OS(基本ソフト)、アプリ、ソフト、プログラムは、パソコン、スマホでよく聞く言葉ですが、これって何?と質問されると、なかなか一言では説明できません。でも、これらの言葉は、いろんなところで出てくるので、知っておくと便利です。今回は、これらの言葉を簡単に説明したいと思います。
OS(基本ソフト)とは?
パソコンで良く聞く「Windows(ウィンドウズ)」、スマートフォンで聞く名前「Android(アンドロイド)」、「iOS(アイオーエス)」、これらがOS(基本ソフト)です。
パソコンやスマートフォンなどの頭脳”CPU”を動かすのが、OS(基本ソフト)です。OS(基本ソフト)がなければ、何もすることができません。
CPUは自動車のエンジン、OS(基本ソフト)はそれを動かす運転手
アプリとは?
アプリはアプリケーションの略で、OS(基本ソフト)のもとで動く、ブラウザ、ウイルス対策ソフト、メール、ワープロなどのことです。スマホでもアプリという言葉を良く聞きますね。アプリはOS(基本ソフト)が動かします。
よく、”このソフトはWindows8対応”という言葉を聞きますが、アプリはOS(基本ソフト)に合った物を使わなければ動きません。スマホで言うと、同じアプリでも、Android用のアプリとiOS用のアプリがあります。
なお、OS(基本ソフトウェア)、アプリを総称してソフト(ソフトウェア)と言います。
なお、もうひとつ厄介な言葉に、「プログラム」という言葉があります。プログラムは”CPUの処理手順”で、プログラムを組み合わせることで、ソフトを作成します。しかし、今は、ほとんどの場合、ソフトとプログラムは同じ意味で使われています。
次に、少々詳しく紹介します。もし、時間があれば読んで下さい。
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■ ハードウェア、ソフトウェア(ソフト)とは
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コンピュータ関係のものは、大きくは、ハードウェアとソフトウェアの2つに分類されます。
ハードウェアは「hardware」、ソフトウェアは「software」という英語になりますが、「ware」 は、商品・製品のことですから、以下のように訳せます。
ハードウェア(hardware)は「目に見える、硬いもの」
ソフトウェア(software)は「目に見えない、柔らかいもの」
になります。これでも、なかなかイメージがつかめません。
車で言うと、車自体がハードウェア、運転手がソフトウェア
音楽プレイヤーで言うと、プレイヤー自体がハードウェア、音楽そのもがソフトウェア
つまり、目に見える「ハードウェア」を動かして、何か行動させるもの(運転をする、音楽を聴く)が「ソフトウェア」になります。
パソコン本体、CPU、ハードディスク、USB、デジカメ、プリンターなどは、全て”目に見えるもの”ですから、ハードウェア。
Windows、AndroidなどのようなOS(基本ソフト)、ブラウザ、メール、ワープロなどのアプリケーションソフトは、全て”目に見えないもの”なのでソフトウェアになります。
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■ Windows、Androidなどを総称してOS(基本ソフト)と呼ぶ
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パソコンやスマートフォンの頭脳であるCPUを動かすのが、Windows、AndroidなどのOS(基本ソフト)です。
画面表示、文字入力、インターネット接続、プリンター出力、USB機器接続 などなどの動作を一手に引き受けて実行するのがOS(基本ソフト)です。
また、OS(基本ソフト)があることで、ブラウザ、メール、ワープロ、画像編集などのソフトが同時に動くことができます。
パソコン、スマホの性能が良いという場合、CPUの性能も大事ですが、CPUを動かすOS(基本ソフト)も性能や機能が良くないと、全体の機能は良くなりません。
一方、OS(基本ソフト)が高機能になればなるほど、CPUも高い性能を要求されるという一面があります。
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■ ブラウザ、メール、ワープロを総称してアプリ(アプリケーションソフト)と呼ぶ
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特定の目的のために作られたものを、アプリケーションソフト(アプリ)または、応用ソフトと言います。つまり、ブラウザ、メール、ワープロなどのことです。
(注)「アプリケーションソフトウェア」というと長いので、略して「アプリ」と呼ばれます。
なお、アプリはOS(基本ソフト)の元で動くので、購入時は、それが動くOS(基本ソフト)を確認する必要があります。
アプリには、動作するOS(基本ソフト)は必ず明記されているので、購入時は、必ず自分のパソコンの基本ソフトウェアに一致するものを購入しましょう。
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■ インストール(install)/アンインストール(un-install)
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ソフトを使えるようにするため、パソコン、スマホの中にソフトを入れてあげることが必要です。この作業のことを「インストール」といいます。なお、インストールは「セットアップ(set up)」ともいいます。
また、反対の言葉が「アンインストール(un-install)」で、一度に入れたソフトをパソコン、スマホから削除する作業です。
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■ バージョンアップ(version-up)
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ソフトウェアやハードウェアをより性能の良いものに、機能を強化し、新しくすることです。バージョンアップの"version"は"版"ですから、"版を向上する"つまり機能アップするということです。
よくver2.1などと表示されていますが、verはversionの略です。バージョンアップにも段階があり、「2.1」の整数部分が変わったら、大幅に変更した場合、小数点以下が変わったら、少し変更した場合になります。
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■ 「脆弱性(ぜいじゃくせい)」とは不具合(欠陥)のこと
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「脆弱性」とは、”脆く、傷つきやすいこと”ですが、攻撃に対して弱いこと、弱点を意味し、コンピュータの世界では、「不具合(欠陥)」と考えて良いです。
インターネットでは、OS、アプリのソフトの「脆弱性」つまり、「不具合(欠陥)」が狙われます。
攻撃は、ソフトが扱うデータに、ソフトの「不具合(欠陥)」を利用した仕組みを入れて、ウイルスなどに感染するようにします。このデータをソフトで読むと、正しく処理を出来ず、ウイルスに感染します。戸締りの悪い所から侵入する泥棒みたいですね。
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■ 「バグ (bug)」とは「不具合(欠陥)」のこと
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「バグ 」は英語で「虫」の意味で、「不具合(欠陥)」のことです。実は、1940年代、コンピュータを開発していた頃、コンピュータの中に「虫」が入り込み、コンピュータが動かなくなったことから、「不具合(欠陥)」のことを「虫(バグ)」と言うようになりました。
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■ パソコンに接続する機器を制御するものをデバイスドライバと呼ぶ
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パソコンにプリンター、USBメモリ、デジカメなどを接続した際に、大事な役目をするのが「デバイスドライバ」というプログラムです。
デバイスドライバは、プリンターなどの機器毎に存在し、機器がパソコンに接続されると、OS(基本ソフト)は、対応するデバイスドライバを見つけ出し、機器とのデータのやりとりを任せます。
なお、このときに、対応するデバイスドライバが無ければ、パソコンは、それを見つけようとします。USBメモリなどは自動的に、OS(基本ソフト)が対応するデバイスドライバを自動的に見つけてくれます。
デバイスドライバが各機器の処理を担当することによって、WindowsなどのOSが事前に機器に対応している必要がなくなり、機器メーカーも、OSの持っている機能に限定されることなく製品を開発することができます。