2016年12月17日土曜日

各ブラウザが進めるHTML5での動画表示(脱Flash化)とは FlashPlayerが無くても動画再生が可能に

今、各ブラウザが、FlashPlayerが無くても動画再生が可能になるよう、HTML5での動画表示をデフォルト化(標準化)し、脱Flash化を進めています。

HTML5での動画表示がデフォルト化になると、FlashPlayerでのFlash再生はユーザーの選択になります。


来年の2017年には、全てのブラウザで、HTML5での動画表示がデフォルト化(標準化)となりそうですね(Flash再生はユーザーの選択)。これで、やっかいな?FlashPlayerから離れられます。

ただし、各サイトがHTML5の仕様で構築していないと、この効果はありませんが、各ブラウザが脱Flash化を進めると、各サイトでのHTML5が進み、何年後かには、FlashPlayerがなくても、全ての動画が見れるようになると思います。


なお、このHTML5というのはなんでしょうか?

HTML(HyperText Markup Language)はホームページを作成する言語ですが、「HTML5」というのは、このHTMLの最新版、第5改訂版です。

新たなタグの追加によって、動画や音声の再生、グラフィックの描画などに対応し、FlashPlayerなどのプラグインがなくても、動画などがWebブラウザで閲覧できるようになります。



FlashPlayerは深刻な脆弱性問題(ソフトの弱点)をたびたび起こしており、より安全で、モバイルデバイスに適した効率的な動作を実現するHTML5への移行を、各ブラウザは進めています。

Googleは、来年2月にリリースする予定のChrome 56安定版でHTML5のデフォルト化(標準化)を100%に引き上げる計画を発表しています。

Microsoft EdgeもHTML5デフォルト化の計画を発表しました。来年の早い時期に登場予定のWindowsの大型アップデート「Windows 10 Creator’s Update」で提供される予定です。

Firefoxも、2017年には、デフォルト状態でFlashを無効化し、Flash再生はユーザーの選択に変更する予定です。



HTML5は、2014年10月にW3Cによって勧告されたHTMLの最新バージョンです。動画再生には、FlashやSilverlightが不要になり、Webページを解釈/表示するWebブラウザ間での互換性も高まるとされています。


Youtubeには、すでにHTML5の仕様を使った「HTML5動画プレーヤー」があります。これは動画再生にFlashPlayerを使いません。

ブラウザIEで、YouTubeの動画が見られない場合などに、「 YouTube HTML5動画プレーヤー 」に切り替えることで、動画が見れるようになります。

「 YouTube HTML5 動画プレーヤー 」 に切り替える方法

①    検索エンジンで[youtube html5 切り替え]と検索する
②    検索結果の「YouTube HTML5 動画プレーヤー」をクリック
③    「HTML5 プレーヤーをリクエストする」をクリック

「現在、HTML5 プレーヤーをできるだけ使用するよう設定されています。」という表示になればOKです。


(注)上記の「 YouTube HTML5動画プレーヤー 」の設定は、「クッキーを削除(クリア)」で取消されるので、その場合は、もう一度、上記の設定をして下さい。