2016年7月18日月曜日

離島でも使えた「WiMAX2+」 離島で快適なインターネット無線LAN環境を構築

記述:2016.7.18 改訂:2016.12.22

私は、長崎県の離島、五島列島で、なんとかインターネットの無線LAN環境を、簡単に構築できないか考え、WiMAX本家のUQ WiMAXの「WiMAX2+」を申し込み、利用しています。

「WiMAX2+」のお陰で、離島でも簡単に快適な、インターネット利用の無線LAN環境を構築することができました。

2013年にサービス開始した、「WiMAX2+」(ワイマックス ツープラス)。従来のWiMAXの上位に位置づけられるサービスで利用できる範囲が広く、通信速度も早くなっています。


このサービスに申し込んで、無線LANルーターを購入すると、月々3000円~4000円程度で、自宅に簡単に無線LAN環境を構築でき、すぐにインターネットが利用できます。

速度の面から言うと、NTTのフレッツ光の方が良かったのですが、無線LAN構築が少々面倒で、契約から活用まで時間もかかると考え、今回は、UQ WiMAXの「WiMAX2+」を導入しました。

「WiMAX2+」エリア判定では、”◯~△”でしたが、WiMAXルーター「WX02」に無線LAN中継機を接続すると、約2Mbps~10Mbpsの速度でインターネットを活用できました(大雨の日もOK)。

動画配信サービス「Hulu(フールー)」、Youtubeの動画もスムーズに見れる速度で、まあまあ満足できる通信速度です。

WiMAXルーター「WX02」に、パソコン、スマホ、kindleを無線接続して利用しましたが、快適に使え、これで、「UQ Flat ツープラスギガ放題」(月々4,380円)を使えば、通信量に制限なく使えます。


(注)「WiMAX 2+」速度制限を、2017年2月以降は「3日で10GB以上」に緩和

2016年12月22日:「WiMAX 2+」速度制限を大幅に緩和 3日で3GB→10GBに
- ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1612/22/news093.html


UQコミュニケーションズは、「WiMAX 2+」に適用してきた速度制限を、「3日で3GB以上」から、2017年2月以降は「3日で10GB以上」に緩和。速度制限がかかる期間も24時間から8時間程度に短縮するとのこと。

従来は、3日で3GB以上利用した場合、「YouTubeの標準画質の動画が見られる程度」の速度に制限される仕様でした。

来年2月以降は、3日間で10GB以上利用した場合、その翌日の通信速度を1Mbps前後に制限する仕様に変える計画です。




■ 「WiMAX2+」の特徴


1. 手軽にインターネット無線環境を構築できる。サービスに申し込んで、無線LANルーターを購入すれば利用開始可能。

2. 無線LANルーターがあれば、どこでも・いつでも無線でインターネットが利用可能。

3. 料金プランに、月間データ量の上限なしでたっぷりと使える「ギガ放題」がある。但し、3日間で3GB以上利用時は速度制限がかかる。

4. 通信速度が安定しない。例えば2Mbps~10Mbpsなどのように通信速度が大きく変化する。


「WiMAX2+」を数週間ほど使ってみて、一番問題なのは、やはり通信速度が安定しないことですね。私の場合、ある時は、数十KBPSに速度が低下したり、かと思えば数Mbpsに高速化したりと不安定な日があり、その時には、動画がカタカタ動き、見にくい状況になりました。

どんなものにも便利な面、不便な面がありますね。自分として、どの内容が大事か考えて導入すべきですね。



■ 私の「WiMAX2+」活用手順


(1) 使いたい場所が「WiMAX2+」のサービスエリアかどうか確認

これが一番大事ですね。以下のサイトのピンポイント判定を活用すると、住所・番地で判定できて便利です。私の場合、◯~△で心配になりましたが、UQ WiMAXのTry WiMAXレンタルを活用し、無事に利用できることを確認しました。

 サービスエリア|UQ WiMAX,UQ mobile
 http://www.uqwimax.jp/area/


(2) UQ WiMAXのTry WiMAXレンタルを活用し、「WiMAX2+」が本当に利用可能か確認

WiMAXを15日間無料でお試しできる、UQ WiMAXの「Try WiMAXレンタル」を活用し、実際に活用できるか確認しました。利用する機器は郵便パックで送られてきて、返却も簡単でした。

 Try WiMAXレンタル|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
 http://www.uqwimax.jp/signup/trywimax/


回線速度は、以下のサイトを活用し測定しました。

 BNR スピードテスト 回線速度/通信速度 測定
 http://www.musen-lan.com/speed/


(3) WiMAXを活用するプロバイダーの検討  *2016年6月段階

本家本元のUQ WiMAX以外に、GMOとくとくBB、Broad WiMAXなど多くのプロバイダーがありますが、全てUQ WiMAXの回線を利用してサービスを提供しています。

私の場合、月額料金が安いBroad WiMAXか、本家本元のUQ WiMAXにするか最後まで悩みましたが、トラブル時の安心感、契約2年後も月々4,380円で利用できることを考え、UQ WiMAXにすることにしました。

(注)Broad WiMAXのギガ放題月額最安プランは月々3,541円(おトク割-500円適用)ですが、2年目以降は、おトク割がなくなり、月々4,041円となりUQ WiMAXとほぼ変わらなくなります。


(4) WiMAXプロバイダーとの契約

契約するまえに、

①WiMAXルーターとして何を活用するか
②料金プランをどうするか
③オプションサービスを活用するか

などを検討する必要があります。

私の場合、UQ WiMAXと契約すると決め、①として「WX02」、②UQ Flat ツープラスギガ放題、③オプションサービスは無しにしました。

WiMAXルーターは、「WiMAX2+」に加え、auの4G LTEも使える「WX02」にしました(今は、後継機種のW03があります)。また、クレードルも購入しました。クレードルには充電用のmicroUSB端子のほか、有線LAN端子が搭載されています。

(注)auの4G LTEを利用すると、ギガ放題のプランでも、通常プランでも7GB制限が掛かり、別途追加料金がかかるので要注意です。

料金プランは、月間データ量の上限なしでたっぷりと使える「UQ Flat ツープラスギガ放題」にしました。

(注)速度制限(3日間で3GB以上利用時)があり、3日間で3GB以上利用すると、速度が低下します。

オプションサービスとして、端末補償サービスがありましたが、380円/月と意外に高く、1年間はメーカー保証期間内なので、オプションサービスは全て無しにしました。


(5) 無線LAN中継器の活用

WiMAXルーターから少し離れると、通信速度が半分以下に落ち、また、時々、「制限あり」になってネットにつながらなくなることがあったので、以下の無線LAN中継器を活用しました。

この無線LANの中継機活用で、通信速度も2倍に、ネット接続不調も改善されました。

 バッファロー WEX-733D 無線LAN中継機 11ac/n/a/g/b対応 433Mbps対応

 ・電波を中継して家中何処でも繋げる、繋がる
 ・通信速度が半減しないデュアルバンド同時接続
 ・ボタンを押すだけ簡単設定



■ 「WiMAX」「WiMAX2+」は、インターネット接続に特化した無線サービス

「WiMAX」「WiMAX2+」は広範囲でインターネットなどの通信ができる高速ワイヤレスインターネット回線です。

通常、ドコモなどの携帯会社の携帯やスマホでは、通常の電話以外に、携帯会社の回線を使ってインターネット接続しますが、「WiMAX」「WiMAX2+」は、”インターネット接続に特化した無線サービス”だと考えて良いと思います。

なお、サービスを利用する場合、WiMAXルーターという小型の機器を導入するだけで、簡単に無線でインターネットを利用することができます。

2013年にサービス開始した「WiMAX2+」(ワイマックス ツープラス)は、従来の「WiMAX」の上位に位置づけられるサービスで、通信速度も早く、利用できるエリアも広いので、2016年6月現在、離島でも利用できるエリアがあります。詳しくは以下を参照下さい。

 サービスエリア|UQ WiMAX,UQ mobile
 http://www.uqwimax.jp/area/

Wi-Fiのような狭い範囲の無線LANとは異なり、広いエリアで利用可能で、外出中や移動中も高速の通信が可能です。ひとつの基地局でカバーできる範囲が、無線LANに比べて広く、技術的には最大半径3kmまでアクセス可能です。



■ 無線LAN中継器とは


自宅に無線LANを導入したのに、電波が届きにくい場所があって困る場合に役立つ機器。親機となる無線LANルーターからの電波を、より遠くに伝えることができます。また、今まで、通信速度が遅かった子機の速度も早くすることが可能になります。

無線LANルーターから離れた場所や、浴室や台所など、水回り周辺では電波が届きにくく、通信速度が低下しがちです。このような場合、中継機を導入することで問題が解消できます。

中継機を導入しても、無線LANの使い勝手はほとんど変わりません。中継機は、無線LANネットワークを識別するSSID(Service Set Identifier)や、セキュリティ規格WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)のパスワードなどの設定を、親機から自動的に引き継ぐためです。

また、中継器を導入しても、ノートパソコンやスマートフォンなどの子機の、無線LANの接続設定を変更する必要はありません。

設定方法は簡単です。無線LANのルーターには、WPSかAOSSという設定ボタンがついています。中継機にも同じものがついています。

ルーターの近くに中継器を持って行き、電源に挿す。ルーターの設定ボタンを押したあと、中継器の設定ボタンを押します。これだけで自動的に無線LANの設定を引き継ぎ、電波を中継して遠くまで届けてくれます。ボタンを押すだけの簡単設定です。



■ 「Wi-Fi」「WiMAX」の違いとは?


自宅のような狭い範囲で使う無線が「Wi-Fi」
Wi-Fiはあくまでも家や職場、空港・ホテル・店などの狭い範囲で、無線通信をするだけで、その先は光ファイバーやADSLなど既設の回線がインターネット通信をしています。

自宅で使用しているNTTやKDDIなどの光ファイバーやADSLのルーターを、無線LANルーターにすると、電波の届く範囲でWi-Fiが使用できるようになります。

広い範囲で使える無線が「WiMAX」

WiMAXは携帯やスマホのように提供エリア内であれば、どこでもインターネットが無線で利用できるようにしたものです。

サービスエリア内であれば、WiMAXルーターという小型機器さえあれば、インターネットが無線で利用できます。