実は、10年以上も前の記事に、”情報の信憑性を意識していますか”というのがありました。今でも十分通用する内容なので、以下に紹介します。何年たってもインターネットの本質は変わらないことが分かりますね。
参考情報:2002年02月20日
ネット上の情報はどう料理する?(1) 情報の信憑性を意識していますか All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/297468/
『●情報の信憑性を疑ったことはありますか?
1997年、天文学者クリフォード・ストール氏が書いた『インターネットはからっぽの洞窟』という本が話題になりました。インターネットが爆発的なブームを迎えようとしていたとき、著者はあえてインターネットの信憑性にスポットをあて、ユーザーに警鐘を鳴らしたのです。いわくユーザーは「コンピュータ画面に表示されるものを内容の吟味もせずに無条件に受け入れている」。
この指摘にハッとしている人はいませんか? インターネット上の情報は取り出すのは簡単ですが、「どこに信憑性があるか?」と問われれば明確に回答できない人が多いのではないでしょうか。』(参考情報より)
■
■ 参考: 「噂(うわさ)」の大きさと対応
■
「噂(うわさ)」について、アメリカの心理学者オルポートとポストマンが下記の公式を発表しています。
噂の総量= 重要性 × あいまいさ
この公式は、
・物事が生活に重要なもの
・あいまいで理解することが困難なもの
ほど、信頼性の無い「噂(うわさ)」が多く生じるということを示しています。
なお、この公式に、情報の受信側の判断力を考慮し、下記のように考えることもできます。
噂の総量= 重要性 × あいまいさ × 判断力の少なさ
この公式は、インターネット上の情報が正しいかどうかを判断するときにも利用できます。
つまり、重要な問題ほど、インターネットでも「噂(うわさ)」が広がりやすく、さらに、その情報に対して的確な判断ができず、「この情報、本当かな?」と迷うときは、その情報は信用しないほうが良いということになりますね。
重要問題の場合は、専門家・新聞・官公庁などの信頼のおけるサイトから、複数の情報を入手し、自分の判断力を高めておくことも大事です。