2015年2月11日水曜日

定額で「データ通信の使い放題」をうたうサービスが多いが、本当なの?誇大表示では?

最近、いろんなキャリアで、定額での「データ通信の使い放題」を宣伝していますが、よく考えてみると本当にそうなの?と疑っていました。実は、使い放題と言いながら、何か裏があるのではと考えていました。
実は、2015年2月のPC Onlineの記事に、UQコミュニケーションズが2015年1月15日に発表した「WiMAX 2+」の新プランで、データ通信の使い放題「ギガ放題」が「通信量が3日で3GBを超えた場合」、速度制限を課すことが明らかとなったそうです。


速度制限はYouTube視聴に耐える700Kbps程度ということですが、最大220Mbpsの通信速度が1/100以下に大幅に落ちます。これで、本当の使いたい放題と言えるのでしょうか? はなはだ疑問ですね。

 PC Online UQのWiMAUQのWiMAX 2+は「3日で3GB」利用で速度制限、その真意は
 http://pc.nikkeibp.co.jp/atcl/trend/15/1000240/012000004/?P=1


冷静に考えてみると、大手のキャリア、docomo、au、softbankでも、「データ通信の使い放題」のようなサービスはなく、定額パケットの契約では上限の通信量(5GB、7GBなど)を越えると、通信速度が大幅に落ちると、きちんと説明されています。

何千万人という会員の人が、インターネットを使うと考えると、たくさんの人が高速通信で多量の通信をすると、回線がパンクしてしまいます。

 ”定額で「データ通信の使い放題」をうたうサービス”

については、慎重に考える必要があります。少なくとも、速度制限は必ずあると考えた方が合理的ですね。


それにしても、速度制限を明確にしないまま、定額で「データ通信の使い放題」をうたうサービス、誇大表示にならないのでしようか?

消費者庁の下記の資料では、誇大表示の禁止として、「うそや誤認させる広告・表示を禁止しています」とあります。

この定義で言うと、速度制限を明確にしないまま、「データ通信の使い放題」をうたうサービスは、”誤認させる広告”となり、誇大表示になると思いますが・・・

 誇大表示の禁止 - 消費者庁
 http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin889.pdf