2017年10月23日月曜日

Windows10「Fall Creators Update」を手動インストールしてみた Windows10のバージョンには要注意!

Windows10は半年から1年程度という短い間隔で、大きなバージョンアップが実施されています。今回、10月17日公開の「バージョン1709 Fall Creators Update」を手動でインストールしてみました。

そこで、今回、自動ダウンロードを待たずに、「設定」の[更新プログラムのチェック]を活用し、手動で最新版の「Fall Creators Update(バージョン1709)」をインストールしたので、その方法を簡単に紹介します。

しかし、「Fall Creators Update」は、Onedriveの新機能、セキュリティ機能の追加があるものの、いずれもユーザーには分かりずらいですね。

インストールにも数時間かかり大変で、Windows10の短期間のアップデート、本当にユーザーにメリットがあるのか疑問。

ただし、バージョンによってはサポート終了になるものがあり、Windows10のバージョンには気をつけたいですね(バージョン1511は今年2017年10月10日でサポート終了)。

 Windows10のバージョン確認方法を紹介
 http://lifesecurityup.blogspot.jp/2017/10/windows10.html

なお、Windows10の最新のバージョンは、自動的にダウンロードされて、インストールされる仕組みになっています。

しかし、何故か、私のパソコンは、

 2017年10月20日時点で、
 
  2016年8月公開済の「バージョン1607 Anniversary Update」で、
  2017年4月公開済の「バージョン1703 Creators Update」がインストールされていない

そのため、今回は、あえて最新版の「バージョン1709 Fall Creators Update」を手動でインストールしてみました。
 
どうしてもWindows10が自動更新されない場合は、今回の方法は有効だと思います。

ただし、「Windows 10 Fall Creators Update」は、これまでのバージョンと同じように、段階的に自動更新されるので、通常は自動更新まで待った方が良いです。今回紹介する手動更新は、例外的な対応です(上級ユーザー向けともなっています)。

《最新版の「Fall Creators Update」を使ってみた感想》

今回、最新版の「Fall Creators Update」を使ってみましたが、ファイルの関連付けがリセットされ、パソコン立ち上げ時のPIN番号の入力も2回入力しないといけないようになりました。

さらに、パソコン全体の動作も遅くなった感じがしますね。無償のツールとして提供されてきた「脆弱性緩和ツール(EMET:Enhanced Mitigation Experience Toolkit)」がWindows 10の標準機能として統合された影響かもしれません。

Windowsのアップデート、機能アップよりも、速度・安全性・安定性の向上を目指して欲しいですね。

なお、「Fall Creators Update」で何が変わったは、以下のサイトが詳しいです。特に①、②は分かりやすく紹介されており、お勧めです。

参考:

①「Windows 10 Fall Creators Update」の新機能を徹底解説(前編:UI、OneDrive、スマホ連携) | できるネット
https://dekiru.net/article/16030/

②「Windows 10 Fall Creators Update」の新機能を徹底解説(後編:Webブラウザー、セキュリティ、その他) | できるネット
https://dekiru.net/article/16031/

③「Fall Creators Update」で注目、ネットワーク&セキュリティ機能4選+1【イニシャルB】 - INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/1087139.html


■ Windows10には様々なバージョンが!
■  半年から1年程度という短い間隔で、大きなバージョンアップが実施


Windows10のバージョンは以下になっています。しかしながら、Windowsはアプリとは異なり、OS(基本ソフト)なので、こんなに短期間にバージョンアップされるのは疑問ですね。

OS(基本ソフト)のバージョンアップは、セキュリティソフトなどの他のソフトへの影響、デバイスドライバーへの影響も考えられます。

ちなみに、2015年11月公開の「バージョン1511 November Update」は今年2017年10月10日でサポート終了です(セキュリティパッチの配信は10月10日で終了)。

Windows10のバージョン1511以前のバージョンを利用している方は、早急に最新バージョンに更新する必要があります。


 バージョン         公開日     サポート終了日

 1507 最初のバージョン   2015年7月29日    2017年5月

 1511 November Update    2015年11月12日   2017年10月

 1607 Anniversary Update  2016年8月2日    2018年3月

 1703 Creators Update    2017年4月12日    2018年9月

 1709 Fall Creators Update 2017年10月17日



■ 「Fall Creators Update(バージョン1709)」の手動でのインストール方法

■  「設定」の[更新とセキュリティ]での[更新プログラムのチェック]を活用


以下の方法で実行しましたが、私の場合、2時間以上かかりました。時間の余裕のあるときに実施下さい。

また、この手動での更新は、例外的な対応で上級ユーザー向けとなっています。通常は、自動更新まで待って下さい。


1.タスクバーの[スタート]ボタンをクリック。

2.[スタート]メニューが表示。[設定]をクリック。

3.「設定」画面が表示。[更新とセキュリティ]をクリック。


4.「更新とセキュリティ」の「Windows Update」画面の、[更新プログラムのチェック]をクリックし、更新プログラムを確認。



5.「Windows 10 Fall Creators Update を取得する」という画面が表示されたら、”Microsoft ソフトウェア ダウンロードWebサイト”をクリックする。




6.「Windows 10 のダウンロード」画面で、”今すぐアップデート”をクリックする。



7.更新プログラムのインストール実行。しばらく待ちます。 ※私の場合、約1時間半かかりました!



8.「更新プログラムの準備ができました」画面が表示されるので、”今すぐ再起動”をクリックする。



9.Windowsが再起動し、”Windows 10の更新を構成しています”メッセージ画面が表示されます。100%完了になるまで、コンピューターの電源を切らないで待つ。 ※私の場合、約30分かかりました!

10.”Windowsをインストールしています”画面が表示されます。100%になるまでしばらく待つ。

11.インストールが完了すると、サインイン画面が表示されるので、パスワードを入力。

12.セットアップを開始。セットアップが完了するまでしばらく待つ。

13.セットアップが完了すると、デスクトップ画面が表示。