2015年1月31日土曜日

ホームページを見るときの基本用語を覚えよう!

インターネットといえばホームページですね。ホームページは ”HTML” という書き方で記述されている、”HTML文書”です。

HTMLとは、簡単に言えば、「文字の大きさや色を変化させたり、画像・音声・動画を見たり、他のコンピュータの文書を参照できる、文書の書き方」です。

一方、ホームページには危険な面も多々あります。最近、ホームページが悪意を持った人に改ざん(不正に修正)され、ホームページを見ただけでウイルスに感染する危険性が話題になりました。

今回は、ホームページの仕組み、危険性に関して紹介します、添付の図を参考にしてください。ホームページの仕組みを理解することで、ホームページの便利な面に加え、危険性も面も理解することができます。




(1) ホームページ: HTMLで書かれた文書

(2) HTML: 文字に加え画像・音声・動画を表示させ、別文書も参照可能な文書の書き方

(3) リンク: 他のコンピュータの文書や画像などへの移動情報

(4) JavaScript: ホームページの表示に動きを加えるソフト(簡易プログラミング言語)

(5) URL:インターネット上に存在するホームページや画像などの場所

(6) WWW、Web(ウェブ): ホームページの仕組みを利用したインターネット・サービス

(7) サイト(site): ホームページが置かれているインターネット上の(架空の)場所

(8) ブラウザ: ホームページなどのHTML文書を表示するソフト

(9) プラグインソフト(plug-in soft):ブラウザに組み込みブラウザの機能を拡張させるソフト



■ 何故、世界中のホームページが見れるのか?


ホームページはHTMLで書かれた文書ですが、その中に、他のホームページへのリンク(URL)が埋め込まれており、ホームページを次々にみることができます。

ホームページは、ブラウザで、「http://www.abc.co.jp/index.html」というようなURLを指定し、見ることができます。


URLとは”Uniform Resource Locator”の略で、インターネット上に存在する情報(文書や画像など)の場所を示します。

URLの中の「http://」は全てのホームページに付けられる接頭語で、「www.abc.co.jp」はホームページが保存されているコンピュータを指し、「index.html」はホームページのデータ名です(index.htmlのデータ名は省略される場合が多い)。




■ ホームページとはHTML文書


ホームページは、HTMLという特殊な文法で書かれたHTML文書です。

HTMLとは「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップランゲージ)」の略で、文字の大きさや色を変化させ、画像・音声・動画を表示させることができる文章の書き方です。

また、このHTMLは ”リンク(情報の保管先を示す)” という機能で、他のコンピュータの文書を参照し、文書を相互に関連付けることもできます。

なお、HTML文書に、JavaScriptのプログラムを追加することで、ホームページの表示に動きを加えることもできます。



■ WWW、Web、ホームページ、サイトとは

よく言われる、World Wide Web(略名:WWW)は、ホームページの仕組みを利用したインターネット・サービスのことです。単にWeb(ウェブ)と呼ばれることも多いです。

Webには”クモの巣”と言う意味があり、「様々な情報が蜘蛛の巣のようにつながっている」ことから、”World Wide Web(世界に広がる蜘蛛の巣)”と名付けられました。

インターネットは、「世界中のコンピュータを結んだネットワーク」自体を指す言葉で、Webはその応用技術ですが、日常用語では”Web(ホームページ)=インターネット”と呼ばれることが多くなりました。

なお、ブラウザに表示されるホームページの元々の意味はブラウザを起動した時に最初に表示される”Webページ”のことを指していました。

インターネットでよく使われる「Web(ウェブ)」、「サイト(site)」、「ホームページ(home page)」は、簡単に考えると、以下のように考えて良いと思います。

「ウェブ(Web)」・・・・・インターネットのホームページサービスの総称
「サイト(site)」・・・・・ホームページが置かれているインターネット上の(架空の)場所
「ホームページ(home page)」・・インターネットで見る個々のホームページ

なお、サイト、ホームページは、その前にWebをつけて、「Webサイト」、「Webページ」ともいも言われます。



■ ブラウザとは

InternetExplorer、Firefoxなどのブラウザは、ホームページを見るソフトですが、もう少し厳密に言うと”ホームページなどのHTML文書を表示するソフト”です。

ブラウザの歴史は、インターネットの歴史そのもので、以前は、NetscapeとInternetExplorerの2つのソフトしかありませんでした。

今は、InternetExplorer、Netscapeの流れをくむFirefox、Google Chrome、Opera、Safariなど多くの優秀なブラウザがあります。

なお、ブラウザに機能追加する為、別のソフトを組み込む事があります。これを”プラグインソフト(plug-in soft)”と言います。

”プラグインソフト”は、ブラウザなどのソフトに組み込み、機能を拡張させるソフトのことで、”アドインソフト”とも言います。

 【代表的プラグインソフト】Flash Player、Adobe Reader

 Flash Player   ・・・動画サイトで使われている動画形式FLV動画を見る為の動画閲覧ソフト
 Adobe Reader   ・・・PDF文書の閲覧ソフト、PDF:インターネットの文書配信形式



■ ホームページの危険性と対策

悪さをするプログラムをJavaScriptで作り、これをホームページに埋め込むことで、ホームページを見ただけで、悪質なホームページに誘導したり、ウイルスに感染させたりすることができます。

また、ブラウザの代表的プラグインソフト、Adobe Flash Player、Adobe Readerの不具合(脆弱性:ぜいじゃくせい)を狙った攻撃が多く見つかっており、ホームページにアクセスするだけで、ウイルスに感染する恐れもあります。

ホームページの危険性から身を守る方法としては、主に次を実施することです。

 (1) 危険なホームページ(サイト)には近づかない
 (2) プラグインソフトを常に最新版にバージョンアップする
 (3) ブラウザを常に最新版にバージョンアップする
 (4) ウイルス対策ソフトを利用し、ウイルスパターンを常に最新版にする


パソコンの基本用語をまとめて覚えよう!

パソコンを活用する上で、パソコンの仕組みを知っておくと便利です。パソコン活用時には、CPU、メモリ、ハードディスク、基本ソフト(OS)など、様々な専門用語が飛びかいますが、これらを一つずつ理解するよりも、関連する用語をまとめて、パソコンの仕組みの中で理解しておくと、良く分かるようになります。

物を使う場合、その仕組みを簡単に知っておくと、活用するときに様々な応用がききますが、それと同じですね。


但し、パソコンの仕組みを正確に説明するためには、数百ページの説明が必要になりますし、とても一人の力では説明できません。

その為、ここでは、パソコン全体の仕組みの概要を理解することを目的に、多少の正確さを犠牲にして説明しますのでご了解下さい。 また、私自身の理解不足の点も多々あると思います。

パソコンは、大きく次の要素で構成されています。

 (1) CPU(CPU:Central Processing Unit、中央処理装置) : パソコンの頭脳

 (2) メモリ(主メモリ) : ソフト・データが動く場所

 (3) ハードディスク   : ソフト・データの保管庫

 (4) 基本ソフト: ブラウザ、メールソフトなどの応用ソフトを動かすソフト(Windowsなど)

 (5) アプリ(アプリケーションソフト): ブラウザ、メールソフト、ワープロソフトなど
 
 (6) データ  : 画像データ、音楽データ、メールデータ、文書データなど

 (7) USB    : パソコンにプリンター、デジカメなどを接続する万能接続口
 




■ (1) CPU(CPU:Central Processing Unit、中央処理装置)


パソコン全体の処理・計算を行う、まさに”パソコンの頭脳”と言える部分です。メモリ上にあるソフトウェアを実行する装置です。なお、CPU が良いものであるほど、そのコンピュータは多くの処理を速く実行できます。

パソコンのCPUが「Pentium 4 CPU 1.80GHz」 と書いてあれば、CPUは「Pentium4」という種類で、クロック数が「1.8GHz」ということを表します。クロック数が大きいほど、CPUの処理が速い=性能が良い、ということになります。

但し、パソコン全体の性能にはメモリ容量の大きさなどが影響し、クロック数だけでは決まりません、あくまでも一つの目安です。

今は、CPUといっても様々あります。詳しくは、以下のサイトを参照下さい。

 参考情報: CPUの性能の説明
       http://homepage2.nifty.com/kamurai/CPU.htm



■ (2) メモリ(主メモリ)


正確には”主記憶装置(メインメモリ)”と呼ばれ、ソフト・データが動く場所です。この大きさが大きいと、ブラウザなどのソフトの動きが機敏になります。

机で作業することを考えると、メモリは作業机で、大きいほど仕事がし易くなることに似ています。

必要なソフトやデータは、記録されているハードディスクから、このメモリに読み込まれて実行・処理されます。

動作が高速で、CPUから直接読み書きすることができますが、単位容量あたりの価格が高いため大量には使用できず、また、電源を切ると内容が失われてしまいます。このため、ソフトやデータはハードディスクなどの外部記憶装置に記録し、必要なものだけメモリに呼び出して使います。



■ (3) ハードディスク(HDD)


ハードディスク(HDD)は良くHDDと略されます。ソフトやデータを保管しておく記憶装置で、昔は、ハードディスクドライブと呼ばれていました。

ハードディスク(Hard Disk) は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)のことで、略してHDD、HDドライブ、HDと呼ばれます。

ハードディスクは、通常パソコンの中にあり、その中には、DVDのような円盤が入っています。この円盤に、データやソフトが書き込まれ(記録され)、必要なときに読み出されます。メカ的な構造なので、衝撃を与えないようにすることが必要です。

なお、このハードディスクに記録されたソフトやデータは、電源を切っても消えません。データやソフトはハードディスクからメモリ(主メモリ)に読み込まれ、実行されます。HDDの構造は、以下を参照下さい。

 参考情報: ハードディスクの仕組み
       http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070419/268944/



■ (4) 基本ソフト(OS:Operating System、オペレーティングシステム)

CPU、メモリ、ハードディスク(HDD)などは、ハードウェアといわれますが、これらを動かすのはソフトウェア(略してソフト、以後ソフト)と呼ばれます。

ソフトは、大きく、「基本ソフト」と「応用ソフト」に分かれます。

基本ソフトは、オペレーティングシステム(Operating System)略してOSと言われ、ブラウザ・メールソフトなどの「応用ソフト」を動かしたり、ハードウェアに動作を指示するソフトです。Windowsは代表的な基本ソフトです。

(注)「ソフト」と同じような言葉に「プログラム」があります。厳密に言うと、違うのですが、普通は、「ソフト」=「プログラム」と考えても大丈夫です。



■ (5) ブラウザ、メール、ワープロを総称してアプリ(アプリケーションソフト)と呼ぶ

特定の目的のために作られたものを、アプリケーションソフト(アプリ)または、応用ソフトと言います。つまり、ブラウザ、メール、ワープロなどのことです。

(注)「アプリケーションソフトウェア」というと長いので、略して「アプリ」と呼ばれます。

なお、アプリはOS(基本ソフト)の元で動くので、購入時は、それが動くOS(基本ソフト)を確認する必要があります。

アプリには、動作するOS(基本ソフト)は必ず明記されているので、購入時は、必ず自分のパソコンの基本ソフトウェアに一致するものを購入しましょう。



■ (6) データ


画像データ、音楽データ、メールデータ、文書データなどの様々な種類のデータがあります。なお、これらのデータは、応用ソフトで処理されます。

データはファイルとも呼ばれ、「flower.doc」のような表現になります。

   「.」(ピリオド)の前の「flower」 → ”データ名”
   「.」(ピリオド)の後の「doc」   → ”拡張子”
   
なお、拡張子によって、処理をするソフトが決まります。「doc」であればWord、「xls」であればExcelが実行されます。(注)Windowsでいう”関連づけ”とは、この拡張子とソフトを対応させることを言います。



■ (7) USB

パソコンに、プリンター、デジカメ、マウスを接続するとき、よく耳にするのが、この「USB」ですね。「USB」は、「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」という言葉の略称で、簡単に言えば、「なんでも接続できる端子」と言う意味です。

昔は、マウス・キーボードはPS2、プリンターはパラレルポートというように、それぞれ、パソコンの専用端子に接続していました。その為、以前は、「あれっ、これ、パソコンのどの端子につなぐのかな?」と、よく考えたものでした。

しかし、「USB」の登場で、なんでもかんでも、この「USB」という場所(端子)にケーブルをつなげば、いろんな機器がパソコンで使えるようになりました。

なお、「USBメモリ」というものがありますが、「USBに接続して使用する、持ち歩き可能なメモリ」のことです。

最近は、大容量の「USBメモリ」があり、大変便利です。但し、小さいので、紛失に注意することや、紛失した場合のことを考え、「USBメモリ」に入れるデータには、暗号化の処理をすることが必要ですね。



2015年1月27日火曜日

動画閲覧ソフト「Flash Player」は最新版にしないと危険! 最新版に更新する方法とは

インターネットの動画を見るときに必要なのが「Flash Player」です。なお、Flash Playerは、単独で動くのではなく、ブラウザの中で実行されます。Flash Playerは、ほとんどのパソコンに入っていますね。

しかし、Flash Playerの脆弱性(ぜいじゃくせい、不具合のこと)を利用して、パソコンにウイルスを侵入させようとする攻撃が、後を絶ちません。

今回は、Flash Playerを最新版に更新する方法を簡単に紹介しますので、これを参考に、ぜひ最新版に更新して下さい。



最近も、Flash Playerの不具合を利用した、Webページを表示しただけで不正ソフトに感染させる「ドライブバイダウンロード攻撃」が発見されています。注意下さい。

 今日アップデートしたFlash Playerにはまだ別のゼロデイ脆弱性が、パッチを来週提供予定
 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150123_685219.html


「Flash Player」は、「YouTube」、「ニコニコ動画」などの動画サイトでの動画や、ホームページのアニメーションなどの動きのある情報を見るために必要なソフトです。この動画を見る定番ソフト「Flash Player」の特徴は下記です。

 (1) 動画やアニメーションをみるにはFlash Playerが必要
 (2) Flash Playerはブラウザ毎に違う(IE用、Firefox用、Google Chrome用)
 (3) Flash Playerを最新版にしないと特定のホームページを見たとき、
   ウイルスに感染する危険がある。



■ Flash Playerを最新版に更新する方法


Flash Playerはブラウザ毎に違うので、以下のように、ブラウザ毎に最新版に更新して下さい。


■Internet Explorer (Windows8系)

Windows8系でInternet Explorer(IE)を使用する場合、標準装備のIEにはFlash Playerが内蔵されています。必要な更新はWindows Updateで自動的に配信されますので、Windows Updateを確実に実行することが必要です。


■Internet Explorer(Windows 7/Vista系)

Adobe のサイトから最新のFlash Playerを入手します

ダウンロードの画面に「提供オプション」が表示されていますが、これは不要なので、全て 「レ(チェツクマーク)」をはずして下さい。

 Adobe Flash Player ダウンロード
 http://get.adobe.com/jp/flashplayer/

 Flash Player インストールトラブル対処法(Windows)
 http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/229980.html


■Google Chromeの場合

Google Chromeのアップデートで、Flash Playerも自動的にアップデートされますので、Google Chromeを最新版に更新することが必要です。


■Firefoxなど、その他の場合

Adobe のサイトから最新のFlash Playerを入手します

ダウンロードの画面に「提供オプション」が表示されていますが、これは不要なので、全て 「レ(チェツクマーク)」をはずして下さい。

 Adobe Flash Player ダウンロード
 http://get.adobe.com/jp/flashplayer/

 Flash Player インストールトラブル対処法(Windows)
 http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/229980.html



■ 「Flash Player」はどんなソフトなの

Flash Playerは、単独で動くソフトではなく、ホームページの動画やアニメーションを見るときに、ブラウザの中で動いている「プラグインソフト」です。

なお、Flash Playerは、全てのブラウザで利用可能で、殆どのパソコンに入っていますが、ブラウザの背後で動いているので、普段は見えません。

Flash Playerは、インターネットのYouTubeや、ニコニコ動画の動画サイトを見る為には必須のソフトです。またアニメーションなどの動きのあるホームページを見るときや、ブラウザで画像編集サービスなどの会話型のWebサービスを利用するときにも、必須のソフトです。


*プラグインソフト(plug-in soft)とは

そのソフトウェア単独では動作せず、ブラウザなどのソフトウェアに組み込み、機能を拡張させるソフトウェアのこと。アドインソフトとも言います。



■ 動画サイトで使われている動画形式「FLV(フラッシュビデオ)」と「Flash Player」


「YouTube」、「ニコニコ動画」などの動画サイトで主な動画形式として採用されている動画形式が「FLV」です(ファイルの拡張子はflv)。実は、この「FLV」は「Flash」の動画形式です。

これまでは、インターネットで公開されている動画には様々な形式があり、動画を再生させるのには、動画形式に対応した動画プレーヤー、WindowsMediaPlayer、RealAudio、QuickTimeを立ち上げてみていました。

このFLV形式は、ほとんどのブラウザに搭載されている「Flash Player」で再生されるのを目的に開発された動画形式です。

この動画形式「FLV」が出てきたことで、特別に動画プレイヤーをパソコンにインストールせずに、「Flash Player」があれば、インターネットの動画をみることができるようになり、便利になりました。

2015年1月25日日曜日

パソコン、スマホで良く聞く、OSとは?、アプリとは? 知っておくと便利な基本用語

OS(基本ソフト)、アプリ、ソフト、プログラムは、パソコン、スマホでよく聞く言葉ですが、これって何?と質問されると、なかなか一言では説明できません。でも、これらの言葉は、いろんなところで出てくるので、知っておくと便利です。今回は、これらの言葉を簡単に説明したいと思います。
OS(基本ソフト)とは?

パソコンで良く聞く「Windows(ウィンドウズ)」、スマートフォンで聞く名前「Android(アンドロイド)」、「iOS(アイオーエス)」、これらがOS(基本ソフト)です。

パソコンやスマートフォンなどの頭脳”CPU”を動かすのが、OS(基本ソフト)です。OS(基本ソフト)がなければ、何もすることができません。

   CPUは自動車のエンジン、OS(基本ソフト)はそれを動かす運転手

アプリとは?

アプリはアプリケーションの略で、OS(基本ソフト)のもとで動く、ブラウザ、ウイルス対策ソフト、メール、ワープロなどのことです。スマホでもアプリという言葉を良く聞きますね。アプリはOS(基本ソフト)が動かします。

よく、”このソフトはWindows8対応”という言葉を聞きますが、アプリはOS(基本ソフト)に合った物を使わなければ動きません。スマホで言うと、同じアプリでも、Android用のアプリとiOS用のアプリがあります。


なお、OS(基本ソフトウェア)、アプリを総称してソフト(ソフトウェア)と言います。

なお、もうひとつ厄介な言葉に、「プログラム」という言葉があります。プログラムは”CPUの処理手順”で、プログラムを組み合わせることで、ソフトを作成します。しかし、今は、ほとんどの場合、ソフトとプログラムは同じ意味で使われています。


次に、少々詳しく紹介します。もし、時間があれば読んで下さい。



■ ハードウェア、ソフトウェア(ソフト)とは

コンピュータ関係のものは、大きくは、ハードウェアとソフトウェアの2つに分類されます。

ハードウェアは「hardware」、ソフトウェアは「software」という英語になりますが、「ware」 は、商品・製品のことですから、以下のように訳せます。

  ハードウェア(hardware)は「目に見える、硬いもの」
  ソフトウェア(software)は「目に見えない、柔らかいもの」
  
になります。これでも、なかなかイメージがつかめません。

  車で言うと、車自体がハードウェア、運転手がソフトウェア
  音楽プレイヤーで言うと、プレイヤー自体がハードウェア、音楽そのもがソフトウェア
  
つまり、目に見える「ハードウェア」を動かして、何か行動させるもの(運転をする、音楽を聴く)が「ソフトウェア」になります。

パソコン本体、CPU、ハードディスク、USB、デジカメ、プリンターなどは、全て”目に見えるもの”ですから、ハードウェア。

Windows、AndroidなどのようなOS(基本ソフト)、ブラウザ、メール、ワープロなどのアプリケーションソフトは、全て”目に見えないもの”なのでソフトウェアになります。



■ Windows、Androidなどを総称してOS(基本ソフト)と呼ぶ


パソコンやスマートフォンの頭脳であるCPUを動かすのが、Windows、AndroidなどのOS(基本ソフト)です。

画面表示、文字入力、インターネット接続、プリンター出力、USB機器接続 などなどの動作を一手に引き受けて実行するのがOS(基本ソフト)です。

また、OS(基本ソフト)があることで、ブラウザ、メール、ワープロ、画像編集などのソフトが同時に動くことができます。

パソコン、スマホの性能が良いという場合、CPUの性能も大事ですが、CPUを動かすOS(基本ソフト)も性能や機能が良くないと、全体の機能は良くなりません。

一方、OS(基本ソフト)が高機能になればなるほど、CPUも高い性能を要求されるという一面があります。



■ ブラウザ、メール、ワープロを総称してアプリ(アプリケーションソフト)と呼ぶ

特定の目的のために作られたものを、アプリケーションソフト(アプリ)または、応用ソフトと言います。つまり、ブラウザ、メール、ワープロなどのことです。

(注)「アプリケーションソフトウェア」というと長いので、略して「アプリ」と呼ばれます。

なお、アプリはOS(基本ソフト)の元で動くので、購入時は、それが動くOS(基本ソフト)を確認する必要があります。

アプリには、動作するOS(基本ソフト)は必ず明記されているので、購入時は、必ず自分のパソコンの基本ソフトウェアに一致するものを購入しましょう。



■ インストール(install)/アンインストール(un-install)


ソフトを使えるようにするため、パソコン、スマホの中にソフトを入れてあげることが必要です。この作業のことを「インストール」といいます。なお、インストールは「セットアップ(set up)」ともいいます。

また、反対の言葉が「アンインストール(un-install)」で、一度に入れたソフトをパソコン、スマホから削除する作業です。



■ バージョンアップ(version-up)

ソフトウェアやハードウェアをより性能の良いものに、機能を強化し、新しくすることです。バージョンアップの"version"は"版"ですから、"版を向上する"つまり機能アップするということです。

よくver2.1などと表示されていますが、verはversionの略です。バージョンアップにも段階があり、「2.1」の整数部分が変わったら、大幅に変更した場合、小数点以下が変わったら、少し変更した場合になります。



■ 「脆弱性(ぜいじゃくせい)」とは不具合(欠陥)のこと

「脆弱性」とは、”脆く、傷つきやすいこと”ですが、攻撃に対して弱いこと、弱点を意味し、コンピュータの世界では、「不具合(欠陥)」と考えて良いです。

インターネットでは、OS、アプリのソフトの「脆弱性」つまり、「不具合(欠陥)」が狙われます。

攻撃は、ソフトが扱うデータに、ソフトの「不具合(欠陥)」を利用した仕組みを入れて、ウイルスなどに感染するようにします。このデータをソフトで読むと、正しく処理を出来ず、ウイルスに感染します。戸締りの悪い所から侵入する泥棒みたいですね。



■ 「バグ (bug)」とは「不具合(欠陥)」のこと

「バグ 」は英語で「虫」の意味で、「不具合(欠陥)」のことです。実は、1940年代、コンピュータを開発していた頃、コンピュータの中に「虫」が入り込み、コンピュータが動かなくなったことから、「不具合(欠陥)」のことを「虫(バグ)」と言うようになりました。



■ パソコンに接続する機器を制御するものをデバイスドライバと呼ぶ

パソコンにプリンター、USBメモリ、デジカメなどを接続した際に、大事な役目をするのが「デバイスドライバ」というプログラムです。

デバイスドライバは、プリンターなどの機器毎に存在し、機器がパソコンに接続されると、OS(基本ソフト)は、対応するデバイスドライバを見つけ出し、機器とのデータのやりとりを任せます。

なお、このときに、対応するデバイスドライバが無ければ、パソコンは、それを見つけようとします。USBメモリなどは自動的に、OS(基本ソフト)が対応するデバイスドライバを自動的に見つけてくれます。

デバイスドライバが各機器の処理を担当することによって、WindowsなどのOSが事前に機器に対応している必要がなくなり、機器メーカーも、OSの持っている機能に限定されることなく製品を開発することができます。


2015年1月22日木曜日

Webページを表示しただけで不正プログラムに感染する“ドライブ・バイ・ダウンロード"攻撃

Youtubeなどで動画を見るために必要な「Flash Player」、多数の利用者がいるので、このソフトの脆弱性(ぜいじゃくせい、不具合、以後、不具合)を狙った攻撃が良く発生します。

2015年01月22日のITmedia ニュースによると、Flash Playerの未解決の不具合を狙った攻撃で、Flashの1月13日公開の最新バージョン16.0.0.257も影響を受けるそうです。

この攻撃の中には、不正なWebページを表示しただけで、不正ソフトに感染させる「ドライブバイダウンロード攻撃」もあるとのことです。本当に危険ですね。


同バージョンとWindows XP/7/8、Internet Explorer(IE) 6~10の組み合わせが攻撃の標的になっており、完全にアップデートされたWindows 8.1と、Google Chromeは安全とのこと。

 Flash Playerに未解決の脆弱性、攻撃ツールで悪用可能も - ITmedia ニュース
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1501/22/news050.html


「今回の脆弱性は、多数のユーザーにすぐにも影響を与える可能性がある」と米セキュリティ機関のSANSは警告。研究者は「当面はFlash Playerを無効にした方がいいかもしれない」と勧告しているそうです。

しかし、「Flash Player」は、動画を見るためには必須なソフト。当面は、

 ①IEをIE11にバージョンアップさせて利用する
 ②①ができない場合は、IE以外のブラウザを利用する

方が良さそうです。

なお、今回のITmedia ニュース含め、「“ドライブ・バイ・ダウンロード”攻撃」、「脆弱性(ぜいじゃくせい)」、「マルウェア」という言葉がよく使われますので、以下に簡単に説明します。



■“ドライブ・バイ・ダウンロード”攻撃

Webページを見たときに、パソコン利用者の意図に関わらず、ウイルスなどの不正プログラムをパソコンにダウンロードさせる攻撃のことです。

“ドライブ・バイ・ダウンロード”攻撃では、主に利用者のパソコンのOSやアプリケーションなどの
不具合が悪用されます。

①パソコン利用者が悪意あるWebページを見る
②利用者のパソコンの脆弱性を突かれて、ウイルスをダウンロードさせられる。
➂利用者のパソコンがウイルスに感染する


 参考:「 ウェブサイトを閲覧しただけでウイルスに感染させられる
         "ドライブ・バイ・ダウンロード"攻撃に注意しましょう! 」
 IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
 https://www.ipa.go.jp/security/txt/2010/12outline.html


■脆弱性(ぜいじゃくせい)

「脆弱性」とは、”脆く、傷つきやすいこと”ですが、攻撃に対して弱いこと、弱点を意味し、コンピュータの世界では、「不具合(欠陥)」と考えて良いです。

パソコンの中には、OS(これもソフトの一つ)、Office、ブラウザ、メール、PDFリーダ、Flash Playerなど多くのソフトがありますが、インターネットでは、これらのソフトの「脆弱性」つまり、「不具合(欠陥)」が狙われます。


■マルウェア

マルウェアとは、悪意のあるソフト。一般的に、ウイルス、スパイウェアなど被害を与える悪質なソフト全般を指します。

2015年1月4日日曜日

年の初めに、大事なパソコンのデータをバックアップしよう!

パソコンの中には、長年記録してきた年賀状の住所録データ、苦労して作成した文書、長年撮ってきたデジカメ写真、友人たちとのメールなど、たくさんのデータが入っています。

これらの大事な大事なデータを、パソコンのトラブルやウイルスなどの危険ソフトから守るために、一年の初めに、あとは定期的に、パソコンのデータをバックアップしましょう!

今回は、私のパソコンデータのバックアップ方法を以下に紹介します。


(1) 同期型オンラインストレージを使ってのバックアップ

ブログのデータ、日々の記録、デジカメ写真などの、ほぼ毎日使うデータは、同期型オンラインストレージのDropbox、Googleドライブ、OneDriveに保存しています。

(2) オンラインストレージのデータをUSBメモリにバックアップ
オンラインストレージのデータが万が一使えなくなったときのために、USBメモリにバックアップしています。USBメモリ、最近は、コンパクトながら、32GBでも2千円程度で購入でき、とても便利ですね。

(3) WindowsのCドライブのユーザエリアの個人データをポータブルHDDに保存
万が一、パソコンが使えなくなっても、ユーザエリア(Windows8.1であれば、C:\Users\ログイン名)を全てバックアップしておけば万全ですね。但し、ユーザエリアは容量が大きく、ポータブルHDDが良いです。

(4) 大事なデータは暗号化してバックアップ

なお、バックアップする際に、大事な個人情報は暗号化しておくことが必要です。もし、バックアップした媒体を紛失した場合、自分の大切な個人情報が悪用される危険性があります。

(5) バックアップソフトを使うと便利

バックアップするソフトを使うと、バックアップ元/バックアップ先を記録して操作ができ、操作を間違えずにバックアップが実施できるので良いです。


なお、私の場合、バックアップするタイミングは、(1)は同期型のオンラインストレージなので自動バックアップ、(2)は毎週、(3)は1か月毎に実施しています。


パソコンはいつも元気で安心して使えるとは限りません。ハードディスク(HDD)が故障すると、パソコンの中にある全てのデータが使えなくなります。また、パソコンがウイルスで、パソコンが動作しなくなったり、データが削除されることもあります。

パソコンがどんな状態になっても大事な文書、写真、メールが残るように、ぜひ、パソコンのデータをバックアップしましょう。



■ (1) 同期型オンラインストレージを使ってのバックアップ

インターネットのサービスの中に、「オンライン・ストレージ」というのがあります。ユーザ登録すると、インターネットのコンピュータ中に、自分専用のフォルダーが確保でき、そこにデータを保存できるというものです。パソコンやスマホのデータバックアップには最適のサービスです。

オンライン・ストレージの中でも、便利なのが、パソコンで作業しながら、自動的にインターネットにデータをバックアップしてくれる、”同期型”のオンライン・ストレージ・サービスです。

この”同期型”サービス、まずは、サービス専用のクライアントソフトをパソコンにインストールします。そうすると、パソコンに特定フォルダーが作成され、そこにデータを入れておくと、自動的にインターネットにバックアップしてくれます。

このサービスの定番として、「Dropbox」、「Googleドライブ」、「OneDrive」があり、いずれも便利です。

但し、インターネットに保管するので、個人情報などの保管には、注意が必要です。できれば、個人情報の保管は避け、どうしても保管したい場合は、データを暗号化して保管ください。


■ 同期型オンライン・ストレージ「Dropbox(ドロップボックス)」

 https://www.dropbox.com/

機能はシンプルで使いやすく、オンライン・ストレージではトップの人気を誇るサービスです。無料で容量2GBが使用できるサービスです。

動作も機敏で、私は数年、このサービスを使っていますが、スムーズにパソコンのデータをインターネットに保存でき、また履歴管理も充実していて前のデータを簡単に復元できます。

このサービスのお陰で、どのパソコンからでも、WindowsのOSが異なっても、必要なデータを利用することが可能になりました。


■ 同期型オンライン・ストレージ「Googleドライブ」

 https://www.google.com/drive/

Google提供のオンライン・ストレージ。15GBまで無料で利用できます(ただしGmailやGoogle+フォトと共有)。さすがにGoogle提供のサービスだけあって安心して利用できます。


■ 同期型オンライン・ストレージ「OneDrive(ワンドライブ)」 [旧名称:SkyDrive]

 https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

マイクロソフト提供のオンライン・ストレージ。15GB無料のオンラインストレージ。画像のサムネイル表示、ドラッグ&ドロップでのアップロード、またWindowsのOfficeソフトとの連携も良いです。



■ (2) オンラインストレージのデータをUSBメモリにバックアップ

USBメモリは、USBに接続して使用するコンパクトな記憶装置です。コンパクトながら、32GBでも2千円程度で購入でき便利ですね。

このUSBメモリ、持ち運びに便利なので、同期型オンラインストレージのバックアップに使用しています。

但し、コンパクトな分、紛失する危険性も高く、個人情報などの重要なデータは暗号化してバックアップしましょう。



■ (3) WindowsのCドライブのユーザエリアの個人データをポータブルHDDに保存


ポータブルHDD(ポータブル・ハードディスク)は、小型・軽量で大容量のデータを保存できる、パソコンのUSBに接続して使うHDDです。

最近では、1TBの大容量のものでも1万円以下で購入できます。衝撃などの機械的な刺激に弱いですが、通常の使用であれば10年ぐらいは持つと言われています。

私は、容量1TBのポータブルHDD(暗号化付き)を利用し、複数台のパソコンのユーザエリア(Windows8.1であれば、C:\Users\ログイン名)を全てバックアップしています。



■ (4) 大事なデータは暗号化してバックアップ


暗号というのは、「伝える内容がわからないように隠すための技術」で、一定の規則に従って文章・数などを他の表現に変えて、その規則を知らない人には元が何かは判らなくするためのものです。

貴重で多量のデータを紛失したときのことを考えると、これからは、この暗号化は大変重要なキーワードになりますね。

なお、暗号化には、専用のソフトが必要ですが、代表的な2つのソフトを紹介します。


■ 暗号化圧縮形式Zip対応のフリーソフト「7-Zip」 (海外:日本語対応)

このソフトは代表的な人気のある圧縮・解凍ソフトです。各種の圧縮・解凍形式をサポートする他、暗号化圧縮形式Zipでは強力な「256AES 暗号化機能」をサポートしています。

・ダウンロード : 圧縮・解凍ソフト 7-Zip
          http://sevenzip.sourceforge.jp/

7-zipのダウンロードは、32ビット版と64ビット版が用意されているので、環境に合わせてダウンロードしましょう。ちなみに、「32ビットか64ビットか?」は、OSの違いで判断します。

スタートメニューの「プログラム」に「7-Zip File Manager」の項目が追加されますので、これを実行します。または、7zFM(7zFM.exe)をダブルクリックして起動します。7-Zipは”2画面分割”で使うと操作が便利です。

≪補足≫ 7-Zipで圧縮形式ZIPにパスワードを付ける方法

下記を参考にして下さい。

 ZIPにパスワードを付ける方法
 http://sevenzip.sourceforge.jp/howto/zip-password.html


■ファイル暗号化ツール 「ED」

 EDのダウンロード : Vector
 http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se119287.html

ED(イーディー)は強力な暗号化アルゴリズムと、使い勝手が良いWindows用フリーウェアファイル暗号化ツールです。簡単な操作で、ファイルやフォルダーを自在に暗号化することができます。

なお、USBメモリまたはUSB接続ポータブルHDDに保存して活用することもできます。EDは、鍵長最大256ビット暗号アルゴリズムをベースにした、強力な暗号強度を保っています。

使い方は簡単で、暗号化する場合は、暗号化したいファイルやフォルダを選択後、それを「E」ボタン上にドロップし、パスワードを入力するだけです。

復号する場合は、ファイルやフォルダを選択した後、それを「D」ボタン上にドロップし、パスワードを入力します。



■ (5) バックアップソフトを使うと便利


バックアップするソフトを使うと、バックアップ元/バックアップ先を記録して操作ができ、操作を間違えずにバックアップが実施できるので良いです。なお、バックアップソフトを使う場合、以下のことに気をつけてください。

(1) 操作を間違えないように、実行するまえに必ず操作説明を読むこと。
(2) バックアップ元、バックアップ先を間違えないこと。
(3) 予想したとおりに動作するか、事前に簡単なテスト用のデータで確かめること。


■バックアップソフト Backup

 Sota's Web Page (Backup)
 http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/backup.html

実行する前に、バックアップまでの手順を本ソフトのヘルプファイルで確認下さい。

FFFTPの制作者曽田純氏によるバックアップツールです。操作が最も簡単で動作も安定しています。このソフトを使い始めて10年以上になりますが、安心して使えます。

バックアップ元と同じフォルダ・ファイル構成のまま、バックアップ先にコピーします。ファイルの日付をチェックして更新されたファイルのみをバックアップするので、2回目からはバックアップに必要な時間が短縮されます。


≪補足≫下記のソフトも人気があります。

バックアップソフト BunBackup

BunBackup
http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/bunbackup.htm

ダウンロード
http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/download.htm



■ ≪補足≫バックアップする媒体


バックアップする媒体(メディア)はどのようなものがあるでしょうか? 代表的なものには下記があります。

(1) ポータブルHDD
(2) USBメモリ
(3) インターネット・オンラインストレージ
(4) DVD-R、BD-R(ブルーレイ)


(1) ポータブルHDD(ハードディスク)

小型・軽量で大容量のデータを保存できるパソコンのUSBに接続して使うHDDです。衝撃などの機械的な刺激に弱いですが、通常の使用であれば10年ぐらいは持つと言われています。


(2) USBメモリ

USBに接続して使用するコンパクトな記憶装置です。なお、USBメモリは記録回数に制限があり、寿命は5年程度という話もあります。


(3) インターネット・オンラインストレージ

インターネットで提供されている無料のデータ保管サービスのことです。数GBの容量が無料で使えます。インターネットに接続されたパソコンであれば、どこでも使えます。但し、インターネットに保管するので、個人情報などの保管には注意が必要です。


(4) DVD-R、BD-R(ブルーレイ)

DVD、BD-R(ブルーレイ)などの光学ディスクに保存しておくと10年、条件がよければ20年は持つと言われています。(注)寿命はDVD-Rは最短で9年という分析結果もありますので注意下さい。

但し、保存できる容量は、(片面の場合)それぞれ4.7GB、25GBしかなく、パソコンの中のデータを保存する場合、かなりの枚数になるので、注意が必要です。また、保存作業は時間がかかり、頻繁な保存には向きません。