレーヤー、携帯電話でCDの音楽を利用する場合、MP3、AAC、WMAのような特別なデータに変換してから利用します。
これらの形式は、CD音楽データを圧縮しサイズを小さくしたもので、通常、音楽CDのデータサイズの約1/10で記憶できます。
人間の感じ取りにくい部分のデータを間引くことによって、音楽データを圧縮し、データサイズを小さくしています。そのことで、より多くの音楽がパソコンや携帯プレーヤーに記憶できます。
ポップスCDのアルバム(16曲 約65分)を実際にパソコンに取り込んでみたら、データサイズは以下になりました。
音楽CD上のデータサイズ 710MB
パソコンに取り込んだデータサイズ 65MB
*MP3(128kbps)、AAC(128kbps)、WMA(128kbps)で取り込んだ場合
上記に示すように、CDに記憶されている音楽データの約1/10の大きさ程度で記憶できます。
■
■ 代表的な音楽データ圧縮方式
■
携帯プレーヤー、携帯電話等で音楽を聴くためには、これらの機器が、以下のどのデータ形式をサポートしているか事前に確認しておく必要があります。
◆MP3(MPEG1 Audio layer3)
音楽データを圧縮する技術が色々と開発されていますが、このMP3は、以前から広く普及しています。MP3 は MPEG-1 という映像圧縮技術の音声部分を利用しています。
◆AAC (Advanced Audio Coding)
MP3の後継といえるもので、全ての圧縮率において高音質を実現するべく作られています。MP3はMPEG-1という映像圧縮技術の音声部分を利用していますが、AACは、より新しい MPEG-2 の音声圧縮技術を利用しています。
◆WMA(Windows Media Audio)
Microsoft社が開発した、Microsoft社製品の標準の音声圧縮方式です。
■
■ 音楽データはMP3やAAC形式が便利
■
パソコン、スマホ(Android、iOS)で音楽データを使う場合は、定番のMP3やAAC形式が便利です。
iTunesストアで購入した音楽データの形式 AAC 形式
Amazonで購入した音楽データの形式は MP3形式
レコチョクで購入した音楽データの形式 AAC 形式
■Windowsパソコンの場合
パソコンで扱える音楽ファイルの形式はたくさんあります。代表的なものとして MP3、AAC、WMA、WAV があります。
■Android端末の場合
そのまま再生可能:
MP3形式、WMA形式(Windows 版ミュージック マネージャを使用)
再生可能(MP3ファイルに変換して再生):
AAC形式、FLAC形式、OGG形式、ALAC形式
詳しくは、下記を参照下さい。
ミュージックでサポートされているファイル形式 - Google Play ヘルプ
https://support.google.com/googleplay/answer/1100462?hl=ja
■iPhoneなどiOS端末の場合
そのまま再生可能:
AAC形式、MP3形式、HE-AAC形式、MP3 VBR形式、
Audible(オーディオブック)、Apple Lossless形式、WAV形式
詳しくは、下記を参照下さい。
[iPhone/iPad]再生できる音楽ファイル形式 | ソフトバンクモバイル
http://faq.mb.softbank.jp/detail.aspx?cid=75874&a=101&id=75874
■
■ 音楽CDを取り込む時のビットレートとは
■
「MP3 128kbps」というのを聞くことがあります。MP3は圧縮形式ですが、次に続く「128kbps」がビットレートといわれます。
これは "音楽を1秒間あたりどれぐらいのデータに変換するか" の指標です。
数値が高ければ音質は良いですが、変換後のデータサイズが大きくなります
数値が低ければ音質は悪いですが、変換後のデータサイズは小さくなります
なお、以前は、パソコンのハードディスク容量の制限もあり、「MP3でCD並みの音質を確保するには、ビットレート128kbpsが良い」と言われていました。
しかし、今は、ハードディスク容量も1TBを越える時代になり、パソコン環境や音楽を考え、それ以上のビットレート160kbps、192kbpsでも良いかもしれません。
私は、CD音楽を録音する場合は、「MP3 192kbps」で録音しています。
なお、このビットレートも絶対的な判断基準ではなく、自分で聞き比べて最適なものを見つけたらよいと思います。
■
■ 音楽CDのデータを取り込むソフト 「CDリッピングソフト」
■
リッピングソフトウェア【ripping software】とは、音楽CDからデータを読み込み、パソコンなどで使用できる形式に変換するソフトです。音楽CDのデータを、MP3、AAC、WMAなどの形式に変換(エンコード)して取り込みます。
ソフトにより、変換可能な形式が異なりますが、オプションで音楽形式と音質が設定できます。なお、代表的なソフトを以下に紹介します。
■Windows Media Player
Windowsに標準で付いているソフトで、初心者の方にはこのソフトを使うのが一番簡単だと思います。
Windows Media Playerを使用して、CDから音楽データを取り込むことができます。音楽CDから取り込んだ曲は、音楽ファイル(標準ではWMAファイル)としてパソコンに保存されます。
Windows 8 / 8.1では、多くの音楽ファイルが「ミュージック」アプリを使って再生するよう設定されています。
常にWindows Media Playerを使って再生したい場合は、下記を参考に変更下さい。
Windows 8 / 8.1でパソコンに保存した音楽を常にWindows Media Playerで再生する方法
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=015860
Windows 8 / 8.1で音楽CDの曲をパソコンに取り込む方法
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=014290
《補足》取り込みの音楽形式と音質の設定
①左上の“整理”メニューから“オプション”を選択
②“オプション”の“音楽の取り込み”タブを選択
③取り込みの設定で“形式”と“音質”を選択
*汎用性の高い“MP3”、音質は“192kbps”がお勧め
■iTunes
iTunesは、iPodに曲を転送するソフトです(iTunes Music Storeで曲やビデオの購入も可能)。なお、iTunesは、主要な音楽データ形式のMP3、AAC、WMAに対応し、CDから曲を取り込んだり、整理したりするのにも、とても便利なソフトです。
私は、このソフトを使い、自分のCDで気に入ったものをパソコンに取り込んでいます。CDの取り込み操作が簡単で、取り込んだ後、アルバム別、アーティスト別に検索できるので、便利ですね。
iTunesはアップルのホームページから、無料でダウンロードでき使うことができます。なお、iTunesというと、iPodを使う場合のソフトという認識でしたが、CD音楽をパソコンで取り込んで楽しめる、優れたソフトです。
iTunes - iTunesを今すぐダウンロード - Apple(日本)
http://www.apple.com/jp/itunes/download/
《補足》取り込みの音楽形式と音質の設定
インポート方法の選択と設定(音質の設定)をします。インポート方法は、初期設定では”AACエンコーダ”になっています。初期設定のままか、汎用性の高い「MP3エンコーダ」にしておくとよいですね。
①左上の”メニューから“設定”を選択
②“一般“タブの”インポート設定”を選択
③“インポート方法”、“音質”を設定し、OKをクリック
*汎用性の高い“MP3”、音質は“192kbps”がお勧め
④“一般環境設定”に戻り、“OK”を選択
なお、音楽データ形式にはさまざまありますが、MP3、AACは、代表的な音楽データの形式です。今回は、この音楽形式について紹介します。
実は、CDなどの音楽データは、そのままパソコンなどに使おうとすると、データサイズが大きくなるので、なるべく音楽データのサイズを小さくして(圧縮して)利用しています。
この音楽データのサイズを小さくしたのが
「MP3形式」、「AAC形式」「WMA形式」というデータ形式
です。
特に、「MP3形式」、「AAC形式」は代表的な音楽データ形式で、これさえ覚えておけば大丈夫です。
音楽関係で「MP3」「AAC」という言葉が出てきたら、難しく考えずに「これは音楽のデータなんだな」という感じでOKです。
Amazonで提供されている音楽データは”MP3形式”
iTunesストアで提供されている音楽データは”AAC 形式”
です。
音楽データ形式には様々ありますが、パソコン、スマホ(Android、iOS)の双方で音楽データを使う場合も、定番のMP3やAAC形式が便利です。
では、何故、わざわざ、このようなデータ形式にするかというと、音楽データのサイズを小さくするためです。そのため、聴く際に影響のない範囲で、音の一部を取り除いて、データを圧縮しています。
布団や衣類を圧縮して圧縮袋につめ込むような感じで、音楽データをギューと圧縮した形式です。このときの、圧縮する方法の違いで、MP3、AAC、WMAというデータ形式があります。
また、「MP3 128kbps」、「AAC 256kbps」というのを聞くことがあります。「128kbps」「256kbps」はビットレートで、 "音楽をどれぐらいの音質で変換するか" の指標です。数字が大きいほど高音質になり、その分、データサイズも大きくなります。
なお、このようにデータサイズを小さくして、CD音楽をパソコンに取り込むと、たくさんの音楽を取り込むことができます。
携帯プレーヤーの記憶容量が8GBだと約1600曲(アルバム 約100枚分)も記録
できます。通常のCD音楽のデータを、そのまま取り込むと、データサイズが大きくなるため、この1/10(アルバム 約10枚分)しか記録できません。
■
■ 何故、音楽データに特別な形式が必要なの?
■
パソコン、スマホ、携帯プレーヤー、携帯電話でCDの音楽を利用する場合、MP3、AAC、WMAのような特別なデータに変換してから利用します。
これらの形式は、CD音楽データを圧縮しサイズを小さくしたもので、通常、音楽CDのデータサイズの約1/10で記憶できます。
人間の感じ取りにくい部分のデータを間引くことによって、音楽データを圧縮し、データサイズを小さくしています。そのことで、より多くの音楽がパソコンや携帯プレーヤーに記憶できます。
ポップスCDのアルバム(16曲 約65分)を実際にパソコンに取り込んでみたら、データサイズは以下になりました。
音楽CD上のデータサイズ 710MB
パソコンに取り込んだデータサイズ 65MB
*MP3(128kbps)、AAC(128kbps)、WMA(128kbps)で取り込んだ場合
上記に示すように、CDに記憶されている音楽データの約1/10の大きさ程度で記憶できます。
■
■ 代表的な音楽データ圧縮方式
■
携帯プレーヤー、携帯電話等で音楽を聴くためには、これらの機器が、以下のどのデータ形式をサポートしているか事前に確認しておく必要があります。
◆MP3(MPEG1 Audio layer3)
音楽データを圧縮する技術が色々と開発されていますが、このMP3は、以前から広く普及しています。MP3 は MPEG-1 という映像圧縮技術の音声部分を利用しています。
◆AAC (Advanced Audio Coding)
MP3の後継といえるもので、全ての圧縮率において高音質を実現するべく作られています。MP3はMPEG-1という映像圧縮技術の音声部分を利用していますが、AACは、より新しい MPEG-2 の音声圧縮技術を利用しています。
◆WMA(Windows Media Audio)
Microsoft社が開発した、Microsoft社製品の標準の音声圧縮方式です。
■
■ 音楽データはMP3やAAC形式が便利
■
パソコン、スマホ(Android、iOS)で音楽データを使う場合は、定番のMP3やAAC形式が便利です。
iTunesストアで購入した音楽データの形式 AAC 形式
Amazonで購入した音楽データの形式は MP3形式
レコチョクで購入した音楽データの形式 AAC 形式
■Windowsパソコンの場合
パソコンで扱える音楽ファイルの形式はたくさんあります。代表的なものとして MP3、AAC、WMA、WAV があります。
■Android端末の場合
そのまま再生可能:
MP3形式、WMA形式(Windows 版ミュージック マネージャを使用)
再生可能(MP3ファイルに変換して再生):
AAC形式、FLAC形式、OGG形式、ALAC形式
詳しくは、下記を参照下さい。
ミュージックでサポートされているファイル形式 - Google Play ヘルプ
https://support.google.com/googleplay/answer/1100462?hl=ja
■iPhoneなどiOS端末の場合
そのまま再生可能:
AAC形式、MP3形式、HE-AAC形式、MP3 VBR形式、
Audible(オーディオブック)、Apple Lossless形式、WAV形式
詳しくは、下記を参照下さい。
[iPhone/iPad]再生できる音楽ファイル形式 | ソフトバンクモバイル
http://faq.mb.softbank.jp/detail.aspx?cid=75874&a=101&id=75874
■
■ 音楽CDを取り込む時のビットレートとは
■
「MP3 128kbps」というのを聞くことがあります。MP3は圧縮形式ですが、次に続く「128kbps」がビットレートといわれます。
これは "音楽を1秒間あたりどれぐらいのデータに変換するか" の指標です。
数値が高ければ音質は良いですが、変換後のデータサイズが大きくなります
数値が低ければ音質は悪いですが、変換後のデータサイズは小さくなります
なお、以前は、パソコンのハードディスク容量の制限もあり、「MP3でCD並みの音質を確保するには、ビットレート128kbpsが良い」と言われていました。
しかし、今は、ハードディスク容量も1TBを越える時代になり、パソコン環境や音楽を考え、それ以上のビットレート160kbps、192kbpsでも良いかもしれません。
私は、CD音楽を録音する場合は、「MP3 192kbps」で録音しています。
なお、このビットレートも絶対的な判断基準ではなく、自分で聞き比べて最適なものを見つけたらよいと思います。
■
■ 音楽CDのデータを取り込むソフト 「CDリッピングソフト」
■
リッピングソフトウェア【ripping software】とは、音楽CDからデータを読み込み、パソコンなどで使用できる形式に変換するソフトです。音楽CDのデータを、MP3、AAC、WMAなどの形式に変換(エンコード)して取り込みます。
ソフトにより、変換可能な形式が異なりますが、オプションで音楽形式と音質が設定できます。なお、代表的なソフトを以下に紹介します。
■Windows Media Player
Windowsに標準で付いているソフトで、初心者の方にはこのソフトを使うのが一番簡単だと思います。
Windows Media Playerを使用して、CDから音楽データを取り込むことができます。音楽CDから取り込んだ曲は、音楽ファイル(標準ではWMAファイル)としてパソコンに保存されます。
Windows 8 / 8.1では、多くの音楽ファイルが「ミュージック」アプリを使って再生するよう設定されています。
常にWindows Media Playerを使って再生したい場合は、下記を参考に変更下さい。
Windows 8 / 8.1でパソコンに保存した音楽を常にWindows Media Playerで再生する方法
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=015860
Windows 8 / 8.1で音楽CDの曲をパソコンに取り込む方法
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=014290
《補足》取り込みの音楽形式と音質の設定
①左上の“整理”メニューから“オプション”を選択
②“オプション”の“音楽の取り込み”タブを選択
③取り込みの設定で“形式”と“音質”を選択
*汎用性の高い“MP3”、音質は“192kbps”がお勧め
■iTunes
iTunesは、iPodに曲を転送するソフトです(iTunes Music Storeで曲やビデオの購入も可能)。なお、iTunesは、主要な音楽データ形式のMP3、AAC、WMAに対応し、CDから曲を取り込んだり、整理したりするのにも、とても便利なソフトです。
私は、このソフトを使い、自分のCDで気に入ったものをパソコンに取り込んでいます。CDの取り込み操作が簡単で、取り込んだ後、アルバム別、アーティスト別に検索できるので、便利ですね。
iTunesはアップルのホームページから、無料でダウンロードでき使うことができます。なお、iTunesというと、iPodを使う場合のソフトという認識でしたが、CD音楽をパソコンで取り込んで楽しめる、優れたソフトです。
iTunes - iTunesを今すぐダウンロード - Apple(日本)
http://www.apple.com/jp/itunes/download/
《補足》取り込みの音楽形式と音質の設定
インポート方法の選択と設定(音質の設定)をします。インポート方法は、初期設定では”AACエンコーダ”になっています。初期設定のままか、汎用性の高い「MP3エンコーダ」にしておくとよいですね。
①左上の”メニューから“設定”を選択
②“一般“タブの”インポート設定”を選択
③“インポート方法”、“音質”を設定し、OKをクリック
*汎用性の高い“MP3”、音質は“192kbps”がお勧め
④“一般環境設定”に戻り、“OK”を選択
2015年6月13日土曜日
Windowsでスライドショーの動画を作成する方法
デジカメで取った写真をスライドショーの動画にすると、写真をより一層楽しむことができますね。今回は、Windowsで写真をスライドショーにする方法(PowerPoint活用)を紹介します。
なお、インターネットには、この手のサービスもありますが、実は、Office2013・2010のPowerPointで、写真のアルバムや写真を使ったスライドショーの動画が簡単に作れます。
例えば、私はデジカメで撮った花の写真をもとに、PowerPointでスライドショーの動画を作り、Youtubeに投稿しています。
もし、PowerPointを持っていない方、また、PowerPointが苦手な方(意外に多いかもしれません)は、以下のWindowsの無料ソフト「フォト ギャラリー」を使った方法を試して下さい。
Windows無料ソフト「ムービー メーカー」でスライドショーの動画を作ろう!!
http://lifesecurityup.blogspot.com/2015/06/windows.html
エッ! PowerPointで動画作成!! 私も長年、PowerPointを使いながら、これに気づいたのが、実は昨年Office2013を使っている時でした。Office2010、2013のPowerPointで動画が作成できます(その他のバージョンでは試していないので不明です)。
実は、プレゼンテーションソフトのPowerPoint2013を生徒に教えながら、なんとか楽しく勉強できないかと考えていたとき、動画が簡単にできることに気づき、生徒に”動画でクリスカスカード”を作ってもらいました。これは、生徒にはなかなか好評でした。
■「PowerPoint」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Word Online表示
*画面の中にマウスを置いて、マウスホイールを動かすことでページが変化。
*画面の中にマウスを置いて、右クリックで”全画面表示”選択で、別ウィンドウ(タブ)で表示。
■「PowerPoint」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Googleドライブ(共有)表示
*表示の大きさを変えて見ることができます (注)スマホでの表示もOK!
https://drive.google.com/file/d/0B3Awph90hFcAME5SZjFKTXVLTGM/view?usp=sharing
私が「PowerPoint2013」で作成したスライドショーの動画を以下に紹介します。
福岡市 筥崎宮 「あじさい苑」 2015年6月10日 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RsuSmteuNIA
福岡市 大濠公園の芍薬(シャクヤク)園 2015年5月11日 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rkNfcUcYpAY
■PowerPointを起動、新規の文書作成
①PowerPointを起動
②「ファイル」タブの新規で“新しいプレゼンテーション”をクリックして、新規の文書を作成
■フォトアルバムの作成
①「挿入」タブの「フォトアルバム」をクリック
②「フォトアルバム」のダイヤログの画面の、写真の挿入先“ファイル/ディスク”をクリック
③フォトアルバムに入れる写真を選択。
連続して選択する場合はShiftキー、不連続の場合はCtrlキー使用
④挿入をクリック
⑤次の画面で“作成”をクリック
⑥選択された画面が1枚毎にスライド上に表示されます
<不要な画像の削除>
⑦不要なスライド(画像)を選択
⑧「ホーム」タブの切り取りをクリック
(Delキーを押してもOK)
■アルバムのデザイン(テーマ)の設定
PowerPointには、様々なデザインが用意されています。
①「デザイン」タブの“テーマ”、“バリエーション”から好きなデザインを選択します。
■アルバムの表紙を作成
①先頭のスライドがアルバムの表紙になるので、好きなように編集
表紙の完成
■画面切り替えを設定
①「画面切り替え」タブで、画面切り替えの方法を選択
②「自動的に切り替え」をクリック
③ 自動切り替えの時間を設定 *時間が大 →切り替わりがゆっくり
④「すべてに適用」をクリック
*画面切り替えの継続時間は無理に設定しなくてもよい
■動画に使用する音楽データとは?
自分のCDの音楽は公開用には使えない!! 著作権侵害になります
CDの音楽をデジタル化(MP3等)して利用するのは、私的範囲(個人的、家庭内などの限られた範囲)であれば、OK!
ただし、自分のCDの音楽をインターネットに公開するのは、私的な範囲を超え、違法(著作権侵害)で、CD関係者の複製権、公衆送信権(送信可能化権)を侵害します。違法なので、訴えられる可能性があります。注意下さい。
インターネット公開用のフリーの音楽データとして以下があります。なかなか美しい音楽でGood!です。
素晴らしい!クラシックのフリー音楽素材
クラシック名曲サウンドライブラリー
http://classical-sound.seesaa.net/
ここで提供されているクラシック音楽は、個人の動画編集から企業のコンテンツBGMまで、公開、非公開、商用、非商用を含め、利用が可能なサイトです。
■動画に音楽を追加
①「挿入」タブの「オーディオ」をクリック
②パソコンの音楽データ(MP3)を選択し、“開く”をクリック
■音楽データを調整
①「オーディオ ツール」タブの「再生」の“バックグラウンドで再生”をクリック
②“再生が終了したら巻き戻す”をチェック
③音量を調整(大、中、小を選択)
④再生で音量などを確認
■スライドショーで動画を確認
①「スライドショー」タブの左側の「最初から」をクリック
最初からスライドショーが始まるので、画面切り替え、音楽再生などを確認
■スライドショーの動画を作成
①「ファイル」タブをクリック
②「エクスポート」の“ビデオの作成”をクリック
③動画の大きさを決める。ここでは“コンピューターおよびHDモニター”を選択
④“ビデオの作成”をクリック
⑤次の画面で、ファイル名を入力して、“保存”をクリック
*動画作成完了まで時間がかかりますので注意下さい!!
動画の作成進捗は、PowerPoint画面の下に、小さく表示されています。
なお、インターネットには、この手のサービスもありますが、実は、Office2013・2010のPowerPointで、写真のアルバムや写真を使ったスライドショーの動画が簡単に作れます。
例えば、私はデジカメで撮った花の写真をもとに、PowerPointでスライドショーの動画を作り、Youtubeに投稿しています。
もし、PowerPointを持っていない方、また、PowerPointが苦手な方(意外に多いかもしれません)は、以下のWindowsの無料ソフト「フォト ギャラリー」を使った方法を試して下さい。
Windows無料ソフト「ムービー メーカー」でスライドショーの動画を作ろう!!
http://lifesecurityup.blogspot.com/2015/06/windows.html
エッ! PowerPointで動画作成!! 私も長年、PowerPointを使いながら、これに気づいたのが、実は昨年Office2013を使っている時でした。Office2010、2013のPowerPointで動画が作成できます(その他のバージョンでは試していないので不明です)。
実は、プレゼンテーションソフトのPowerPoint2013を生徒に教えながら、なんとか楽しく勉強できないかと考えていたとき、動画が簡単にできることに気づき、生徒に”動画でクリスカスカード”を作ってもらいました。これは、生徒にはなかなか好評でした。
■「PowerPoint」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Word Online表示
*画面の中にマウスを置いて、マウスホイールを動かすことでページが変化。
*画面の中にマウスを置いて、右クリックで”全画面表示”選択で、別ウィンドウ(タブ)で表示。
■「PowerPoint」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Googleドライブ(共有)表示
*表示の大きさを変えて見ることができます (注)スマホでの表示もOK!
https://drive.google.com/file/d/0B3Awph90hFcAME5SZjFKTXVLTGM/view?usp=sharing
私が「PowerPoint2013」で作成したスライドショーの動画を以下に紹介します。
福岡市 筥崎宮 「あじさい苑」 2015年6月10日 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RsuSmteuNIA
https://www.youtube.com/watch?v=rkNfcUcYpAY
■PowerPointを起動、新規の文書作成
①PowerPointを起動
②「ファイル」タブの新規で“新しいプレゼンテーション”をクリックして、新規の文書を作成
■フォトアルバムの作成
①「挿入」タブの「フォトアルバム」をクリック
②「フォトアルバム」のダイヤログの画面の、写真の挿入先“ファイル/ディスク”をクリック
③フォトアルバムに入れる写真を選択。
連続して選択する場合はShiftキー、不連続の場合はCtrlキー使用
④挿入をクリック
⑤次の画面で“作成”をクリック
⑥選択された画面が1枚毎にスライド上に表示されます
<不要な画像の削除>
⑦不要なスライド(画像)を選択
⑧「ホーム」タブの切り取りをクリック
(Delキーを押してもOK)
■アルバムのデザイン(テーマ)の設定
PowerPointには、様々なデザインが用意されています。
①「デザイン」タブの“テーマ”、“バリエーション”から好きなデザインを選択します。
■アルバムの表紙を作成
①先頭のスライドがアルバムの表紙になるので、好きなように編集
表紙の完成
■画面切り替えを設定
①「画面切り替え」タブで、画面切り替えの方法を選択
②「自動的に切り替え」をクリック
③ 自動切り替えの時間を設定 *時間が大 →切り替わりがゆっくり
④「すべてに適用」をクリック
*画面切り替えの継続時間は無理に設定しなくてもよい
■動画に使用する音楽データとは?
自分のCDの音楽は公開用には使えない!! 著作権侵害になります
CDの音楽をデジタル化(MP3等)して利用するのは、私的範囲(個人的、家庭内などの限られた範囲)であれば、OK!
ただし、自分のCDの音楽をインターネットに公開するのは、私的な範囲を超え、違法(著作権侵害)で、CD関係者の複製権、公衆送信権(送信可能化権)を侵害します。違法なので、訴えられる可能性があります。注意下さい。
インターネット公開用のフリーの音楽データとして以下があります。なかなか美しい音楽でGood!です。
素晴らしい!クラシックのフリー音楽素材
クラシック名曲サウンドライブラリー
http://classical-sound.seesaa.net/
ここで提供されているクラシック音楽は、個人の動画編集から企業のコンテンツBGMまで、公開、非公開、商用、非商用を含め、利用が可能なサイトです。
■動画に音楽を追加
①「挿入」タブの「オーディオ」をクリック
②パソコンの音楽データ(MP3)を選択し、“開く”をクリック
■音楽データを調整
①「オーディオ ツール」タブの「再生」の“バックグラウンドで再生”をクリック
②“再生が終了したら巻き戻す”をチェック
③音量を調整(大、中、小を選択)
④再生で音量などを確認
■スライドショーで動画を確認
①「スライドショー」タブの左側の「最初から」をクリック
最初からスライドショーが始まるので、画面切り替え、音楽再生などを確認
■スライドショーの動画を作成
①「ファイル」タブをクリック
②「エクスポート」の“ビデオの作成”をクリック
③動画の大きさを決める。ここでは“コンピューターおよびHDモニター”を選択
④“ビデオの作成”をクリック
⑤次の画面で、ファイル名を入力して、“保存”をクリック
*動画作成完了まで時間がかかりますので注意下さい!!
動画の作成進捗は、PowerPoint画面の下に、小さく表示されています。
Windows無料ソフト「ムービー メーカー」でスライドショーの動画を作ろう!!
写真をスライドショーの動画にしようと思っても、動画編集の作業は難しく、初心者の私には、なかなか手が出せない作業でした。
インターネットの動画作成サービスも使ってみましたが、使っているうちにサービスが停止するなど、なかなかよいものがなく、何か良い方法がないかと探していました。
その結果、マイクロソフトが無料提供している「ムービー メーカー」が、動画作成の初心者でも簡単に動画が作成でき、なかなか良かったので、今回、簡単に紹介します。
Windowsで無料で使える「ムービー メーカー」は、機能が豊富な割りにインターフェースが分かりやすく、直感的に操作でき、私のような動画編集の初心者でも、なんとか動画を作成することができました。
「ムービー メーカー」は、「Windows Essentials」という “ Windows用フリーウェア集 ” の中に含まれています。*パソコンに最初からインストールされている場合もあるようです。
動画編集ソフトは、なかなか操作が難しいものが多いですが、「ムービー メーカー」は、機能が豊富な割りにインターフェースが分かりやすく、直感的に操作できます。
動画にテキストを合成する機能や、動画の音量を調整する機能、複数の画像 / 動画 / 音声ファイル を組み合わせて一つのオリジナル動画を生成する機能なども備えています。
■「ムービー メーカー」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Word Online表示
*画面の中にマウスを置いて、マウスホイールを動かすことでページが変化。
*画面の中にマウスを置いて、右クリックで”全画面表示”選択で、別ウィンドウ(タブ)で表示。
■「ムービー メーカー」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Googleドライブ(共有)表示
*表示の大きさを変えて見ることができます (注)スマホでの表示もOK!
https://drive.google.com/file/d/0B3Awph90hFcAR0hjcnZYbVRlOEk/view?usp=sharing
私が「ムービー メーカー」で作成したスライドショーの動画を以下に紹介します。
■
■ まずは”Windows Essentials”を使って「ムービー メーカー」をインストール
■
“ Windows用フリーウェア集 ”の”Windows Essentials”の中には、
ムービー メーカー、フォト ギャラリー、メール、Writer などの無料 Windows プログラム
* ムービー メーカー・・・動画作成・管理
* フォト ギャラリー・・・画像管理・編集
が入っています。なお、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1には、「Windows Essentials 2012」を使います。
ムービー メーカーをインストールするには、この「Windows Essentials 2012」をインストールする必要があります。
①下記URLから“Windows Essentials” をダウンロード
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-live/essentials
②インストールするプログラムの選択で、すべてインストールするか、製品(ムービー メーカー)を選択してインストールします。
■
■ 「ムービー メーカー」で写真のスライドショー動画を作成
■
■写真の読み込み
①「ホーム」タブの「ビデオおよび写真の追加」をクリック
②フォトアルバムに入れる写真を選択。
連続して選択する場合はShiftキー、不連続の場合はCtrlキー使用
③開くをクリック
④選択された写真が読み込まれました。
■動画のタイトルを挿入
①「ホーム」タブの追加の「タイトル」をクリック
②画像の先頭にタイトルの画像が追加
■タイトル画像を編集
①タイトル画像の編集のところで、タイトルを編集
(注)文字入力を確定した後、文字が消えたように思えますが、画像を動かしてみると、きちんと残っています。
■動画に使用する音楽データとは?
自分のCDの音楽は公開用には使えない!! 著作権侵害になります
CDの音楽をデジタル化(MP3等)して利用するのは、私的範囲(個人的、家庭内などの限られた範囲)であれば、OK!
ただし、自分のCDの音楽をインターネットに公開するのは、私的な範囲を超え、違法(著作権侵害)で、CD関係者の複製権、公衆送信権(送信可能化権)を侵害します。違法なので、訴えられる可能性があります。注意下さい。
インターネット公開用のフリーの音楽データとして以下があります。なかなか美しい音楽でGood!です。
素晴らしい!クラシックのフリー音楽素材
クラシック名曲サウンドライブラリー
http://classical-sound.seesaa.net/
ここで提供されているクラシック音楽は、個人の動画編集から企業のコンテンツBGMまで、公開、非公開、商用、非商用を含め、利用が可能なサイトです。
■動画に音楽を追加
①「ホーム」タブの「音楽の追加」で、“PCから音楽を追加”の“音楽の追加”をクリック
②パソコンの音楽データ(MP3)を選択し、“開く”をクリック
③「音楽ツール」タブの「音楽ボリューム」で音量調整
■画像毎の再生時間の設定
①再生時間を設定したい画像を選択
*通常は全画像
②ビデオツールの編集の「再生時間」で再生時間を選択
■動画を保存
①「ホーム」タブの「ムービーの保存」をクリック
②保存タイプはいろいろあるが、「コンピューター用」を選択
③動画の名前を入力
④「保存」をクリック
■動画編集プロジェクトの保存
ムービーメーカーでプロジェクトを保存すると、動画を後で編集できます。
①ファイルメニューの「名前を付けてプロジェクトを保存」をクリック
②プロジェクト名を入力し、「保存」をクリック
インターネットの動画作成サービスも使ってみましたが、使っているうちにサービスが停止するなど、なかなかよいものがなく、何か良い方法がないかと探していました。
その結果、マイクロソフトが無料提供している「ムービー メーカー」が、動画作成の初心者でも簡単に動画が作成でき、なかなか良かったので、今回、簡単に紹介します。
Windowsで無料で使える「ムービー メーカー」は、機能が豊富な割りにインターフェースが分かりやすく、直感的に操作でき、私のような動画編集の初心者でも、なんとか動画を作成することができました。
「ムービー メーカー」は、「Windows Essentials」という “ Windows用フリーウェア集 ” の中に含まれています。*パソコンに最初からインストールされている場合もあるようです。
動画編集ソフトは、なかなか操作が難しいものが多いですが、「ムービー メーカー」は、機能が豊富な割りにインターフェースが分かりやすく、直感的に操作できます。
動画にテキストを合成する機能や、動画の音量を調整する機能、複数の画像 / 動画 / 音声ファイル を組み合わせて一つのオリジナル動画を生成する機能なども備えています。
■「ムービー メーカー」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Word Online表示
*画面の中にマウスを置いて、マウスホイールを動かすことでページが変化。
*画面の中にマウスを置いて、右クリックで”全画面表示”選択で、別ウィンドウ(タブ)で表示。
■「ムービー メーカー」スライドショー動画作成方法 公開 (PDF資料) *Googleドライブ(共有)表示
*表示の大きさを変えて見ることができます (注)スマホでの表示もOK!
https://drive.google.com/file/d/0B3Awph90hFcAR0hjcnZYbVRlOEk/view?usp=sharing
私が「ムービー メーカー」で作成したスライドショーの動画を以下に紹介します。
福岡市 舞鶴公園の芍薬(シャクヤク)園 2015年5月11日
■
■ まずは”Windows Essentials”を使って「ムービー メーカー」をインストール
■
“ Windows用フリーウェア集 ”の”Windows Essentials”の中には、
ムービー メーカー、フォト ギャラリー、メール、Writer などの無料 Windows プログラム
* ムービー メーカー・・・動画作成・管理
* フォト ギャラリー・・・画像管理・編集
が入っています。なお、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1には、「Windows Essentials 2012」を使います。
ムービー メーカーをインストールするには、この「Windows Essentials 2012」をインストールする必要があります。
①下記URLから“Windows Essentials” をダウンロード
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-live/essentials
②インストールするプログラムの選択で、すべてインストールするか、製品(ムービー メーカー)を選択してインストールします。
■
■ 「ムービー メーカー」で写真のスライドショー動画を作成
■
■写真の読み込み
①「ホーム」タブの「ビデオおよび写真の追加」をクリック
②フォトアルバムに入れる写真を選択。
連続して選択する場合はShiftキー、不連続の場合はCtrlキー使用
③開くをクリック
④選択された写真が読み込まれました。
■動画のタイトルを挿入
①「ホーム」タブの追加の「タイトル」をクリック
②画像の先頭にタイトルの画像が追加
■タイトル画像を編集
①タイトル画像の編集のところで、タイトルを編集
(注)文字入力を確定した後、文字が消えたように思えますが、画像を動かしてみると、きちんと残っています。
■動画に使用する音楽データとは?
自分のCDの音楽は公開用には使えない!! 著作権侵害になります
CDの音楽をデジタル化(MP3等)して利用するのは、私的範囲(個人的、家庭内などの限られた範囲)であれば、OK!
ただし、自分のCDの音楽をインターネットに公開するのは、私的な範囲を超え、違法(著作権侵害)で、CD関係者の複製権、公衆送信権(送信可能化権)を侵害します。違法なので、訴えられる可能性があります。注意下さい。
インターネット公開用のフリーの音楽データとして以下があります。なかなか美しい音楽でGood!です。
素晴らしい!クラシックのフリー音楽素材
クラシック名曲サウンドライブラリー
http://classical-sound.seesaa.net/
ここで提供されているクラシック音楽は、個人の動画編集から企業のコンテンツBGMまで、公開、非公開、商用、非商用を含め、利用が可能なサイトです。
■動画に音楽を追加
①「ホーム」タブの「音楽の追加」で、“PCから音楽を追加”の“音楽の追加”をクリック
②パソコンの音楽データ(MP3)を選択し、“開く”をクリック
③「音楽ツール」タブの「音楽ボリューム」で音量調整
■画像毎の再生時間の設定
①再生時間を設定したい画像を選択
*通常は全画像
②ビデオツールの編集の「再生時間」で再生時間を選択
■動画を保存
①「ホーム」タブの「ムービーの保存」をクリック
②保存タイプはいろいろあるが、「コンピューター用」を選択
③動画の名前を入力
④「保存」をクリック
■動画編集プロジェクトの保存
ムービーメーカーでプロジェクトを保存すると、動画を後で編集できます。
①ファイルメニューの「名前を付けてプロジェクトを保存」をクリック
②プロジェクト名を入力し、「保存」をクリック
2015年6月11日木曜日
インターネット接続の基本、IPアドレス、ブロードバンド・ルータとは?
パソコンをインターネットに接続する場合に大事な言葉に「IPアドレス」があります。IPアドレスはコンピュータに付けられた番号で、「IPアドレス」のお陰で、世界中のコンピュータがつながっています。
今回は、この「IPアドレス」と、家庭でよく使われる「ブロードバンド・ルータ」、そして、ホームページのURLなどで使われる「ドメインネーム」と「IPアドレス」の関係について説明します。
「IPアドレス」は、実は電話番号とよく似ています。電話で相手と話すためには電話番号が必要なように、パソコンとインターネット上のコンピュータが話すためには、「IPアドレス」が必要です。
電話番号・・・・個々の電話に付けられた番号
IPアドレス・・・個々のコンピュータに付けられた番号
IPアドレスは、パソコンも含め、インターネットにつながっているコンピュータに付けられた番号(アドレス)です。電話するときには「電話番号」が必要なように、コンピュータ通しでデータをやり取りするときには、「IPアドレス」が必要です。用語説明を添付の図で説明しています、参考にしてください。
なお、IPアドレスは「123.124.125.191」(IPv4の表現方法)のように、3桁の数字を4個、「.」で区切り、表現されていますが、これでは分かりづらいので、考え出されたのが「ドメインネーム」です。
ホームページ用のコンピュータ、メール用のコンピュータとのデータのやりとりに、このIPアドレスを使っても良いのですが、数値のため分かりづらいので、考え出されたのが「ドメインネーム」という記号です。
IPアドレスで表現 http://123.124.125.191
ドメインネームで表現 http://www.home.co.jp →”www.home.co.jp”がドメインネーム
*記号の方が分かりやすいですよね。
なお、現在、使われているIPアドレスは「IPv4」と言われ、”付けることができる番号は約43億”と限られています。インターネットに接続するコンピュータが増える中、新しく考えられているのが「IPv6」です。これだと、ほぼ無限のコンピュータ機器に番号が付けられます。
■
■ ブロードバンド・ルータとIPアドレス
■
ブロードバンド・ルータの役目は、接続されている複数のパソコンをインターネットに接続することです。
家庭でインターネットを使う場合、最近はブロードバンド・ルータを使うようになりましたが、このような場合、IPアドレスは少々複雑になります。
なお、IPアドレスは、大きく以下の2つに分けられます。
グローバル IP アドレス ・・・インターネット接続に活用(外線電話に相当)
プライベート IP アドレス・・・家庭内、職場内の限られた場所でのみ有効(内線電話に相当)
パソコンは、プライベート IP アドレス(内線電話)を使い、ブロードバンド・ルータに接続します。その後、ブロードバンド・ルータのグローバル IP アドレス(外線電話)を使い、インターネットに接続します。
パソコン→(1)→ブロードバンド・ルータ→(2)→インターネット
(1)で使われるのが、プライベート IP アドレス(内線電話)
(2)で使われるのが、グローバル IP アドレス (外線電話)
ブロードバンド・ルータに接続された複数のパソコンは、それぞれ固有のプライベート IP アドレス(内線電話)を持っています。
なお、インターネットに接続する場合は、ブロードバンド・ルータが持っているグローバル IP アドレス(外線電話)が使われます。
■
■ グローバル IP アドレスと プライベート IP アドレス
■
IPアドレスには次の2種類があります。
グローバルIPアドレス ・・・世界中で管理され重複しないIPアドレス(電話の外線番号)
プライベートIPアドレス・・・限られた範囲で使うことができるIPアドレス(電話の内線番号)
もし、世界中の人が IP アドレスを勝手に割り振ったら、同じIP アドレス必ず出てきてしまい、特定のコンピュータを探し出すことが不可能になります。
そこで、一意のIPアドレスを割り振れるよう、 IPアドレスは特定の機関によって管理されています。
インターネットを利用する場合、インターネットサービスプロバイダと契約しますが、サービスプロバイダは、こうした機関から IPアドレスを割り当ててもらい、それをさらに私たち利用者に割り当てています。
このように、世界中で管理されている IPアドレスを特に ”グローバルIPアドレス”と言います。インターネットにコンピュータを接続する場合は、グローバルIPアドレスを使わなければなりません。
■
■ IPアドレスとドメインネーム
■
ホームページやメールを見るためには、パソコンから、それぞれのサービスを提供するインターネットのコンピュータとデータのやり取りします。
これらのホームページ用のコンピュータ、メール用のコンピュータにもIPアドレスが付けられています。
実は、IPアドレスは「123.124.125.191」(IPv4の表現方法)のように、3桁の数字を4個、「.」で区切り、表現されています。
ホームページ用のコンピュータ、メール用のコンピュータとのデータのやりとりに、このIPアドレスを使っても良いのですが、数値のため分かりづらいので、考え出されたのが「ドメインネーム」です。
URL http://www.home.co.jp →”www.home.co.jp”がドメインネーム
メール taro@mail.home.co.jp →”mail.home.co.jp”がドメインネーム
この「ドメインネーム」はIPアドレスと一対一に対応しており、この「ドメインネーム」を使って、ホームページを見たり、メールのやり取りをします。
「ドメインネーム」により、ホームページはURL”http://www.home.co.jp”で見れ、メールは”taro@mail.home.co.jp”でメールのやり取りができるようになりました。
■
■ IPアドレスの構成
■
IPアドレスは「個々のコンピュータ機器に付けられる番号」ですが、次のような構成です。
IPアドレス=ネットワーク・アドレス +ホスト・アドレス
ネットワーク・アドレス = ”ネットワークの番号”(市外局番)
ホスト・アドレス = ネットワーク内の”コンピュータ機器番号”(市内局番+加入者番号)
電話番号に例えると、次のようになります。
IPアドレス=ネットワーク・アドレス +ホスト・アドレス
=(市外局番) +(市内局番+加入者番号)
同じネットワーク内のコンピュータのIPアドレスの”ネットワーク・アドレス”は、同じになっています。
そのことにより、ネットワーク・アドレスをみるだけで、通信する相手のコンピュータが、同じネットワーク内なのか、ネットワーク外なのかがすぐに分かります。
■
■ 現在のIPアドレスの仕組み IPv4(IPバージョン4)
■ 将来のIPアドレスの仕組み IPv6(IPバージョン6)
■
現在、使われているIPアドレスは「IPv4(IPバージョン4)」と言われ、アドレスを32ビット(2進数の32桁)で管理しているため、”付けることができる番号は約43億”と限られています。
インターネットに接続するコンピュータが増える中、IPv4で使える番号が少なくなっており、新しく考えられているのが「IPv6(IPバージョン6)」です。これだと、ほぼ無限のコンピュータ機器に番号が付けられます。
IPv4でのIPアドレスは”192.168.142.102”のように、0から255までの数字が.(ピリオド)で区切って4つ並べて表記します。
IPアドレス=aaa.bbb.ccc.ddd :aaa、bbb、ccc、dddは0~255の数値です。
この「IPv4」は、アドレスを32ビット(2進数の32桁)で管理しているため、付けることができる番号、つまり ”管理できるコンピュータの最大数は約43億” になります。
これ以上のコンピュータは、現在の「IPv4」では管理できません。
しかし、近年のインターネットの急速な普及により、インターネットにつながるコンピュータが増え、IPv4の仕組みのIPアドレスでは管理できなくなることが予想され、128ビット(2進数の128桁)でアドレスを管理するIPv6が開発されました。
■将来のIPアドレス、IPv6(IPバージョン6)
「IPv6(Internet Protocol Version 6)」は、「IPv4」より多くのコンピュータのアドレスを管理するために開発されている仕組み(番号体系)です。
最大の特徴は、IPアドレスを32ビットから128ビット(2進数の128桁)に拡張したことです。
IPv6では2の128乗(340澗、340兆の1兆倍の1兆倍)という、
ほぼ無限に近いアドレスが利用できます。
パソコンだけでなく情報家電をはじめとしたあらゆる機器にIPアドレスを割り当ててもまだ余裕があると言われています。
また、IPv6ではセキュリティ機能の向上やパケットのヘッダ情報の簡素化など、IPv4における難点の多くを解消することができるとされています。
画像:IPアドレスの基本
画像:IPアドレスの使い方
2015年6月6日土曜日
日本年金機構の個人年金情報流出 便乗した不審な電話やメールに注意!
今回の日本年金機構の個人年金情報流出に関して、「あなたの年金情報が漏れている」などという不審な電話が、6月5日 7時のNHKニュースで、22の都道府県で80件発生しているそうです。
自分自身も注意しないといけませんが、家族や両親にも注意するよう伝えるつもりです。特に、私の両親のようにお年寄りの方は、今回の事件を詳しく知らない人も多いと思います。
できるだけ、周りのお年寄りの方にも、注意を呼びかけたらよいですね。
「年金情報流出」の不審電話80件に NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150605/k10010103791000.html
このNHKニュースによると、電話の内容は、日本年金機構の職員をかたったものが60件、「個人情報が漏れている」というものが27件、消費生活センターや警察官、検察庁や国税庁をかたる電話もあったそうです。
今回の問題で、日本年金機構から加入者に電話をかけることはなく、警察庁は、便乗した詐欺の電話とみて注意を呼びかけています。
また、便乗した不審な電話への注意に加え、これからは、不審なメールも増えてくると予想されます。日本年金機構、消費生活センターなどの正規の機関から、メールが来ることはありません。
便乗した不審なメールにも十分注意ください!! もし、不審なメールが来たら、すぐに削除ください!!
なお、以下に、厚生労働省、国民生活センターの発表情報を紹介します。
■
■ 厚生労働省の発表情報
■
日本年金機構不正アクセス事案について|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/150603.html
日本年金機構不正アクセス事案に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/150603-01.pdf
日本年金機構から直接電話することはありませんので、日本年金機構をかたる電話があった場合は、注意くださいとのことです。
①個人情報が流出した国民の方にご迷惑がかからないよう、専用電話窓口(コールセンター)を設置
②対象となった方へは個別に郵送によるお知らせ及びお詫び
③対象となった方の基礎年金番号を変更し、新しい基礎年金番号を郵送で送付
●本件に関するお問い合わせ
(日本年金機構専用コールセンター)
電話番号:フリーダイヤル 0120-818211
受付時間:8:30~21:00(平日及び土日)
※お掛け間違いのないよう、ご確認をお願いいたします。
■
■ 国民生活センターの発表情報
■
日本年金機構における個人情報流出に便乗した不審な電話にご注意ください!
(発表情報)_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_3.html
個人情報流出に関連して、「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」などといった不審な電話に関する相談が寄せられはじめているそうです。
最近では、「個人情報が漏れているので、削除してあげる」などの電話で、お金をだまし取る詐欺が増加しているとして、以下のアドバイスをしています。
アドバイス
①「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」などといった不審な電話や勧誘があっても、相手にせず、すぐに電話を切ってください。
②本件に関し、日本年金機構や消費者庁、国民生活センター、消費生活センター等の職員から消費者へ電話やメールで連絡をすることはありません。
③少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センター等に相談してください。
全国の消費生活センター等_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
自分自身も注意しないといけませんが、家族や両親にも注意するよう伝えるつもりです。特に、私の両親のようにお年寄りの方は、今回の事件を詳しく知らない人も多いと思います。
できるだけ、周りのお年寄りの方にも、注意を呼びかけたらよいですね。
「年金情報流出」の不審電話80件に NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150605/k10010103791000.html
このNHKニュースによると、電話の内容は、日本年金機構の職員をかたったものが60件、「個人情報が漏れている」というものが27件、消費生活センターや警察官、検察庁や国税庁をかたる電話もあったそうです。
今回の問題で、日本年金機構から加入者に電話をかけることはなく、警察庁は、便乗した詐欺の電話とみて注意を呼びかけています。
また、便乗した不審な電話への注意に加え、これからは、不審なメールも増えてくると予想されます。日本年金機構、消費生活センターなどの正規の機関から、メールが来ることはありません。
便乗した不審なメールにも十分注意ください!! もし、不審なメールが来たら、すぐに削除ください!!
なお、以下に、厚生労働省、国民生活センターの発表情報を紹介します。
■
■ 厚生労働省の発表情報
■
日本年金機構不正アクセス事案について|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/150603.html
日本年金機構不正アクセス事案に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/150603-01.pdf
日本年金機構から直接電話することはありませんので、日本年金機構をかたる電話があった場合は、注意くださいとのことです。
①個人情報が流出した国民の方にご迷惑がかからないよう、専用電話窓口(コールセンター)を設置
②対象となった方へは個別に郵送によるお知らせ及びお詫び
③対象となった方の基礎年金番号を変更し、新しい基礎年金番号を郵送で送付
●本件に関するお問い合わせ
(日本年金機構専用コールセンター)
電話番号:フリーダイヤル 0120-818211
受付時間:8:30~21:00(平日及び土日)
※お掛け間違いのないよう、ご確認をお願いいたします。
■
■ 国民生活センターの発表情報
■
日本年金機構における個人情報流出に便乗した不審な電話にご注意ください!
(発表情報)_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_3.html
個人情報流出に関連して、「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」などといった不審な電話に関する相談が寄せられはじめているそうです。
最近では、「個人情報が漏れているので、削除してあげる」などの電話で、お金をだまし取る詐欺が増加しているとして、以下のアドバイスをしています。
アドバイス
①「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」などといった不審な電話や勧誘があっても、相手にせず、すぐに電話を切ってください。
②本件に関し、日本年金機構や消費者庁、国民生活センター、消費生活センター等の職員から消費者へ電話やメールで連絡をすることはありません。
③少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センター等に相談してください。
全国の消費生活センター等_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
2015年6月3日水曜日
日本年金機構の125万件の個人年金情報流出 第三者検証及びシステム面の強化が必要
今回の、日本年金機構の125万件の個人年金情報流出、職員がパソコンに届いた電子メールに添付されたファイルを開き、その結果、パソコンがウイルスに感染して外部に個人情報が漏れたことが原因であると報じられています。
・しかし、単に人的ミスだけだろうか? システムのセキュリティ対策に甘さはないのだろうか?
・日本年金機構のシステム運用に問題はないのだろうか?
・また、システムの安全対策(セキュリティ対策)についての、第三者の検証は必要ないのだろうか?
今回の個人年金情報流出の原因を単に職員の問題にするのではなく、システム的な問題点・改善点を追求し対策をすることが大事だと思います。
なお、下記のITpro(by 日経コンピュータ)の記事によると、年金記録などを格納する基幹システム(社会保険オンラインシステム)の個人情報がファイル共有サーバーにも格納可能で、このサーバーのデータは、職員のパソコンで利用可能で、職員のパソコンがウイルスに感染したことで、職員のパソコンからファイル共有サーバーのデータ(個人年金情報)がインターネットに漏れたとのこと。
ニュース - [続報]日本年金機構、ファイル共有サーバーを5年以上前から運用
ITpro(by 日経コンピュータ)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/060201844/
なお、下記の記事で、甘利社会保障・税一体改革担当相は、次のように発言し、「マイナンバー導入予定は変更なし」と言っていますが、これはあまりにもシステム構築の原則論であり、今回の問題の原因と対策が不明な現状では、少々無責任な気がします。
甘利大臣「マイナンバー導入予定は変更なし」 セキュリティ懸念否定 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/02/news134.html
『マイナンバーは、いわゆる、あて名のデータベースというのは、業務情報のデータベースとは別な管理をされている。その間にファイアウォールがある。マイナンバーにアクセスできる職員は極めて限定されている。みんながアクセスできるというわけではない。』
なお、今回の事件の問題は、基幹システム(社会保険オンラインシステム)の問題ではなく、そこの情報を保管していた、ファイル共有サーバーとそれに接続されていた職員のパソコンが原因です。
今、大事なのは、日本年金機構の個人年金情報流出から、システムの安全対策(セキュリティ対策)の漏れを第三者が検証し、マイナンバーシステムでは、今回の問題は発生しないことを、きちんと証明しなければなりません。
システムの安全対策(セキュリティ対策)は、原則論だけではダメです。それが本当にシステムに組み込まれてるのか、システムの運用面の問題はないかをテストし検証しなければなりません。
その意味で、甘利大臣は「マイナンバー導入予定は変更なし」というのではなく、
「今回の日本年金機構の情報流出の原因・対策を第三者が検証し、それをもとに、マイナンバーシステムを見直します」
と言うべきですね。
なお、ITpro(by 日経コンピュータ)の下記の記事は、システムの専門家の眼で、今回の事件について、詳しく解説されています。
ニュース - [続報]日本年金機構、ファイル共有サーバーを5年以上前から運用
ITpro(by 日経コンピュータ)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/060201844/
上記の記事によると、下記が原因で個人年金情報が流出していたようです。なお、この記事で、
パスワードの設定を職員任せにしていたこと、
インターネットがつながる職員のパソコンでファイル共有サーバーにもアクセスできたこと
が、今回の流出を招いたとしています。やはりシステム的な問題も多々あるように思います。
①年金記録などを格納する基幹システムから個人情報をファイル共有サーバーに移していたところ、標的型ウイルスに感染したパソコン経由で情報が漏れた
②基幹システムの暗号化されていた個人情報を、職員がパソコンで復号し、ファイル共有サーバーに移していたと見られる。
③個人情報をファイル共有サーバーに格納する際は、アクセス制限をかけたり、ファイルに「人に推測されにくいパスワード」を設定することになっていたが、パスワードの設定は職員に任せており、第三者の確認はなかったようだ。
④今回漏れた125万件のうち、約55万件はパスワードが設定されていなかった。
■
■ 2015.7.12追記 標的型攻撃の対策は、従来のウイルス対策と全く逆
■
年金情報流出から得られる教訓は――ラックが文書公開
「標的型攻撃の対策は、従来のウイルス対策と全く逆」 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/09/news150.html
この情報は、なかなか新鮮でした。標的型サイバー攻撃では、
「1人への攻撃が成功した時点ですでに複数の人が感染し、複数のウイルスが入り込んでいると疑うべき」
と説明しています。
標的型サイバー攻撃は以下の内容で、最初に発見されたウイルスを調べても、組織内に入り込んだことを探し出す参考にはできないそうです。
「最初の1台への攻撃が成功したあと、他のコンピュータへの再感染を試み、異なるウイルスに変更し、
同様の調査では発見されにくくする工夫をする」
標的型サイバー攻撃の対処は、PCの感染や不正な通信が見つかった段階で、①組織からの外部通信をすべて遮断、②遠隔操作ウイルスの不正な通信を発見することで、不正な動作をするPCをすべて発見し、確実に駆除してゆくことが必要としています。
なお、この対策自体は、従来のウイルス対策でも大事なことですね。
■
■ 2015.6.11追記 「標的型攻撃メールの例と見分け方」:IPA
■
IPAテクニカルウォッチ「標的型攻撃メールの例と見分け方」
:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/security/technicalwatch/20150109.html
上記に、以下の標的型攻撃メールの例が詳しく紹介されています。この例を見ると、標的型攻撃メールが、どのようなメールか分かりますね。
・新聞社や出版社からの取材申込のメール
・就職活動に関する問い合わせのメール
・製品に関する問い合わせのメール
・セキュリティに係る注意喚起のメール
・注文書送付のメール
・アカウント情報の入力を要求するメール(その1)
・アカウント情報の入力を要求するメール(その2)
■
■ 2015.6.6追記 再発防止に向けた5つのポイント--日本年金機構の個人情報漏えい - ZDNet Japan
■
下記の記事に、以下の記事がありました。本当にそうですね。不審なメールを開かないということも大切ですが、もし万が一、開いてしまっても、情報漏洩の危険性が発生しないような対策が必要だと思います。
①人の負担が少ないセキュリティ環境を構築する
②ビジネスを前提とした情報セキュリティ対策を検討する(不審なメールを開かないという対策は現実的ではない)
再発防止に向けた5つのポイント--日本年金機構の個人情報漏えい - ZDNet Japan
http://japan.zdnet.com/article/35065515/
■
■ 2015.6.5追記 年金機構の漏えい事件は対岸の火事ではない
■
下記の内容は、今回の事件を技術的に分析しており、非常に参考になります。
年金機構の漏えい事件は対岸の火事ではない - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1506/05/news024.html
・しかし、単に人的ミスだけだろうか? システムのセキュリティ対策に甘さはないのだろうか?
・日本年金機構のシステム運用に問題はないのだろうか?
・また、システムの安全対策(セキュリティ対策)についての、第三者の検証は必要ないのだろうか?
今回の個人年金情報流出の原因を単に職員の問題にするのではなく、システム的な問題点・改善点を追求し対策をすることが大事だと思います。
なお、下記のITpro(by 日経コンピュータ)の記事によると、年金記録などを格納する基幹システム(社会保険オンラインシステム)の個人情報がファイル共有サーバーにも格納可能で、このサーバーのデータは、職員のパソコンで利用可能で、職員のパソコンがウイルスに感染したことで、職員のパソコンからファイル共有サーバーのデータ(個人年金情報)がインターネットに漏れたとのこと。
ニュース - [続報]日本年金機構、ファイル共有サーバーを5年以上前から運用
ITpro(by 日経コンピュータ)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/060201844/
なお、下記の記事で、甘利社会保障・税一体改革担当相は、次のように発言し、「マイナンバー導入予定は変更なし」と言っていますが、これはあまりにもシステム構築の原則論であり、今回の問題の原因と対策が不明な現状では、少々無責任な気がします。
甘利大臣「マイナンバー導入予定は変更なし」 セキュリティ懸念否定 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/02/news134.html
『マイナンバーは、いわゆる、あて名のデータベースというのは、業務情報のデータベースとは別な管理をされている。その間にファイアウォールがある。マイナンバーにアクセスできる職員は極めて限定されている。みんながアクセスできるというわけではない。』
なお、今回の事件の問題は、基幹システム(社会保険オンラインシステム)の問題ではなく、そこの情報を保管していた、ファイル共有サーバーとそれに接続されていた職員のパソコンが原因です。
今、大事なのは、日本年金機構の個人年金情報流出から、システムの安全対策(セキュリティ対策)の漏れを第三者が検証し、マイナンバーシステムでは、今回の問題は発生しないことを、きちんと証明しなければなりません。
システムの安全対策(セキュリティ対策)は、原則論だけではダメです。それが本当にシステムに組み込まれてるのか、システムの運用面の問題はないかをテストし検証しなければなりません。
その意味で、甘利大臣は「マイナンバー導入予定は変更なし」というのではなく、
「今回の日本年金機構の情報流出の原因・対策を第三者が検証し、それをもとに、マイナンバーシステムを見直します」
と言うべきですね。
なお、ITpro(by 日経コンピュータ)の下記の記事は、システムの専門家の眼で、今回の事件について、詳しく解説されています。
ニュース - [続報]日本年金機構、ファイル共有サーバーを5年以上前から運用
ITpro(by 日経コンピュータ)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/060201844/
上記の記事によると、下記が原因で個人年金情報が流出していたようです。なお、この記事で、
パスワードの設定を職員任せにしていたこと、
インターネットがつながる職員のパソコンでファイル共有サーバーにもアクセスできたこと
が、今回の流出を招いたとしています。やはりシステム的な問題も多々あるように思います。
①年金記録などを格納する基幹システムから個人情報をファイル共有サーバーに移していたところ、標的型ウイルスに感染したパソコン経由で情報が漏れた
②基幹システムの暗号化されていた個人情報を、職員がパソコンで復号し、ファイル共有サーバーに移していたと見られる。
③個人情報をファイル共有サーバーに格納する際は、アクセス制限をかけたり、ファイルに「人に推測されにくいパスワード」を設定することになっていたが、パスワードの設定は職員に任せており、第三者の確認はなかったようだ。
④今回漏れた125万件のうち、約55万件はパスワードが設定されていなかった。
■
■ 2015.7.12追記 標的型攻撃の対策は、従来のウイルス対策と全く逆
■
年金情報流出から得られる教訓は――ラックが文書公開
「標的型攻撃の対策は、従来のウイルス対策と全く逆」 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/09/news150.html
この情報は、なかなか新鮮でした。標的型サイバー攻撃では、
「1人への攻撃が成功した時点ですでに複数の人が感染し、複数のウイルスが入り込んでいると疑うべき」
と説明しています。
標的型サイバー攻撃は以下の内容で、最初に発見されたウイルスを調べても、組織内に入り込んだことを探し出す参考にはできないそうです。
「最初の1台への攻撃が成功したあと、他のコンピュータへの再感染を試み、異なるウイルスに変更し、
同様の調査では発見されにくくする工夫をする」
標的型サイバー攻撃の対処は、PCの感染や不正な通信が見つかった段階で、①組織からの外部通信をすべて遮断、②遠隔操作ウイルスの不正な通信を発見することで、不正な動作をするPCをすべて発見し、確実に駆除してゆくことが必要としています。
なお、この対策自体は、従来のウイルス対策でも大事なことですね。
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■ 2015.6.11追記 「標的型攻撃メールの例と見分け方」:IPA
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IPAテクニカルウォッチ「標的型攻撃メールの例と見分け方」
:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/security/technicalwatch/20150109.html
上記に、以下の標的型攻撃メールの例が詳しく紹介されています。この例を見ると、標的型攻撃メールが、どのようなメールか分かりますね。
・新聞社や出版社からの取材申込のメール
・就職活動に関する問い合わせのメール
・製品に関する問い合わせのメール
・セキュリティに係る注意喚起のメール
・注文書送付のメール
・アカウント情報の入力を要求するメール(その1)
・アカウント情報の入力を要求するメール(その2)
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■ 2015.6.6追記 再発防止に向けた5つのポイント--日本年金機構の個人情報漏えい - ZDNet Japan
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下記の記事に、以下の記事がありました。本当にそうですね。不審なメールを開かないということも大切ですが、もし万が一、開いてしまっても、情報漏洩の危険性が発生しないような対策が必要だと思います。
①人の負担が少ないセキュリティ環境を構築する
②ビジネスを前提とした情報セキュリティ対策を検討する(不審なメールを開かないという対策は現実的ではない)
再発防止に向けた5つのポイント--日本年金機構の個人情報漏えい - ZDNet Japan
http://japan.zdnet.com/article/35065515/
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■ 2015.6.5追記 年金機構の漏えい事件は対岸の火事ではない
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下記の内容は、今回の事件を技術的に分析しており、非常に参考になります。
年金機構の漏えい事件は対岸の火事ではない - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1506/05/news024.html
2015年6月1日月曜日
不正アクセスで125万件の個人年金情報流出 対応が遅く被害拡大か? システム面の強化が必要
日本年金機構から、報道関係者向けの「日本年金機構の個人情報流出について」という報告書(PDF)が公開されています。今回の事件は、日本年金機構のシステムから、125万人という多量の個人年金情報が漏れるという大事件です。今後の対応として、「該当するお客様には基礎年金番号を変更する」とのことです。
報道関係者向けの「日本年金機構の個人情報流出について」 日本年金機構
http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000150601ndjIleouIi.pdf
なお、2015.6.2付の朝日新聞によると、最初の問題は5月8日に発生しているにもかかわらず、問題への対応が遅れ、被害が拡大しています。また、流出した個人年金情報125万件のうち55万件はパスワードをかけていなかったとのこと。システム運用面のズサンさに驚くばかりです。
今回の事件、一職員が不正メールを開いたことで個人情報が漏れたということですが、システム運用が人任せで、システム的な対応ができていないなど、基本的な問題があります。
1. 日本年金機構のシステムにつながっているパソコンのセキュリティ対策(ウイルス対策、ソフト更新など)に漏れはなかったか?
2. 何故、最初の問題が発生した5月8日に根本的な対策が実行されなかったか? 個人任せにせず、問題を分析していれば、ウイルス対策ソフトの強化などが実施できたはず。
3. 不正アクセスされたパソコンは、東京本部内と福岡県の拠点の約40台。何故、これほどまでに、被害が拡大したのか? 何故、初期の段階で被害を最小限に抑えることができなかったのか?
4. 保管データへのパスワード入力漏れが、何故、システムで発見できなかったのか?
5. 万が一の情報流出を考え、個人年金情報を暗号化していたか?
日本の官公庁のシステム、いままでも、ホームページ改ざんが発生するなど、セキュリティ面の弱さが指摘されていますが、システム構築面、システム運用など、全体的に安全面は大丈夫なのかと疑いたくなります。
国民の大事な情報を扱うシステムが、このような状況では、マイナンバー制度のシステム構築・運用、本当に大丈夫かと疑問です。
今回の事件、その原因を個人に押し付けることなく、システム上のセキュリティ面での改善点がないか、真摯に検討した上で、官公庁の他のシステムも含め、今一度、セキュリティ面の改善を実施してもらいたいですね。
なお、上記の報告書に以下の説明があります。
『日本年金機構において、職員の端末に対する外部からのウイルスメールによる不正アクセスにより、当機構が保有している個人情報の一部が外部に流出したことが、5月28日に判明しました。現時点で流出していると考えられるのは、約125万件です。』
また、上記の報告書によると、原因は以下になっています。
『電子メールのウイルスが入った添付ファイルを開封したことにより、不正アクセスが行われ、情報が流出したものと認められます。』
また、今後の対応として、「該当するお客様には基礎年金番号を変更する」とのことです。
なお、外部からの不審な連絡があった場合の、専用電話窓口(コールセンター)を設置したとのことです。
電話番号:フリーダイヤル 0120-818211
受付時間:8:30~21:00 (平日及び土日)
※上記受付時間は本日から6月14日(日)までとし、その後の受付時間は日本年金機構HPでお知らせ。
■個人情報流出の経緯
「(時時刻刻)件名偽装メールで感染 年金機構、注意喚起も徹底されず」 2015.6.2 朝日新聞
上記の記事によると、今回の個人情報流出の経緯は以下のようになっています。
つまり、最初の問題は5月8日に発生していたが、このときには、警視庁に相談せず、二回目の問題が発生した10日後の5月19日になって警視庁に相談しています。
結局、不正アクセスされたパソコンは、東京本部内と福岡県の拠点の約40台に上ったそうです。何故、これほどまでに、被害が拡大したのか、何故、初期の段階で被害を最小限に抑えることができなかったのか不思議です。
また、流出した個人年金情報125万件のうち55万件はパスワードをかけていなかったとのこと。システム運用面のズサンさに驚くばかりです。
①5月8日、ある職員のパソコンに、不正の電子メールが複数届いた。これが大量の個人情報流出の発端。職員はこのメールの添付ファイルを開いた。このとき、「情報系システム」で保管する個人情報に不正アクセスされていた。
②5月8日の不正アクセスを受け、機構は改めて全職員に注意を喚起。だが、新たな感染が発生する。
③5月18日までにウイルスが添付されたメールが大量に送りつけられ、別の職員が添付ファイルを開き、情報系システムに再び不正にアクセスされた。
④5月19日になって機構は警視庁に相談。
⑤28日になって同庁から約125万件の情報流出があったと連絡があった。
⑥結局、不正アクセスされたパソコンは、東京本部内と福岡県の拠点の約40台に上った。
<付記>
情報系システムでは、年金関係の通知を郵送するために基礎年金番号や氏名、生年月日といった個人情報をファイルに入れて保管している。ファイルにはパスワードをかける内規があるものの、125万件のうち55万件はパスワードをかけていなかった。
報道関係者向けの「日本年金機構の個人情報流出について」 日本年金機構
http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000150601ndjIleouIi.pdf
なお、2015.6.2付の朝日新聞によると、最初の問題は5月8日に発生しているにもかかわらず、問題への対応が遅れ、被害が拡大しています。また、流出した個人年金情報125万件のうち55万件はパスワードをかけていなかったとのこと。システム運用面のズサンさに驚くばかりです。
今回の事件、一職員が不正メールを開いたことで個人情報が漏れたということですが、システム運用が人任せで、システム的な対応ができていないなど、基本的な問題があります。
1. 日本年金機構のシステムにつながっているパソコンのセキュリティ対策(ウイルス対策、ソフト更新など)に漏れはなかったか?
2. 何故、最初の問題が発生した5月8日に根本的な対策が実行されなかったか? 個人任せにせず、問題を分析していれば、ウイルス対策ソフトの強化などが実施できたはず。
3. 不正アクセスされたパソコンは、東京本部内と福岡県の拠点の約40台。何故、これほどまでに、被害が拡大したのか? 何故、初期の段階で被害を最小限に抑えることができなかったのか?
4. 保管データへのパスワード入力漏れが、何故、システムで発見できなかったのか?
5. 万が一の情報流出を考え、個人年金情報を暗号化していたか?
日本の官公庁のシステム、いままでも、ホームページ改ざんが発生するなど、セキュリティ面の弱さが指摘されていますが、システム構築面、システム運用など、全体的に安全面は大丈夫なのかと疑いたくなります。
国民の大事な情報を扱うシステムが、このような状況では、マイナンバー制度のシステム構築・運用、本当に大丈夫かと疑問です。
今回の事件、その原因を個人に押し付けることなく、システム上のセキュリティ面での改善点がないか、真摯に検討した上で、官公庁の他のシステムも含め、今一度、セキュリティ面の改善を実施してもらいたいですね。
なお、上記の報告書に以下の説明があります。
『日本年金機構において、職員の端末に対する外部からのウイルスメールによる不正アクセスにより、当機構が保有している個人情報の一部が外部に流出したことが、5月28日に判明しました。現時点で流出していると考えられるのは、約125万件です。』
また、上記の報告書によると、原因は以下になっています。
『電子メールのウイルスが入った添付ファイルを開封したことにより、不正アクセスが行われ、情報が流出したものと認められます。』
また、今後の対応として、「該当するお客様には基礎年金番号を変更する」とのことです。
なお、外部からの不審な連絡があった場合の、専用電話窓口(コールセンター)を設置したとのことです。
電話番号:フリーダイヤル 0120-818211
受付時間:8:30~21:00 (平日及び土日)
※上記受付時間は本日から6月14日(日)までとし、その後の受付時間は日本年金機構HPでお知らせ。
■個人情報流出の経緯
「(時時刻刻)件名偽装メールで感染 年金機構、注意喚起も徹底されず」 2015.6.2 朝日新聞
上記の記事によると、今回の個人情報流出の経緯は以下のようになっています。
つまり、最初の問題は5月8日に発生していたが、このときには、警視庁に相談せず、二回目の問題が発生した10日後の5月19日になって警視庁に相談しています。
結局、不正アクセスされたパソコンは、東京本部内と福岡県の拠点の約40台に上ったそうです。何故、これほどまでに、被害が拡大したのか、何故、初期の段階で被害を最小限に抑えることができなかったのか不思議です。
また、流出した個人年金情報125万件のうち55万件はパスワードをかけていなかったとのこと。システム運用面のズサンさに驚くばかりです。
①5月8日、ある職員のパソコンに、不正の電子メールが複数届いた。これが大量の個人情報流出の発端。職員はこのメールの添付ファイルを開いた。このとき、「情報系システム」で保管する個人情報に不正アクセスされていた。
②5月8日の不正アクセスを受け、機構は改めて全職員に注意を喚起。だが、新たな感染が発生する。
③5月18日までにウイルスが添付されたメールが大量に送りつけられ、別の職員が添付ファイルを開き、情報系システムに再び不正にアクセスされた。
④5月19日になって機構は警視庁に相談。
⑤28日になって同庁から約125万件の情報流出があったと連絡があった。
⑥結局、不正アクセスされたパソコンは、東京本部内と福岡県の拠点の約40台に上った。
<付記>
情報系システムでは、年金関係の通知を郵送するために基礎年金番号や氏名、生年月日といった個人情報をファイルに入れて保管している。ファイルにはパスワードをかける内規があるものの、125万件のうち55万件はパスワードをかけていなかった。
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