2016年4月3日日曜日

ブラウザIEは最新版が基本 IEは最新版のみがサポート対象、最新版に更新しよう!

2016年1月12日(米国時間)以降は、ブラウザ「Internet Explorer」(以後、IE)のサポート対象は、(各Windows OSで利用可能な)最新版のみになっています。

 <OSと最新バージョンの組み合わせ>

    Windows Vista / Internet Explorer 9
    Windows  7 / Internet Explorer 11
    Windows 8.1 / Internet Explorer 11
    Windows 10 / EdgeとInternet Explorer 11

上記以外のIEバージョンはサポート外になります。緊急に最新版のIEにすることが必要です!


サポート外になると、IEの脆弱性(不具合)を狙う攻撃に会う確率が高くなり、ホームページを見ただけでウイルスに感染したり、不正ソフトをダウンロードされたり、フッシング詐欺などを防ぐことが出来なくなります。

なお、下記の記事によると、2015年4Qの脆弱性登録(不具合登録)は、製品別に見ると、「IE」が190件で最多とのこと。

 2015年4Qの脆弱性登録は1619件 - 「IE」190件で最多:Security NEXT
 http://www.security-next.com/066362

もし、サポートされないIEのバージョンを使っていると、IEの脆弱性(不具合)を狙った攻撃に会う確率が高くなります。ぜひIEを最新版に更新するか、その他のブラウザを使用しましょう!



■まずはIEのバージョンを確認

1.IEの右上の歯車マークをクリックし、「バージョン情報」を選ぶとバージョンが確認できます。

2.「新しいバージョンを自動的にインストールする」のチェックボックスがオンになっていれば、自動的に更新されているはずです。オフになっていれば、最新バージョンでない可能性があります。

IEはWindowsに付属するブラウザであり、Windowsの更新「Windows Update」と同時にアップデートが行われる仕組みになっています。


■次にIEの最新版へのバージョンアップ

古いバージョンの場合は、下記のマイクロソフトの情報ページからアップデートが可能です。

 マイクロソフトの情報ページ *ブラウザIEで開いてください

 Internet Explorerサポートポリシー変更の重要なお知らせ - Microsoft
 https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/iesupport/


Windows 8の場合は、8自体のサポートが終了しているため、8.1に変更してから、8.1アップデートへ、順次アップグレードしてからIE11を導入する必要があります。

なお、VistaユーザーはChromeのサポート期限にも注意が必要です。

Googleは、2016年4月でVista以前のWindowsのサポートを打ち切ることを表明しています。これ以降、VistaでChromeを使うのは危険です、VistaのChromeユーザーは、代替のブラウザー(Firefoxなど)を探す必要があります。


■IE以外のブラウザを使うことも有効

なお、IE以外のブラウザ、Chrome、Firefoxを使うことも一つの手ですね。動作も早く、安全対策も充実し、拡張機能などで機能追加ができ、便利なブラウザです。

それぞれのダウンロードは以下を参照下さい。Chrome、Firefoxのブラウザ、私は数年前から利用していますが、不具合が発見されても、修正版が迅速に提供され(IEは1ヶ月単位)、安心して使えます。

 Chromeダウンロード
 https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html

 Firefoxダウンロード
 http://www.mozilla.jp/



参考:
古いバージョンのIEに注意! 今すぐアップデートが必要:
  原則として「最新版のみをサポート」に移行《IT羅針盤》 PC Online
http://pc.nikkeibp.co.jp/atcl/trend/15/1000950/030100035/

参考:
最新版が基本!IEのセキュリティについての疑問を解消 Norton Blog
https://japan.norton.com/ie-security-5165