2016年1月12日(米国時間)以降は、ブラウザ「Internet Explorer」(以後、IE)のサポート対象は、(各Windows OSで利用可能な)最新版のみになるそうです。
Vista SP2はIE 9のみがサポート対象、それ以外のOSでは、IE11、Edgeのみがサポート対象になり、それ以外のIEバージョンはサポート外になります。緊急に最新版のIEにすることが必要です!
サポート継続バージョン
Vista SP2 ・・・IE 9
Windows7 SP1 ・・・IE 11
Windows8.1 Update ・・・IE 11
Windows10 ・・・IE 11、Microsoft Edge
上記のバージョン以外は、全てサポート外になり、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなるため、新たな脆弱性が発見されても解消することができません。
ブラウザがサポート外になるということは、ウイルス感染や情報漏えいに会う確率が高くなり、とても危険です。詳しくは以下を参照下さい。
【注意喚起】 Internet Explorer のサポートポリシーが変更、
バージョンアップが急務に:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20151215-IEsupport.html
Windows Update 実施により最新バージョンになるはずですが、その後 IE のバージョンを確認することが大事です。
上記のIPAの記事によると、最新版でない場合、以下の Microsoft 社公式ページからサポート継続バージョンのIEをインストールしてくださいとのことです。
Internet Explorer のダウンロード - Microsoft Windows
http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/download-ie
なお、IEを最新版にする方法以外に、この機会に、それ以外のブラウザ、Chrome、Firefoxを使うことも良いと思います。
Chromeの場合は、Chromeアップデートで、問題の多いFlashPlayerが、自動的にアップデートされるので、安全性を考えるならば、Chromeが良いかもしれません。
Chromeのダウンロード
https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html
Firefoxのダウンロード
http://www.mozilla.jp
[補足1]Internet Explorer のバージョン確認方法
(1) Internet Explorer を起動します。
(2) [ヘルプ] メニューから [バージョン情報] をクリックします。
[ヘルプ] メニューが表示されていない場合は Alt キーと H キーを同時に押すと、[ヘルプ] メニューが表示されます。
(3) Internet Explorer のバージョン情報の一行目を確認します。
[補足2]詳しい内容が、以下のMicrosoftのブログに出ています。
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2015/12/09/201512-security-bulletin.aspx