Yahoo!メールが、(2014年)9月30日午前9時~10月4日午前7時までの、5日間という長期間にわたりトラブルが発生し、全ユーザー(約5000万ID)のうち、約8%のユーザー(約400万ID)のメール利用者に支障が出ました。
Yahoo!メールで発生したアクセス障害について - ヤフー株式会社
http://docs.yahoo.co.jp/info/notice/140930.html
今回のトラブル、Webメールの信頼性、危うさを感じさせるものでした。メールは利用者の日々の生活に不可欠であり、このようなツールが、5日間も使えないというのは、尋常ではありません、異常事態です。
今回のYahoo!メールのトラブルは、Yahoo!システム、Webメールって安心して使えるの?と疑いたくなるほど、影響が大きいですね。
私の知人も、このトラブルに巻き込まれ、最初は、自分のパソコンのトラブルだと思い、いろいろ悩んでいました。結局は、Yahoo!メールのトラブルと分かりましたが、その後、何日間もメールが使えず、困っていました。
なお、知人には、このような時のために、Yahoo!メールに加え、Gmailも使うように勧めました。
私は、Yahoo!の機能は便利なので、Yahoo!メール、Yahoo!知恵袋、Yahoo!ボックスなどを使っていますが、Yahoo!システムは、不安定なことが多いですね。
今回のYahoo!メールのトラブル、
今後ともYahoo!メールを使っても大丈夫なの?
Webメールって安心して使えるの?
と考えさせる重大な問題です。
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■ Yahoo!メールはWebメール、その特徴とは
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このYahoo!メール、Gmail、Outlook.comと同じWebメールで、通常は無料で使用し、大変便利なものです。そのため、多数の人が利用しています。
なお、Webメールは、プロバイダや携帯会社が提供するメールと違い、以下の点が特徴です。
メールデータ・アドレス帳など全てのデータの保管は、
インターネットのコンピュータの中
つまり、通常のメールと違い、Webメールの場合は、メールに関するデータが全て、インターネットのコンピュータ(サーバー)の中に保管されています。
利用者は、このコンピュータに保存されたメールデータをブラウザで参照するだけです。
この為、Yahoo!メール、Gmail、Outlook.comなどのWebメールは、多数のサーバ、大容量のハードディスクなどの、大きなコンピュータ・リソースを必要とします。そのため、システム設計・運用が大変難しいと思います。
その意味から言っても、今回の事件で、Yahoo!メールのシステムが、システム全般の問題点を検討していなければ、同じ問題が再発すると思います。
ぜひとも、再発防止のため、今回のトラブルの真の原因を追究し、その内容を利用者に公開し、システム全般の見直し・検討を進めてもらうよう、切に祈るばかりです。
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■ ”Webメール”使用時の注意事項
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”Webメール”を使う場合に、私が注意している事項を以下に紹介します。
なお、無料で使えるWebメールですが、メール内容はインターネットのサーバに残るので、クレジットカード番号などの重要な個人情報のメールのやり取りは避けるなど、注意することもあります。
「便利な裏には必ず危険もあり」です!!
(1) 急にサービスが停止する場合があるため、出来るだけ多くの人が利用し評判の良い大手提供のサービスを使用する。
(2) 完璧なWebサービスはありません、利用できないトラブルが発生し利用できない場合を予想し、複数の”Webメール”サービスを利用しましょう。
(3) メール内容は、インターネットのサーバに残るので、クレジットカード番号などの重要な個人情報のメールのやり取りは避ける。
(4) 数カ月連続して利用しないと、メールデータ、アドレス帳が削除されます、必ず有効期限を確認しましょう。
(5) 共用のパソコンでは利用しない、ブラウザの履歴から他人に使われる可能性がある。
(6) 迷惑メールは自動的に判別してくれるますが、時々、間違って迷惑メールと判断される場合があるので、定期的に迷惑メールを入れるフォルダーを確認する。
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■ お勧めの代表的な”Webメール”
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以下は、お勧めの無料のWebメールサービスです。いずれも大手の企業の提供です。
一番のお勧めはGmailですね。数年間、利用していますが、大きなトラブルはありません。また、メール表示、検索などの動作が早く、表示も見やすいですね。なお、Android(アンドロイド)スマホを持っている人には、Gmailは必須なアプリだと思います。
あと、Microsoft提供のOutlook.com、Yahoo!メールもお勧めですが、今回のYahoo!メールのトラブルもあり、Yahoo!メールは△です。
なお、Webメールを使うには、該当のホームページで登録し、アカウント(ユーザID)を入手し利用します(無料)。
◎(1) Gmail :検索エンジンGoogleの無料Webメール
http://www.google.com/intl/ja/mail/help/about.html
○(2) Outlook.com (旧)Windows Live Hotmail :Microsoftの無料Webメール
http://www.microsoft.com/ja-jp/outlook-com/
△(3) Yahoo!メール :検索エンジンYahoo!の無料Webメール
http://promo.mail.yahoo.co.jp/
また、上記サービスのメール容量も、(2014年9月時点で)
Gmailが15GB(Gmail、Google ドライブ、Google+ フォトの合計)
Outlook.comは実質上、無制限(必要に応じて自動追加)
Yahoo!メールが10GB
と大きいため、長期間、不自由なく利用することができます。
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■ メールソフトとWebメールとの違い
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メールソフトとWebメールの違いを、簡単にまとめると以下になります。
(1) メールソフトの特徴
・インターネット・プロバイダからメールアドレスを入手して開始
・パソコンにソフトをインストールして利用
・メールデータ・アドレス帳の保管はパソコンの中
・パソコン専用のソフトであり、スマホ・携帯からは利用不可
(2) Webメールの特徴
・簡単な無料会員登録をすれば利用可能
・ブラウザでサービス提供のホームページを通じて利用
・メールデータ・アドレス帳の保管は、インターネットのコンピュータの中
・スマホ・携帯からでも利用可能
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■ Webメールの特徴は?
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(1) ユーザ登録するだけで、”無料”で利用することができる
(2) 専用のメールソフトが不要
(2) ブラウザから、特定の(Webメール)ホームページにログインして使う
(3) メールデータは、パソコンの中ではなく、インターネットの中に保存される
(4) パソコンに加え、スマホ・携帯電話からでも使える
(5) 迷惑メールは自動判断して排除する
(6) ウイルス駆除まで実施してくれる、Webメールサービスもある
の特徴があります。
”Webメール”、次々と機能アップがされ、無料で使えるメール容量も数GBと大きく、迷惑メール対策も備え、スマホ・携帯からでも利用できるなど、使い勝手も大幅に改善されています。